ポルシェ パナメーラ ターボSエグゼクティブ【追加モデル】|ニューモデル速報

ポルシェの4ドアGTであるパナメーラ ターボSのロングホイールベース版、ターボSエグゼクティブが東京モーターショー2013で世界初公開された。ちなみに、ポルシェが東京モーターショーで新モデルを世界公開するのは今回が初めて

ポルシェのGTモデルの頂点に君臨

ノーマルモデル比+15cmのロングホイールベースを実現

パナメーラ ターボSエグゼクティブは、パナメーラシリーズのフラッグシップであり、グランツーリスモ・モデルの頂点と位置づけられた。

最大の特徴は、ノーマルモデル比+15cmを実現したロングホイールベースボディ。リアシートの足元スペースはターボSより12cmも拡大され、より乗り心地が快適になっている。

幅広い快適装備がオプションで用意される

スポーティながらラグジュアリーに仕立てられており、前後席ともにシートヒーターはもちろん、シートベンチレーション(シートの中の電動ファン)も標準装備されている。さらに、電動ロールサンシェイドやリア乗員用のサイドエアバッグも備えられた。

トピックは、後席の乗員を想定した幅広いオプション装備が用意されたこと。プライバシーガラスを兼ねた遮熱・防音ガラスのウインドウや、専用設計されたリアのインテリアライティングパッケージ、大型リアコンソールなどがラインナップされている。

エクステリアは、同時に予約が開始されたターボSと同じ。20インチの911ターボIIホイールや、ボディと同色に塗装された4-wayリアスポイラーなどを採用。ポルシェらしいスポーティさの中にラグジュアリーさを感じさせる外観となった。

コンプレッサー容量を拡大し、ノーマルモデル比+50psを実現

エンジンはノーマルモデルと同様の4.8L V8ツインターボだが、コンプレッサーの容量拡大などによって最高出力は従来型比+50psの570ps、最大トルクは同+50N・mの750N・mまで向上。最高速度も同+5km/hの310km/hとなった。燃費性能にも考慮されパナメーラターボと遜色のない数値になるという。

専用開発のエアサスとダンパーによるPASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)も装備される。これにより、コンフォート、スポーツ、スポーツプラスの3つの走行モードが選択できるだけでなく、エアサスによる減衰力の切り替えも可能。幅広い特性の中から最適な設定で走ることができる。

さらに、ボディのロールを抑制させるPDCCや、左右輪のトルク制御を最適化し優れたコーナリングを可能にする「PTVプラス」など、スポーティな走りを支援するデバイスが標準装備された。

価格は2898万円となる。

ノーマルモデル(上)比+15cmのロングホイールベース化を実現。デザインに破綻がないのはポルシェデザインの妙だ

ノーマルモデル(上)比+15cmのロングホイールベース化を実現。デザインに破綻がないのはポルシェデザインの妙だ

後ろから眺めると、リアドアの長さに目を奪われる。後席の足元スペースはロングホイールベース化で12cm拡大されるなど、ゆとりある室内となっている

後ろから眺めると、リアドアの長さに目を奪われる。後席の足元スペースはロングホイールベース化で12cm拡大されるなど、ゆとりある室内となっている

エンジンはコンプレッサーの強化などによって、排気量はそのままにノーマルモデル比+50psの570psを実現。足回りも専用エアサスなどで強化されている

エンジンはコンプレッサーの強化などによって、排気量はそのままにノーマルモデル比+50psの570psを実現。足回りも専用エアサスなどで強化されている

イエローのキャリパーはポルシェ独自のセラミックコンポジットブレーキシステムの証。耐腐食性に優れ、非常に優れた制動性能を発揮する

イエローのキャリパーはポルシェ独自のセラミックコンポジットブレーキシステムの証。耐腐食性に優れ、非常に優れた制動性能を発揮する

グレード パナメーラ ターボSエグゼクティブ
駆動方式 4WD
トランスミッション 7AT
ホイールベース(mm) 3220
乗車定員(人) 4
エンジン種類 V8DOHC+ターボ
総排気量(cc) 4806
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 750(-)/2250-5000
車両本体価格(万円) 2898.0
■発表日:平成25年10月31日 ■取り扱い:ポルシェ正規販売店