【名車への道】‘12 ランドローバー レンジローバー イヴォーク
カテゴリー: クルマ
タグ: ランドローバー / SUV / レンジローバーイヴォーク / EDGEが効いている / 名車への道 / 松本英雄
2020/10/24
■これから価値が上がるネオクラシックカーの魅力に迫る【名車への道】
これからクラシックカーになるであろう車たちの登場背景、歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく企画「名車への道」。
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
イヴォークの登場時、そのデザインからSUV 新時代を感じたよね
——名車への道も様々なモデルを紹介してきましたけど、SUVはレンジローバーやディフェンダーといったランドローバー系が多いですよね。
——そうなんですよ。何か理由があるのかなって。
——21世紀の最初って確かBMWが開発に関わってた時代ですよね。
——その後、イヴォークが誕生すると。
——すごく印象的だったのは登場した時にクーペが設定されていたこと。それとその人気ぶりですよね。確かデビュー直後は中古車価格が新車価格を上回ってましたから。そんな現象、当時だとフェラーリの430ぐらいでしたね。
——イヴォークもコンセプトモデルがありましたよね? 市販されたデザインとうり二つの。
——確かに最新のレンジローバースポーツやヴェラールを見るとイヴォークの進化系のように見えますよね。
——確かに乗ってみるといま挙げたモデルは動きがスポーティですよね。小さく感じるというか。それとデザインを重視したからだと思いますが、ルームミラーから見たリアウインドウの見づらさがすごく印象に残ってます。
——コンセプトカーがそのまま市販される流れもイヴォークが作ったような気がしますよね。
——いろいろなメーカーに影響を与えたモデル。それってこの企画のテーマである「名車予備軍」のモデルにとって重要な要素ですよね。そう考えたら登場したのは最近だけど、すでに名車ですよね。クーペデザインのSUVはあっても、3ドアのSUVは希少ですし、このあとコンバーチブルまで出してましたもんね、イヴォークは。
ランドローバー レンジローバーイヴォーク
2008年に発表されたコンセプトモデル「LRX」のデザインをほぼそのまま市販化し、大ヒットモデルとなったイヴォーク。登場時、3ドアクーペをラインナップしていたことも大きな話題に。発売期間は2011年から2019年までで、世界中で100を超える賞を受賞している。
※カーセンサーEDGE 2020年12月号(2020年10月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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