チャイルドシート ▲ジュニアシートというものがあることは知ってるけど、どれくらいの子供に使ったら良いかわからないという人も多いのでは?

ジュニアシートとは? チャイルドシートとは違う?

大切な子供とのドライブに欠かすことができないのが、万が一のときに子供の身体をしっかりと守ってくれるジュニアシートだ。

似たようなものにチャイルドシートがあるが、一体何が違うのだろうか?

この記事では、大手ベビー用品店の「アカチャンホンポ」乗物担当バイヤーの岸井さん監修のもと、ジュニアシートの選び方を解説するとともに、人気商品3モデルを紹介しよう。
 

アカチャンホンポ岸井さん

アカチャンホンポ 乗物担当バイヤー

岸井勇人さん

チャイルドシートをはじめ、ベビーカーや抱っこ紐など、主に「赤ちゃんの乗物」分野の仕入れを担当しており、商品ごとの特徴だけでなく法規関係の知識も豊富。

 

ジュニアシートは何歳から? いつまで必要?

ジュニアシートとは、チャイルドシートの中でも年齢の目安として3歳頃から使用する幼児~学童用のものを指す。1歳頃から使用できるものもあるが、新生児~乳児期に後ろ向きで使用するものとは異なり、前向きに使用する。

2023年7月現在、6歳未満の乳幼児にはチャイルドシートを使用することが道路交通法で義務化されているが、6歳児の平均身長は約116cmである一方、車のシートベルトは一般的に身長140cm以上が対象。このことを踏まえると、義務となる年齢を過ぎても少なくとも身長140cm(できれば150cm)までは、ジュニアシートを使用することが望ましいといえるだろう。

ちなみに、ドイツでは12歳未満、身長150cm以下、イタリアでは体重36kg、身長150cm以下の子供は、チャイルドシートの着用が義務となっている。
 

チャイルドシート▲対象年齢とともに身長や体重も必ずチェックするようにしよう
 

ジュニアシートの種類と選び方・ポイント

ジュニアシートにはどんな種類がある?

ジュニアシートは、大きく2つのタイプに分けることができる。

座面のみで着座位置を上げ、シートベルトを適正に装着するためのブースターシートタイプと、背もたれとヘッドレストが付いたハイバックタイプがある。
 

チャイルドシート▲ブースターシートは比較的安価で取り付けが簡単なものが多い
チャイルドシート▲ハイバックタイプはより厳しい基準の「R129」に対応しているものが多い

安価で、コンパクトで積み降ろしも簡単なブースタータイプだが、やはりハイバックタイプの方が、頭部の保護や側面衝突リスクへの対応という点で、より安全性が高い。
 

安全基準

安全のためには、必ず国が定める安全基準を満たすものを選ぶようにしよう。2023年6月現在、現行基準「R44」を満たしたチャイルドシートには、「Eマーク」が付けられている。

また、2023年9月からは「R44」からより安全性の高い「R129」へと安全基準が移行し、これ以降はR129規格のみが生産されることが決まっている。

先述したとおり、ジュニアシートには2つのタイプがあるが、簡易的な構造のブースタータイプについてはR129基準に適合するものはなく、今後はハイバックタイプが主流になっていく。

なお、従来のR44と新基準R129の違いは以下のとおりだ。

1. 従来は体重に合わせていた対象基準が、身長に変更された。
2. 従来必須ではなかった側面衝突テストが義務付けられ、前後だけではなく、ドア側からの衝突リスクにも対応している。
3. 後ろ向き使用期間が、従来の体重9kg(およそ生後9~12ヵ月頃まで)から生後15ヵ月まで延長、義務化されている。また、生後15ヵ月を超えても、身長が75cmを超えるまでは前向きの使用は禁止され、首や頭部の保護が図られている。
4. 衝突試験の際に使用される新生児ダミー人形に計測センサーの搭載が求められ、より精密なリスクの計測が反映されている。

 

チャイルドシート▲ハイバックタイプのジュニアシート

なお、ブースタータイプ、ハイバックタイプともに、取り付けが簡単・確実でミスが起こりにくい「ISOFIX」取り付けができる商品をラインナップしている。

2012年7月以降に発売された新車には、ISOFIX対応アンカレッジ(固定用の金属バー)を装備することが義務づけられているため、もし該当する車種に乗っているのなら、積極的にISOFIX対応ジュニアシートを選びたい。
 

チャイルドシート▲後部座席にチャイルドシートを固定するアンカレッジがあれば、ISOFIX対応商品を簡単かつ確実に取り付けることができる
 

アカチャンホンポで人気の3モデルを紹介!

ここからは、今後主流となってくるR129対応のハイバックタイプの中から、3歳以降使用できるアカチャンホンポで売れ筋の人気商品3モデルを紹介しよう。
 

 

1:サイベックス ソリューション T i-FIX

【価格】3万8500円
【身長基準】100~150cm
【参考年齢】3歳頃~12歳頃まで
【車載方法】ISOFIX
【安全基準】R129適合
 

サイベックス ジュニアシート

眠った子供の頭が前方に倒れてセーフティゾーンから外れることを防ぐ「リクライニングヘッドレスト」を採用。

「リニアサイドインパクトプロテクション」は、素早い初動で側面からの衝撃を逃がし分散する。高さと幅を同時に調節できるバックレスト(12ポジション)で、成長に合わせてフレキシブルに正しいフィッティングができる。

Tシリーズでは、新たに3Dメッシュファブリックとエアベンチレーションシステムを採用し、より快適性が向上しているのが特徴だ。

※こちらの商品は現在オンラインでは販売しておりません。店舗で直接ご相談ください。
 

 

2:マキシコシ RODIFIX PRO i-SIZE

【価格】3万6300円
【身長基準】100~150cm
【参考年齢】3.5歳~12歳まで
【車載方法】ISOFIX/シートベルト
【安全基準】R129適合
 

マキシコシ ジュニアシート

頭部外傷のリスクを最大20%軽減する特許技術「エアプロテクト」を採用。

成長に合わせてヘッドレストの高さは10段階、サイドウイングの幅も調整が可能。最大22度までリクライニングもできるので、ロングドライブも快適に過ごせる。

汗、蒸れを軽減する「CLIMA FLOW」を装備する。
 


※外部サイトに遷移します
 

3:マキシコシ モリオン i-Size

【価格】3万800円
【身長基準】100~150cm
【参考年齢】3.5歳~12歳まで
【車載方法】ISOFIX/シートベルト
【安全基準】R129適合
 

マキシコシ ジュニアシート

成長に合わせて11段階の高さ調整できる背面&ヘッドレストは、子供を座らせたままワンタッチで調整が可能。

脱着が簡単なシートカバーは洗濯機で丸洗いOK。最大120度までリクライニングも可能だ。

ワイドな座面で、乗り降りが楽なのもうれしい。

※こちらの商品は現在オンラインでは販売しておりません。店舗で直接ご相談ください。
 

 

【Q&A】ジュニアシートのよくある質問

Q.ジュニアシートは何歳から? いつまで必要?
A.6歳未満の乳幼児にはチャイルドシートを着用することが義務づけられています。ただし、安全性の観点で、6歳を超えても身長が140cm(できれば150cm)を超えるまでは着用することが望ましいといえます。

Q.価格が高いものの方が安全ですか?
A.ブースタータイプよりもハイバックタイプの方が頭部の保護や側面衝突リスクに対応き、ハイバックタイプはブースタータイプよりも高価格という点からいうと、安全性が高いものは高価格ともいえます。ただし、安全規格R129を満たしたハイバックタイプであれば、安全性は充分クリアできているので、高ければ高いほど安全性が増すというわけではありません。

※記事内の情報は2023年7月18日時点のものです
※商品の価格は税込み価格です。
※商品の在庫状況や価格は変わる場合があります。
 

取材協力/アカチャンホンポ ららぽーと門真店
文/竹井あきら  写真/稲葉 真、サイベックス、マキシコシ
竹井あきら

ライター

竹井あきら

自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してからしばらく車を所有していなかったが、2021年春にプジョー 208 スタイルのMTを購入。近年は1馬力(乗馬)にも夢中。