断腸亭日常さん(東京都)
投稿日: 2017年9月9日
5点
乗り心地は秀逸です。
全般的に当たりは柔らかいのですが、体幹がしっかりしている感じがするというか不安になるようなフワフワ感やゆれ残り感はありません。
また、路面からの音振の遮断がよくできていますし、大柄な革シートは掛け心地も大変良くて長距離運転しても疲れにくいと思います。
実際に、以前に仙台→東京間を走った際にはトイレ休憩1回だけで一気に走破できてしまいました。
使い勝手は良いです。
ボディが大柄なだけに室内空間と荷室のキャパは大変大きく、便利に使ってます。
現在の趣味はロードバイクなのですが、開口部も大きく積み下ろしが楽です。
2列目、3列目のシートの折り畳みも簡単でロードバイクの積み下ろしのたびに操作していても苦になりません。
内装は至ってシンプルで、好感が持てるものです。
各スイッチの操作感や記載されているロゴの美しさも気に入ってます。
特にスイッチ類はそれぞれが割と大きめに作ってありクリック感もよく、運転中のブラインド操作性が高く安全にも寄与しています。
また、ドアを閉めるときの音がとても重厚なところも良いと思っています。
予想以上に壊れません
カーセンサーで見つけて(ヨイショ)8年落ちの中古で購入しましたが、大きなトラブルは無く、修理代はほとんど掛かっていません。
2.5Lターボですが、加速力は期待できません。
重量が2t超えなのでトルクが32kg/mあっても足りません。
が、そもそもこの車のオーナーになるとゆったりとした運転をするように車に調教されてしまうと思うので、加速時の燃費計の表示とも相俟って、そのうち右足に力を込めようとは思わなくなります。
ただし、その気になれば高速道路でも交通の流れをリードするような速度域でペースを維持して長時間にわたり連続運転できますので、加減速にこだわらなければハイペースのドライビングは可能なので、ドライバーの体力消耗度まで考慮すれば実質的には速いクルマだと思います。
その燃費ですが、現代の水準から考えれば絶望的です。
頑張っても街乗りで平均6km/L台、高速で9km/L台程度です。
この3年間で相当にエコドライビングが身についていると思いますが、これ以上改善しません。
内装の建て付けが緩いです。
衝突安全性から考えてもボディの骨格はしっかりしているはずですし、乗り心地からも剛性感が低い感じはしないのですが、段差を通過するときなど「グシャッ」というか「ガタピシ」というか低級な音が盛大にするのが如何にも旧いクルマという感じがして残念です。
絶対値として車体が大きいです。
特に自宅付近の路地が狭いので、離合や曲がり角で気を遣います。
なので、妻はあまり運転したがりません。
子供の送り迎えなど必要に迫られて運転しているので、運転が上達しましたが。
自動車税が高い。
排気量が2521ccと微妙で、区分けとして3Lクラスになってしまいます。
また、2006年式なのでそろそろ初度登録から13年超の自動車税割り増しの対象になってしまいます。
多少燃費が悪くても古いものを大事にするのはエコだと思いますが、皆様はどう思われますか?
車以外に何か趣味があって、のんびりとしたカーライフを送るというのであれば大変良い車だと思います。
以前に車雑誌の車評で「ボルボはエンスー心に冷水をぶっかける」というのを見たことがありますが、いい意味で当たっていると思います。
旧いボルボはちょっとクラスレスなイメージで所謂ブランド比較などからは一歩引いた立ち位置にありますし、加速やコーナーリングでタイムを気にすることもなくなり、排気音やエンジンの高回転域の伸びに無頓着になれるので、大人の余裕(笑)で人生を楽しむための伴侶というのにちょうどよい感じがします。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。