※この記事はカーセンサー関東版28号2000年7月27日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです

排気量をアップし、力強いトルクを獲得

  • 三菱 パジェロイオ 走り|ニューモデル試乗
  • 三菱 パジェロイオ リアスタイル|ニューモデル試乗
↑搭載エンジンを1.8Lから2Lに排気量アップ。もちろん高効率の直噴GDIエンジンであるのは変わらない(左)背面スペアタイヤなど、パジェロの弟分であることがはっきりわかるデザイン(右)
1998年6月にデビューしたパジェロイオが2年目恒例のマイナーチェンジを実施し、搭載エンジンを1.8Lから2Lに排気量アップした。もちろん高効率の直噴GDIエンジンであるのは変わらない。

三菱のGDIエンジンは1996年にギャランなどに搭載してデビューした。1.8Lでスタートしたが、ギャラン系のエンジンも1.8Lから2Lに排気量アップされており、パジェロイオもその流れに沿った変更となった。また、EBD(電子制御前後制動力配分システム)などの安全装備も採用した。

車両重量がやや重くなるオフロード4WDではセダン以上にトルク感の良し悪しが問われることになるが、今回のエンジン排気量アップはそうしたニーズに対応したものといえるだろう。

発進加速がスムーズになり、得意のオフロード走破性を磨く

  • 三菱 パジェロイオ インパネ|ニューモデル試乗
  • 三菱 パジェロイオ エンジン|ニューモデル試乗
↑高めの配置にビルトインされたカーナビは視認性が高く、操作もしやすい(左)2Lに排気量アップされて余裕あるトルクを発生するGDIエンジン(右)
試乗してみると、街中を流して走るようなときでも、これまでに比べてトルクの余裕が大きく、結果的に低燃費のエコモードで走る領域が広くなった印象だ。今回は燃費の計はできなかったが、実用燃費が向上しているであろうことは確かだ。実際、マイナーチェンジしたモデルは3ドアの2WD車を除いて2010年の新燃費基準に適合しているし、全グレードとも2000年の排気ガス規制に適合させている。

低燃費モードにはならないが、発進加速などもグンとスムーズなものになり、大きくアクセルを踏み込まなくても力強く前進していく。ただハンドリングなどはこれまでと変わっておらず、オンロードの中速コーナーなどでは手応え不足の感もある。大きくロールする柔らかめの足回りも含めて、オフロードでの走破性を重視した結果だろう。

SPECIFICATIONS

主要諸元のグレード ZR
駆動方式 4WD
トランスミッション 4AT
全長×全幅×全高(mm) 3975×1680×1710
ホイールベース(mm) 2450
車両重量(kg) 1390
乗車定員(人) 4
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1999
最高出力[ps/rpm] 136ps/5500rpm
最大トルク[kg-m/rpm] 19.5kg-m/3500rpm
10・15モード燃費(km/L) 13.0
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/53
車両本体価格 202.8万円

松下宏の責任採点

コンセプト 3点 取り回し 3点 加速性能 4点 ブレーキ性能 4点
フィニッシュ 4点 操作系の使い勝手 4点 乗り心地 3点 環境対策 4点
前席居住性 4点 ラゲージルーム 3点 操縦安定性 3点 燃費 4点
後席居住性 3点 パワー感 4点 高速安定性 3点 ステータス 3点
内装の質感 4点 トルク感 4点 しっかり感 4点 コストパフォーマンス 3点
得点合計 71/100
(Tester/松下 宏 Photo/渡邉 英昭)