フィアット500 ▲2020年7月27日発売の『カーセンサーEDGE』はコンパクトカー特集だ。現代の小型車に大きな影響を与えたかつての名車から、その遺伝子を受け継いだ中古車で狙いたいモデル、最新コンパクトまでを網羅。日本だけでなく、世界でコンパクトカーが重宝され、長きにわたり支持される理由に迫る

小型車であることのすばらしさ

小型車といわれる車のカタチは、基本は3ドア5ドアのハッチバックモデルである。

それをベースにしてカブリオレやクーペ、ワゴンモデルが生み出される。そのハッチバックというカテゴリーを一般的な存在にしたのはかつての偉人たちである。フィアット パンダやフォルクスワーゲン ゴルフを生み出したジョルジェット・ジウジアーロ、FFレイアウトとハッチバックを組み合わせた傑作車であるミニを生んだアレック・イシゴニス。彼らが自動車の世界に与えた影響は計り知れない。

小さくても元気に走り、荷物が積めて、前後のシートに大人が座って移動できる。乗用車としての基本を最も小さいカタチで実現したのが、コンパクトなのである。

今回の特集ではそれらの傑作車から最新モデルまで、その歴史、魅力に迫り、解説していく。
 

ミニ クラブマン▲近年人気が非常に高いのが、ミニをベースにしたワゴンモデルであるクラブマン。BMC ミニの時代から設定されていたグレードで、小さいボディに広い荷室、そして他のハッチバックモデルとは異なるアンバランスな愛すべきルックスを持ち合わせている

小型車の傑作車であり定番車であるゴルフシリーズ

VWゴルフ▲1974年に初代モデルが発売されて以来、高い走行性能と品質で小型モデルのスタンダードであり続けたゴルフ。現在発売されている第7世代はまもなくその役割を終え、第8世代へバトンタッチを行う。特集内では名車であり、今も中古市場で人気の高いゴルフ2、そしてゴルフ7の魅力を解説している

今回の誌面には様々なタイプのコンパクトモデルが登場する。

新旧ゴルフはもちろんのこと、最新モデルではフルモデルチェンジを行うフィアット 500の新旧モデルや、歴代モデルで高い評価を得てきたスポーツコンパクトのメガーヌR.S.。中古車として狙うべきモデルとして、クラシックミニの不思議な魅力や、隠れた名車であるルポGTI。コンパクトから生まれた「オープンコンパクト」に、自動車史を大きく変えたアウディ TTなども登場。

ご自身のメインカーとしても乗れ、また奥様や家族のもうひとつのアシとしても重宝する「小さくて頼りになる車」たち。その素晴らしき世界をぜひお楽しみいただきたい。
 

文/編集部、写真/デレック槇島、イラスト/あべ あつし
 

カーセンサーEDGE 9月号
小さな名車に乗ろう!

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