ヒロさん(神奈川県)
投稿日: 2013年2月20日
3点
【エクステリア】
外観デザインはまあ普通のセダンといった感じ。タイ製ながら粗さが目立つこともなく、またこれといってクォリティの高さを感じさせることもない平凡な仕上がりだ。上級グレードにはアルミホイールを設定しても良いように思った。
【インテリア】
インテリアの仕様は明らかに安っぽさを感じさせる。インパネ回りはノートと共通化している部分が多いものの、ノートの上級グレードにはピアノブラック調のパネルや本革巻きステアリングホイールなどが採用されるのに、ラティオにはそれらがオプション設定すらされていない。新興国のエントリーユーザー向け仕様そのままといった感じだ。
【エンジン性能】
搭載エンジンは1.2Lの自然吸気エンジンだけで、ノートに搭載されているスーパーチャージャー仕様エンジンの設定はない。このあたりもちょっと格下のクルマを感じさせる部分である。スーパーチャージャー仕様のエンジンを搭載すると価格が高くなるため自然吸気仕様に絞ったようだ。
【走行性能】
58kW/106N・mという実力は、排気量相応というか、まあ平凡なもの。ボディが割と軽く作られていて1000kgちょっとの重量なので、この動力性能でもそこそこの走りは得られる。副変速機付きのCVTがおいしところを使って走るので、タウンモードを中心に使うならまあ不満は出ないだろう。
走りに関して割と好印象だったのは足回りで、乗り心地重視の柔らかめの味付けながら、コーナーなどでは案外しっかりした走りを見せたからだ。
【乗り心地】
乗り心地が良かったことにはタイヤも関係している。タイヤがBSのB250という一般的なタイヤで、最近流行りの高い空気圧を設定したエコタイヤでないことが、乗り心地に影響してたのだろう。とはいえ、騒音や振動なども含めた走りの質感は全体として平均レベルにとどまっている。
ラティオはマーチと同じようにタイで生産されて日本に輸入されている。そのほうが安く作れるからタイで生産しているのだろうが、なのに国内での販売価格は日本で作ったクルマと同じような水準にある。これではタイで生産したことのメリットが日本のユーザーにもたらされていない。
Gの装備に加えて必要なのは、5万円弱のSRSエアバッグを始め、オーディオレスが基本なので10万円強の最もシンプルな仕様のカーナビと3万5000円のバックビューモニターを組み合わせて装着すれば良い。
後はETC車載器やドライブレコーダーなどを装着しても良いが、これらはディーラーで買うと高いので、オートバックスなどのカー用品店で安いものを買えば良い。
このクチコミは参考になりましたか?
参考になった人:0
あなたのクルマクチコミを投稿しませんか?
新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。