ヒロさん(神奈川県)
投稿日: 2013年2月21日
4点
【エクステリア】
外観デザインはタイムレスデザインとしている。団塊の世代などN360を知っている人には懐かしさを感じさせ、若い人には新鮮に映るデザインとしている。今の軽自動車の中で相当に際立った個性を表現したデザインであるのは間違いない。
【インテリア】
N-ONEのインテリア回りの仕上がりは、並みの軽自動車とは明確に異なるレベルにある。特にプレミアムと呼ばれるシリーズは、専用にコーディネートしたインテリアが用意され、本革巻きステアリングホイールや手触りの良いシート表皮、専用のインパネ素材などが高い質感を表現している。
【エンジン性能】
エンジンの動力性能は先に発売されたN BOXなどと変わらないが、N BOXに比べるとN-ONEは車両重量がやや軽くなる分だけ走りが良くなり、燃費も向上している。
N-ONEの走りの良さはターボ仕様のエンジンを搭載したツアラーが際立っている。低速域から十分なトルクを発生するので、力強い加速感がスムーズに得られる。CVTとの組み合わせなので、アクセルワークに対するダイレクト感はほどではないが、相当に元気の良い走りが可能だ。
【走行性能】
走りに関しても相当に意欲的に作られている。開発責任者は元F1エンジニアとしての経験から、ターボを装着すれば排気量が倍のエンジンに相当するので、660ccターボは1.3Lエンジンを搭載するフィット並みの走りが得られるという。
N-ONEにはターボエンジンの搭載車にツアラーという名前が付けられているが、これは高速での長距離ドライブも意識してのこと。それに耐えるパワートレーンや足回りに仕上げている。
【乗り心地】
自然吸気エンジンを搭載する標準車のG・Lパッケージにも試乗した。G系のモデルにはフロントスタビライザーが装着されていない。プレミアムの自然吸気エンジンの搭載車には装着されるのに、G系にだけはないのだ。
このため走り出すとすぐに安定性の違いが分かる。軽めのステアリングフィールで、中央付近に少しあいまいさがあった後、舵を切るとすぐに姿勢が傾く感じになるからだ。
ターボ車はツアラーLパッケージとプレミアムツアラーLパッケージの両方に試乗した。この両モデルの間にはタイヤの違いがある。プレミアムツアラーLパッケージは15インチタイヤを履いていて、ツアラーLパッケージの14タイヤ装着車に比べると、乗り心地がちょっと硬めの印象になる。
安全装備の有無につながるLパッケージは、必須の選択といえるもので、プレミアムツアラーLパッケージとなると、FF車でも153万円になり、その上でツートーンカラースタイルを選ぶとさらに5万円ほど高くなる。
欲を言ったらきりがないという感じなので、自分の予算に合わせてグレードを決めるしかないのだが、予算に余裕があるなら、最上級グレードがイチ推し。前述の15インチタイヤだけがわずかに気になる点だ。
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