masamuuさん(福岡県)
投稿日: 2021年3月19日
5点
☆ 評価の軸:私の好みが堅実な作りで視界良好な小型セダン、純ガソリン車であり、逆に苦手なのが幅広3ナンバー車、いわゆるオラオラ系、ガンダム系デザイン車であることをご理解の上で読んでください
☆ H28年式、マイナーチェンジ後のタイプ、中古車、約3千キロ弱の走行歴を購入
◎ 購入動機:①廃版になると知って、今後この種の小型・純ガソリンセダンは探しにくくなると思ったこと ② 以前、旧型プレミオ1.5L F を使っていた経験があり、丁寧にメンテして優しく乗れば、故障無く良い状態を長く維持できること、市街地での日常用途にちょうど合うことを知っていたこと
以下は高評価
◎ チルト&テレスコピックステアリング:疲労度、ストレスにも関係するこの機能が有ることで、真面目に作られていることがわかります
◎ Aピラーが寝過ぎていない設計:この設計が昔は普通でしたが、Aピラーの角度は運転のストレスに直接関わる要素だと思います。N‐BOXやソリオのように立っている車も視覚的に快適ですが、セダンだとこのくらいでちょうど良いと感じます
◎ 見た目:飽きのこないデザイン、大人しくて品が良い印象が好き
◎ 内装:派手さが一切無くて、同時に安っぽさも無いシンプルな内装 ダッシュボードの合皮?は皮専用メンテオイル(艶消しタイプ)で手入れすると、グッと質感が良くなります
◎ 室内空間:伝統的デザインのセダンだけあって、プリウスやC-HRのような独特の閉塞感が皆無。こうした閉塞感・解放感は運転している時の気分に案外影響すると感じるので好評価
◎ インパネ:左にタコメータ、右に速度系(共にアナログ針表示)が同じ大きさで並んでおり、視覚的に見やすく、白が基調の色使いがシンプルで疲れない。やはりインパネは、アナログ針の表示が運転していて一番楽しい
◎ 静粛性:想像していたより良い。グレードを考慮すれば、普通に真面目に対策されている。エンジンルーム、タイヤハウス、ドア周り、トランクルーム(スペアタイヤ室)、マット裏等、追加で簡単な対策を施すことにより、より一層静かになります。無対策のハイブリッド車よりも勝るでしょう。
◎ 加速減速:1.8LのCVTにパワー不足は無し。高速の合流も今どきの車に対して不安無し。マークX(2.5L)に比べると、最高出力÷車両重量の数値は劣るものの、体感としては数値分の差をほとんど感じない。市街地・渋滞時の加減速は扱いやすい。安全運転ができるドライバーにとって、程良い感覚で仕上がっています
△ シート:シートとの相性は、その人の体格によると思うのですが、プレミオは身長170くらいまでの体格が基準の作りではないかと思います。太腿の支えとしてもう少しシートの奥行が欲しいと感じる場合は、3ナンバーの大きな車を探すのがよいでしょう。小型車のシートは普通これくらいかと思うので、評価としては普通です。
ただし、上位グレードのパワーシート(電動調節機能)は腰~背骨のラインに効く微調整が可能で、良く出来ています
△ シフトノブが小さく、その操作感覚が、軽くてややチープ。このグレードで贅沢は言えませんが、乗りこなすと質の良さが伝わる車であるだけに、もったいない部分です。
今後、幅が1.7m未満の真面目で良質な作りのセダンで純ガソリン車の国内新発売は期待しにくいと予想するならば、まもなく販売されなくなってしまうこのプレミオは、日本人に合うように生真面目に作られた車のひとつの象徴として、貴重な存在だと思います。そう遠くない将来、こういう車の価値が見直される日が来るかもしれません。
派手さを嫌い、安全運転を心がけ、まるで柴犬のように日常生活に溶け込む車を愛する人にとって、この車は良い相棒となるでしょう。
マークXもそうですが、プレミオの廃版は誠に残念。またいつの日か、生まれ変わった新しいプレミオ(EVとかではなくて)と会える日が来ると嬉しい。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。