フリードクロスター(現行型)▲SUVっぽさをプラスしたコンパクトミニバンをご紹介!

実用性とアウトドア映えを兼ね備えたグレード

コンパクトカー並みのサイズ感で取り回しがよく、しかも両側スライドドアで3列シートに6~7人まで乗れるコンパクトミニバンは、子育て世代に大人気。ホンダ フリードとトヨタ シエンタは、子育て期使い勝手選手権の揺るぎない2トップだ。

これら実用性ばっちりのコンパクトミニバンに、流行りのSUVテイストをプラスした、アウトドアに似合うモデルがある。それが、2019年10月に相次いで発売された、フリード クロスターとシエンタ グランパーだ。

どちらもガチでワイルドというよりも、カジュアルにアウトドア映えする、ちょっとシックでおしゃれな仕上がり。普段使いで浮かない、それでいてひと味違う絶妙なさじ加減となっている。

そんな実用性とファッション性を兼ね備えた、家族みんなで楽しめる2モデルをご紹介していこう。
 

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ホンダ フリード(現行型・クロスター) × トヨタ シエンタ(現行型・グランパー)
 

ホンダ フリード クロスターとは

ホンダ フリード クロスター▲ボディサイズや最低地上高などは通常グレードと変わらない
ホンダ フリード クロスター▲前後のバンパーがSUVっぽい雰囲気を醸し出している

「クロスター」は2019年10月、3列6人/7人乗りフリードのマイナーチェンジに合わせ、気軽にレジャーを楽しむアクティブなユーザー向けに新設定された、SUVスタイルのモデルだ。

エクステリアはLEDフォグライトの他、専用のフロントグリルや前後バンパー、前後ロアスポイラー、サイドシルガーニッシュやルーフレールなどを装備。ドアミラーやアウタードアハンドルにはシルバー塗装が施され、専用15インチアルミホイールを履く。
 

ホンダ フリード クロスター▲LEDフォグもクロスター専用の意匠

インテリアは、インストルメントパネルに積層柄の木目調パネルが採用され、オレンジ色のアクセントが利いたプライムスムースとファブリックの専用シートが装備される。
 

ホンダ フリード クロスター▲フリード クロスターのインテリア

中古車掲載台数は約90台。価格帯は170万円弱~約300万円で、240万円あたりが中心となっている。

1.5ガソリンエンジン車であれば、230万円ほどで衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線維持支援システム、アダプティブクルーズコントロールなどを含む予防安全パッケージ「ホンダセンシング」付きの新車未登録の物件も見つかる。

両モデルとも各20台ほどがハイブリッド車、それ以外は1.5ガソリン車という割合になる。SUVスタイルながら4WDは5台弱と希少だ。
 

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ホンダ フリード(現行型) × 「クロスター」
 

トヨタ シエンタ グランパーとは

トヨタ シエンタ グランパー▲ボディサイズは一般グレードと同様のシエンタ グランパー

「グランパー」は2019年10月4日に発売された、アウトドア映えする特別仕様車。車名は、「グランピングを楽しむ人」を表す造語なのだとか。

ベースとなるのは、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームからなる予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が標準装備され、運転席側・助手席側ともにパワースライドドアが装備される上位グレードの「G」だ。
 

トヨタ シエンタ グランパー▲サイドミラーはブラックに加飾されている

エクステリアは、漆黒メッキのフロントグリル、ブラック加飾のドアミラーやグリップ式カラードアウトサイドドアハンドル、ホイールキャップと、黒がカジュアルなアウトドアテイストを演出している。

インテリアもまたブラック基調となっていて、黒のインストルメントパネル&アッパーボックス、専用ファブリック巻きフロントドアアームレストを採用。そこに「コハク」の専用ファブリックシート表皮を特別設定して、アウトドアテイストにシックな趣きをプラスしている。
 

トヨタ シエンタ グランパー▲トヨタ シエンタ グランパーのインテリア

エンジンタイプは1.5Lガソリンエンジンとハイブリッドの2種類が用意されている。

執筆時現在の中古車掲載台数は5台のみと超希少。そのうち2台が2列5人乗りのファンベース G グランパーで、すべてガソリン車のFFモデルだった。4WDモデル狙いなら気長に探す必要がありそうだ。

流通する物件の価格帯は160万円弱~200万円弱となっている。
 

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トヨタ シエンタ(現行型) × 「グランパー」

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ホンダ フリード(現行型・クロスター) × トヨタ シエンタ(現行型・グランパー)
文/竹井あきら、写真/ホンダ、トヨタ
竹井あきら

インタビュアー

竹井あきら

自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してから次期愛車を物色しつつ、近年は1馬力(乗馬)に夢中。