カンネンとトイボネンさん(静岡県)
投稿日: 2017年9月13日
1点
WRCにあこがれて、1992年のエボリューションモデルである「HFエヴォルツィオーネ」を購入。
前モデルの16Vから、各部の改良強化とともにボディデザインが大幅に変更され、最高出力も210PS(154kW)となった。車体剛性が向上し、リアドアパネルと一体化されたブリスターが外観上の特徴である。
前後のブリスターフェンダーのおかげで、このモデルから国内でいう「3ナンバーボディ」となり、足周りではピロボール式リンクなどの装備が搭載され、また5穴ハブに変更、角度調整のできるリアスポイラの標準装備化された。
ボンネットの張り出しはいっそう拡大し、ボンネット前部左右に更に小型のエアスクープが追加されている。フロントブリスターフェンダーの後ろ側にはブレーキ周りの排熱を効率よく排出するためのダクト(市販車ではダミーパネル)が追加されている。
ホイールベース<トレッドであるため、山道のコーナーは、俗に言う「オンザレール」で、自分の運転技術が向上したと勘違いしてしまう車である。
新車購入時から、クラッチのキレが悪い、エアコンのスイッチが入らないなど、イタリア車の洗礼を受けたのは言うまでもない。
1980年代始めの1500cc当時の車体が基本となっているため、標準装備でフロントタワーバーが付いているが、交差点やコーナーを曲がった後に車体がゆがむため、運転席よりも後ろがふらふらしている。
ふらふら感を解消しようとリアのタワーバーを追加したところ、Bピラーの付け根にクラックが入ってしまうほど、車体の強度が無い。
また、純正のピレリー製のゴムパーツは日本の湿度には極めて弱く、劣化が激しく、交換も高価である。
内装の歪みが大きいため、発砲スチロールの筺が擦れるような音が走行中ずっと鳴っているが、これは「デルタサウンド」と呼ばれているらしい。(国産の軽自動車の方が、快適である。)
最近は、ボディーを組み直した個体が有るため、比較的、快適に運転できるようであるが、車体強度が明らかに低いため、走ると壊れてしまう。
ガレージに飾っておくには、よい車である。
同様の4WDであれば、ランサーかインプレッサを間違いなく勧める。
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