▲渋滞を避けて目的地に着いても、人が多くて混雑していてはテンションだだ下がりだ▲渋滞を避けて目的地に着いても、人が多くて混雑していてはテンションだだ下がりだ

お出かけ前は『Yahoo!混雑レーダー』をチェック

車でのお出かけで気になるのは渋滞。しかし、年末年始のお出かけでは、到着した先で予想外の人出に辟易してしまった人も多いのではないだろうか。事前に、混んでいることが分かっていたら出かけなかったのに……

そんな不便を解消する一助となるアプリが『yahoo!地図』だ。有名なアプリなので、すでに、お世話になっているかもしれない。実は、昨年9月に新しい機能が追加された。それが、エリアや施設の混雑度を表示する『混雑レーダー』の提供だ。

▲『混雑レーダー』は、『Yahoo!地図』を11段階のグラデーションのヒートマップで色分け。早朝6時から深夜1時まで、20分間隔で情報を更新している。写真は1月2日19:00の山手線圏内の地図。新宿駅や池袋駅などの主要ステーションを見ると、多くの人で賑わっていることが分かる▲『混雑レーダー』は、『Yahoo!地図』を11段階のグラデーションのヒートマップで色分け。早朝6時から深夜1時まで、20分間隔で情報を更新している。写真は1月2日19:00の山手線圏内の地図。新宿駅や池袋駅などの主要ステーションを見ると、多くの人で賑わっていることが分かる

施設の混雑をピンポイントで確認できる

駅やサービスエリア/パーキングエリア、テーマパークなど、全国約3万施設では5段階の“混雑指数”も確認可能だ。Yahoo!によると「『Yahoo!地図』アプリで“ショッピングセンター”と検索し、検索結果一覧を開くと、周辺のショッピングセンターとその混雑指数が表示されるので、外出前の参考情報として活用できる」という。もちろん、ピンポイントで施設名を検索することもできる。

▲1月2日の海老名サービスエリア。Uターンラッシュで混雑していることが分かる▲1月2日の海老名サービスエリア。Uターンラッシュで混雑していることがわかる

また、『Yahoo!地図アプリ』では、ピンポイントで検索した場所までの公共交通機関による経路検索ができたり、『Yahoo!ナビ』アプリと連携してナビゲーションをしたりすることもできるので、ドライブにはうってつけ。

混雑グラフで比較的空いてる曜日や時間帯を確認

さらに便利なのが、付属機能の「混雑グラフ」だ。Yahoo!IDでログインすれば、時間ごとの混み具合を記した折れ線グラフを最大で過去2週間分を確認することが可能。

例えば、ドライブに出かける前にある特定のアウトレットモールやアミューズメントなどの「混雑指数」を確認して行き場所を決めたり、「混雑グラフ」で混む傾向を確かめて、比較的空いている時間帯や曜日などを狙って出かけるといったこともできそうだ。

▲写真は2015年12月31日の海老名サービスエリアの混雑具合を時間ごとにグラフ化したもの ▲写真は2015年12月31日の海老名サービスエリアの混雑具合を時間ごとにグラフ化したもの

『Yahoo!防災速報』を使って混雑状況を可視化

しかしなぜ、混雑状況が分かるのだろうか? 利用しているのは、『Yahoo!防災速報』という「緊急地震速報」「津波警報」「節電・停電情報」などの情報を知らせてくれるサービスだ。

スマートフォンアプリ版・メール版を合わせて約400万人が利用しているのだが、この位置情報をもとに算出した渋滞状況を、個人やその特性等を特定できない状態で利用している。よって、実際の混雑状況とは異なる場合もあるが、目安としては十分に利用できそうだ。

ちなみに、『yahoo!地図』では、雨雲レーダーや積雪量、積雪深なども表示することができる。雪が降るこの時季には重宝しそうだ。進化し続けるスマホの地図アプリ。ドライブの際にはうまく活用してみてはどうだろうか。

text&photo/コージー林田