pesaruさん(神奈川県)
投稿日: 2017年9月14日
4点
日産 エルグランドといえば、多人数乗車可能な「実用車」でしかなかったミニバンジャンルに、初めて「高級」という概念を持ち込んだパイオニア的存在です。
堂々たるボディスタイルに余裕の室内空間を備え、上質な内装と組み合わせたその仕上がりは、21世紀に相応しい新たな高級車の姿を示してくれました。
エルグランドでまず目に飛び込んでくるのは、迫力満点のエクステリアデザインだろう。クロームメッキで囲われた巨大なフロントグリルたるや、日本の乗用車では最大級のサイズだといいます。
しかしそれは、単に大きさを競っているワケではありません。
初代から連綿と続くグリルデザインのアイデンティティはそのままに、日産車のDNAであるスポーティさも兼ね備えたシャープな立体形状としているところがいいです。
インテリアに対するこだわりも半端なものではない。伝統的な高級セダン車に代わり、近年はVIPのためのサルーンとしての需要も多いエルグランドだけに、後席に迎えるゲストへのおもてなしも格別です。
広い室内空間を実現するためといって、むやみに車体の頭上や床の高さを上げてしまうと、クルマ全体の重心高をもかさ上げしてしまいます。カーブを曲がる度に乗員の上体を揺すってしまうことにもなり、高級とは真逆の居心地の悪い空間となってしまいます。
走りの性能にこだわりをみせる日産DNAは、ここでも遺憾なく発揮されています。ライバル車に対して低めの車体高・床高を特長とするエルグランドの基本パッケージングは、実は後席の乗員に対しても優しいのです。走行安定性だけに留まらず、もちろん乗降性もいいです。
中古車でも、値段がかなり高いですね。
このクラスのミニバンというと、3列目の座席は荷室空間を確保すべく左右跳ね上げ収納とするのが一般的だが、 エルグランドは、椅子本来の掛け心地を重視し、 前倒式の収納とした。それでも、
積載性と掛け心地の 両方を手に入れることに成功したのです。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。