Ryo Hasebeさん(東京都)
投稿日: 2025年3月10日
4点
・屋根を閉めた時の他のオープンカーには無い流麗なデザイン
・屋根を開けた時の全体の薄さ
・ABCサスペンションの独特の乗り心地
・トランクの予想外の広さ
・電子制御が多すぎて街の修理屋では診てもらえない
・パーツが無いことによる修理費の高さ
・パーツが無いことによる修理期間の長さ
・コンフォートモードを選んでも煩い
所有して1年半ほど毎日乗ってみての総評です。
購入前の条件は、メタルトップのオープン、トランクがルーフ格納後も実用できること、
スポーツカーとしての見た目と動力性能です。
比較したのはBMW4シリーズのカブリオレ(メタルトップ)、Z4、メルセデスのSL&SLC、
ロードスターRF、レクサスISコンバーチブル、コペンでした。
トランク容量を調べていくと殆どの候補が消え、4シリとSLで最後まで悩み、
クローズド状態のルーフラインの美しさでSLに落ち着きました。
所有して早々にABCや電制シフトなどあちこち不具合が出ましたが、
都度直しつつ乗っています。一通り直しきったようで今は安定しています。
修理の際にドイツからの部品取り寄せが発生するので修理に時間がかかるのはマイナス。
街なかで同じ車と出会うことは稀で、基本的には目立つ車です。
約16秒ほどのルーフ開閉時には立ち止まる人もいます。
停車時しか開閉できませんが、早いので信号のタイミングで開閉可能です。
オープン時はまっ平らになり、屋根の一部も見えないデザインで美しいです。
オープン走行でも風の巻き込みは少なく、普通の音量で会話が可能です。
空力によりキャビンが包まれるので走行時はエアコンもよく効きます。
止まると熱が逃げますので走り続けないとです。
車の性格だと思いますが、助手席のシートを運転席から電動で操作できます。
ウォッシャー液がワイパーブレードから出るのでキャビンは濡れません。
背が低いので後ろの車のライトが眩しいですが、各ミラーには調光機能が付いていて
照らされると勝手に暗くなります。
至れり尽くせりです。
ベンツなのでフォーマルな雰囲気がありますが、かなりスポーツカーです。
ABCサスペンションのお陰で乗り心地は抜群ですが、セダンの印象とは全然違います。
段差のショックを一回で抑えるのは流石ですが、ショックがないのを期待していると
なんかベンツらしくないと感じるかもです。
そこはスポーツカーの流儀で道路のインフォメーションをしっかり伝えてきます。
路面の状況が分かるということは安心感にも繋がります。
かなり重いボディですが、動力性能で不満が出ることはないです。
軽量スポーツカーではないので馬力とABCで走る感じです。
ABCサスペンションは壊れると修理で何十万も掛かりますが
乗り心地の要なので直さない選択はありません。お金がかかる車です。
コンビニなどの段差時は、ABCの機能で車高を上げることが出来ます。
やはりABCは大事なのです。
雨漏りするというコメント見ますが、漏ったことはないです。
ルーフが変形するため、Aピラーの頂点に水を溜める場所があります。
そこが溢れると漏ったようにも見えるので、この現象を雨漏りと錯覚しているような気がします。
溜まった水はティッシュで拭けば大丈夫です。
トランク容量は504Lと、セダン(Cクラスで315L)と比較しても大きい部類です。
オープン時でも364L残りますので、旅行用トランクを積んだ状態でオープンにできます。
トランク内には12Vソケットがあるのでクーラーボックスの電源も取れます。
車内にも物入れは多く、手持ちのカバンはシートの後ろに挟めます。
この積載性の高さは、2座オープンカーではSLがトップだと思います。
趣味性の高い車なのに実用があるという変わった車種です。
マイナスな点は維持費が高いことです。これに尽きます。
燃費から修理から保険代まで、すべてがエコでは有りません。
でも仕方がないかなぁ、と思わせるだけの満足感は得られます。
車は高い買い物なので、満足感が大事だと思います。
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