ロールは最小限、得意なステージは高速道路というミニバン

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コンセプト

新型エンジンを搭載しドレスアップ仕様も追加

プレサージュは、3ナンバー3列シートのミニバンとして、'98年6月にデビューした。ホンダオデッセイや三菱シャリオグランディスの対抗車だったが、販売数はイマイチ。そこで、エンジンを中心としたマイナーチェンジと、グレード整理が行われた。姉妹車のバサラも同様にマイナーチェンジされている。

新しく搭載されたエンジンは直4DOHCの2.5Lで、165ps、トルク23.8kg-mを発生し、排ガスクリーン度は「良-低排出ガス車」で、クリーン化税制にも適合している。2.4Lガソリンと2.5Lディーゼルエンジンは廃止され、新ラインナップは直4の2.5Lガソリンと220psを誇るV6の3Lガソリンとなっ た。さらに2.5Lと3LのFF車に、エアロパーツが装着されたハイエイスターが追加された。
室内&荷室空間

室内が広く感じられる。色調DVDナビ標準装備も

インテリアでは室内色とクロスシート色を変更した結果、明るいイメージとなり、心なしか広々と感じられる色調となった。また量販グレードであるCII/CIIIには、DVDナビが標準装備されることとなった。

フロントシートに座ってみる。運転席と助手席の間に折り畳み式のセンターテーブルが新たに設けられており、飲み物や小さなバッグなどが置けるので便利だ。

床面は、地面からはやや高めだがフラット。コラムシフトなのでサイドスルーも可能だし、センターテーブルを畳めばセカンドシートへのウォークスルーもできる。またキャプテンシート車はサードシートまでスルーが可能だ。サードシートへの出入りは、レバー操作のワンタッチでセカンドシートがスライドするので、苦にならない。
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ドライブフィール

4000回転までは比較的静か。ノーマル車は足回りが柔らかい

ノーマル車とドレスアップ仕様であるハイウェイスターの違いは、エアロパーツとサスペンションで、その結果、全高は20mm低くなっている。

さっそく2.5Lのハイウェイスターに試乗する。走り出すと、乗り心地はノーマルに比べやや硬め、というレベル。上下の突き上げもキツくない。S字のようなコーナーでも、ボディのロールは抑えられている。高速道路でのレーンチェンジでも、ロールの揺り戻しはなかった。

動力性能は、Dレンジでの0→100km/h加速で13秒台。正直あまり速くない。加速時のパンチ力は、不足気味だ。ただしエンジン音は、4000回転までは比較的静か。このことからも高速クルージングが得意な車と言えるだろう。ノーマル車はサスが柔らかすぎ。3列目のシートでは酔うかも。
こんな人にオススメ
3列シートのミニバンが欲しいが、背の高い車はダメ、という人向き。新しい2.5Lガソリンエンジンは、パワーやトルクよりもクリーン化が目的。力強い走りを求めるならV6・3Lだ。高速道路をある程度速く、快適に走りたいという人には、向いているミニバンだろう。
SPECIFICATIONS
グレード 2.5 ハイウェイスター
駆動方式 FF
トランスミッション 4AT
全長×全幅×全高(mm) 4755 x 1770 x 1700
ホイールベース(mm) 2800
車両重量(kg) 1560
乗車定員 8/7人
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 2488
最高出力 121kW(165ps)/6000rpm
最大トルク 233N・m(23.8kg-m)/4000rpm
車両本体価格 244.6万円
写真:奥隅圭之 文:石川真禧照