▲東京オートサロン2016「カスタムカーコンテスト」でグランプリを受賞した「S660ネオクラシック コンセプト」をベースに商品化 ▲東京オートサロン2016「カスタムカーコンテスト」でグランプリを受賞した「S660ネオクラシック コンセプト」をベースに商品化

姿を一変させる究極のカスタマイズキット! S660ネオクラシックとは?

東京オートサロン2016で登場したS660をベースにしたネオクラシック コンセプトが、商品化を望む多くの声から今回市販化が実現しました!

S660ネオクラシックキットは中古車装着を想定するという珍しいパーツキットです。なので、中古で買ったS660をお持ちの方でも指定の場所に持ち込めばこのデザインに変えられます。(指定の場所は最後に紹介しています)
 

▲今回、矢田部(中央)がお話をうかがった塩貝さん(左)と山田さん(右)▲今回、矢田部(中央)がお話をうかがった塩貝さん(左)と山田さん(右)
▲S660ネオクラシックキットのパーツ装着部分▲S660ネオクラシックキットのパーツ装着部分

S660ネオクラシックキット のパーツのお値段はなんと129万6000円(税込)[適用型式:JW5-100/110]!! もちろん取付工賃やパーツ塗装代は含まれていません……(涙)

ドアとソフトトップを除く外板パネルすべてを取り換えてますし、保証期間(3年ないしは6万㎞のどちらか早いほう)、パーツの素材、塗装費用などを考えると、取付工賃も結構ね……。

地域差もあるとのことで具体的な金額は言えないのですが…… それはもう結構な額とだけ言っておきます! コンプリトカーとしても出しているようなので、それを見るとなんとなく想像がつくかも……
 

なぜ、こんなに高いのか?

1つ目はボディパーツの品質に関係していました。パーツは樹脂にガラス繊維を練り込んだFRP製を採用しています。ボディパネルの接合部のチリ(溝のこと)も美しい。パネル制作の精度が高く、取り付ける技術の高さが見て取れます。HONDA純正アクセサリーとして販売するからには見た目だけじゃなく性能も妥協したくないという思いもあり、優しい値段ではなくなってしまったとのことでした。

パーツを付けたら車重が重くなって燃費は大丈夫なの? と思われそうですがS660 ネオクラシックは通常のS660に対して軽くなっているので、そこまで変わらないだろうということでした。
 

▲ボンネットの裏側にもしっかりとした補強が入っています▲ボンネットの裏側にもしっかりとした補強が入っています

普段は見えないボンネット裏も丁寧に作られています。FRPはガラス繊維のマットやクロスを重ねて樹脂で固めているので、衝撃でヒビが入ってしまうことや、ボンネット全体がよれてしまうこともあります。ですが、しっかり補強されているのでそういったこともなく安心です。

「優しい価格ではないですが、保障期間が長かったり、乗れば乗るほど愛着が湧くように設計しましたから」と塩貝さんは仰っていました。
 

▲ボディカラーのレッドとリアのブラックは塗り分けをし、アクセントに。リアのデザインは、軽自動車の基準がある中、通常のS660とネオクラシックの差別化をどう表現するかが難しかったそうです▲ボディカラーのレッドとリアのブラックは塗り分けをし、アクセントに。リアのデザインは、軽自動車の基準がある中、通常のS660とネオクラシックの差別化をどう表現するかが難しかったそうです

ボディーパーツは無塗装のため、指定のカラー内なら自分の好きな色に塗装できます。 リアの部分と色を変えることもできるので、個性を前面に出せてしまいます。 好みのアルミホイールやデカール、エンブレムなどと合わせ、自分だけのカスタマイズを楽しめます。

2つ目は大反響をいただき、商品化が決定したことが影響していたようです。若手デザイナー育成のために東京オートサロンに出展し、コンセプトモデルであったため予算などを考えずにデザインしていたそうです。そのため、市販化するにあたりコスト面はかなり苦労したと仰っていました。
 

なぜ、今このレトロなデザインをあえて採用したのか

スタイリッシュでスマートなデザインの車が多い中、なぜこのレトロなパーツが考案されたのかという疑問が浮かんだのでデザイン担当の山田さんに聞いてみました。

道路を走っているスポーツカーに目をやると、トゲトゲした印象のものが多く、街並みと離れて車だけが近未来的になることに違和感を覚えたことがきっかけだそうです。

ファッションやライフスタイルの一部として車がもっとおしゃれに見えてほしいという思いからこのレトロなデザインにしたそうです。
 

▲最近の車のデザインではあまり見られなくなった、丸目のライトがキュート! 街を走っていたら思わず振り返られそうなほどおしゃれです! ライト下のグリルデザインがとがっているのは往年の名車S600のヘッドライトベゼルっぽい?▲最近の車のデザインではあまり見られなくなった、丸目のライトがキュート! 街を走っていたら思わず振り返られそうなほどおしゃれです! ライト下のグリルデザインがとがっているのは往年の名車S600のヘッドライトベゼルっぽい?
▲エアインテークがアクセントのサイドビュー。さながらイタリアン・スーパーカーのようです▲エアインテークがアクセントのサイドビュー。さながらイタリアン・スーパーカーのようです

S660 ネオクラシックを取材しての矢田部のまとめ

購入を検討されている方へのメリット&デメリットを挙げていきます。

■ メリット
・メーカー推奨のカスタムなので、保証・品質・法律基準などシッカリしている
・塗装、取り付けなどすべてやってくれるので楽チン

■ デメリット
・価格が高い
・取り扱いが3店舗しかない
(例えば、沖縄に住んでいる方は福岡店舗にもっていかなければいけないことになります……)


実は、愛車のローンが終わったら2台目として中古でS660を購入しようと思っている矢田部。このキットが発売されたと聞き、胸を躍らせていました。

もともと、量産する予定ではなかったといえ価格はお高めです。ただ、旧車っぽい雰囲気の車が好きな方や、もともとS660に乗っていてイメチェンをしたい方にはオススメ。そのままのデザインではないにしろ、東京オートサロン2016で話題になった車でもありますしね!

S660 ネオクラシックは、ホンダユーテックが行います。下記3店舗のみで取り付けが可能です。(取付費・塗装費は店舗によって地域差があります)
 

text/矢田部明子
photo/吉野健一、ホンダ

▼検索条件

修復歴なし×3万㎞台まで