大人のオンナは、クルマだって自分らしく|Carsensor IN MY LIFE

クルマ選びもファッション感覚で

とりあえず使えればいいと思って手に入れたけれど、すぐに飽きてしまった……。一方で、少々お高いけれど、定番アイテムを買ったら使うほど愛着がわいて手放せなくなった。そんな経験は誰にでもあるはず。

靴や鞄と同じように、クルマにも乗れば乗るほど愛着がわいて手放せなくなるモノがある。それは、時代を超えて愛される定番モデルだ。中でも今回は、いくつかのキーワードから、変わらぬ“価値”に迫る。

流行に左右されないフォルム。個性的なボディカラー。心地の良いインテリア。それらを組み合わせれば、自分らしさあふれる1台と出会える。

ジープ チェロキー

変わらない価値! スクエアなフォルムが再評価

トレンドアイテムより定番アイテムに人気が集まるのはなぜ? それは色あせぬ魅力があるから。流行に左右されず、いつまでも身につけられる。そんな感性は、クルマ選びにおいても有効だ。例えばスクエアなフォルムのSUV。最近のクルマでは少数派なデザインであり、クラシカルな個性が再評価されている。時代を超えて人気を集めるのは、そこに変わらぬ価値があるからだ。

メルセデス・ベンツ Gクラス

スタイルとカラーにこだわるのが心地よさの秘訣

靴は履ければいい? 鞄は詰め込めればいい? コートは暖かければいい? そんなふうに靴や鞄、服を選ばないように、クルマは走ればいい……なんて選び方に違和感を抱いている人は少なくない。だから、クルマは機能や性能と同じように、スタイルやボディカラーにこだわるべき。ブティックでお気に入りの一着を探すように、自分にピッタリのクルマをコーデしよう。

スズキ ジムニー

クルマのインテリアもシンプルスタイルで

好みのインテリアに囲まれれば、自宅で過ごす時間がとてもハッピーになる。それはクルマの内装も同じ。クルマを運転中、常に目にして、手に触れているのはインテリアだから。そう考えれば、クルマのインテリアもシンプルで愛着のわくデザインのモノを選ぶべきだ。お気に入りの1台と出会ったときの感動は、アンティークショップで一期一会の家具を発見したときのよう。

トヨタ FJクルーザー

機械である以上、「保証あり」は重要な条件

例えばスマホ。急に写真が撮れなくなったり、電波のつかみが悪くなったりと、突然のトラブルでも保証に入っていれば安心だ。そして保証が心強い味方になるのはクルマも同様だ。機械である以上、どんなモノでも不具合を起こす可能性はある。だからこそ、クルマ選びの条件に「保証あり」も加えたい。期間は長ければ長いほど良いが、短くても保証が付いているのといないのでは大きな差となる。

四角いフォルムに、自分らしさを発見する

身につけるものは吟味する。それが自分らしさを表すから。そんな靴や鞄を選ぶときには自然にできていたことが、クルマ選びではなおざりになっていたのでは? 自分らしさ全開の1台と出会うことは、心地いいカーライフの第一歩だ。

スズキ ジムニー

スズキ ジムニー

四角いクルマの入門機

いつまでも色あせないスクエアなフォルムを求める。そんなクルマ選びに共感したなら、入門編ともいえる選択肢がコレ。1998年デビューという超ロングセラーなのは、変わらぬ価値が支持されている証拠だ。軽自動車ながら、ラダーフレーム構造という頑丈な骨格を備えている。つまりタフで、長く愛用できる。一般道では後輪駆動で走り、不整地や積雪路など滑りやすい路面ではスイッチひとつで四輪駆動に早変わり。アクティブにウインタースポーツに出かけたい方にもオススメ。

現行型:1998年10月~
車両価格帯:10万~244万円
ボリュームゾーン:30万~160万円

トヨタ FJクルーザー

トヨタ FJクルーザー

デザインはクラシカルだが、走りは快適

かつての名車、トヨタ ランドクルーザー40をモチーフにしたSUV。スタイルだけを模したモデルではなく、メカニズムや性能はランドクルーザーのそれ。オフロードの走行性能はもちろんだが、街での乗り心地も格別。大きな直径のタイヤが転がり、スーッと滑るように走る。お気に入りの音楽を流しながら走れば、それだけで極上ドライブを体感できる。直線基調の内装や、両ドアが観音開きなのも個性的だ。

現行型:2010年11月~
車両価格帯:198万~435万円
ボリュームゾーン:230万~300万円

ジープ チェロキー

ジープ チェロキー

7本縦型スリットのグリルで抜群の存在感

オフロードの名門ブランド、ジープ。かつてオフロード4WDのことをひとまとめに“ジープ”と呼んでいた時代もあった。そのジープにあってチェロキーは日常使いや街乗りも得意とする。しかし、その本質は変わらずジープそのもの。車体の底が平らになっており、不整地で岩などに引っかからないよう設計されている。伝統に裏打ちされたスタイルは機能美を感じさせてくれる。そしてスクエアなフォルム、丸目のヘッドライト、ジープのアイコンである7本縦型スリットのグリルを備えたルックスは独自の魅力にあふれている。

旧型:2008年6月~2014年3月
車両価格帯:130万~258万円
ボリュームゾーン:160万~230万円

メルセデス・ベンツ Gクラス

メルセデス・ベンツ Gクラス

永遠の価値を宿したベストセラー

世界的なハイブランド、メルセデス・ベンツの最長寿モデル。安全装備など時代の要求に応えながらも、1979年のデビューから基本設計は変えずに現在に至っている。「ゲレンデヴァーゲン」とも呼ばれる。その意味はオフロード車であり、その名にふさわしい走破性と耐久性を備え続けている。同時に、かつてのメルセデスならではの特徴も色濃く残す。例えば、ドアを閉めた瞬間。「ガチンッ」とただならぬ重厚なフィーリングが手に伝わってくる。この感触だけでもGクラスが連綿と存在し続けてきた理由と、その価値を理解できるはずだ。

現行型:1990年1月~
車両価格帯:200万~3510万円
ボリュームゾーン:290万~450万円

▼検索条件

スズキ ジムニー(現行型)&トヨタ FJクルーザー&ジープ チェロキー(旧型)&メルセデス・ベンツ Gクラス&トヨタ ランドクルーザー70&日産 エクストレイル(旧型)&ランドローバー レンジローバー(3代目)&総額500万円以下×保証あり
文/ブンタ イラスト/ホンダチヒロ 写真/スズキ、トヨタ、ジープ、メルセデス・ベンツ