三菱 eKスペース(仮)予想イラスト|ニューモデル速報

日産と三菱が共同開発する軽自動車第2弾として大空間型ワゴンが2014年に発売される予定だ。三菱版の車名にはヒット車種eKの文字が含まれる可能性が高く、2013年秋の東京モーターショーで発売に先駆けて披露されるだろう

日産と三菱、共同開発で人気のカテゴリーに殴りこみ

発売に先がけて2013年東京モーターショーで先行披露

日産と三菱が共同開発した軽自動車が2013年6月に発売される。日産は新ブランドのデイズとして、三菱はeKワゴンの次期モデルとしてリリースする。それに続き共同開発による大空間型の軽ワゴンが予定されており、日産が車名とデザインスケッチを公表した。日産版はデイズ ルークスと名乗り、すでに生産が終わったルークス(スズキ パレットのOEM車)の後継モデルとして2014年1月に発売される予定だ。10ヵ月近くも先に売り出すモデルの情報を今から小出しにするのは異例ともいえる。

なぜ、ここまで先行して情報を提示するのか。理由は明快。軽自動車の売れ筋ともいえる大空間型ワゴンは“超”がつく激戦区だからだ。2012年度の軽自動車の新車販売ランキング(全国軽自動車協会連合会)でスズキ ワゴンRから首位を奪ったホンダ N-BOXや、スズキ スペーシア、ダイハツ タントなどの競合モデルがひしめいている。

このまま日産が何も手を打たなければユーザーがどんどん流出していく可能性がある。そのため、新規購入や代替を考えているユーザーに新型車の情報を流すことで購入を待ってもらおうという狙いが見える。

日産版デイズ ルークスに対して三菱版の兄弟車が存在するはずだが、三菱は新型車の情報を明らかにしていない。

鳴り物入りで登場したミラージュの苦戦や、アウトランダーPHEVの電池トラブルに見舞われた三菱にとって、次期eKワゴンとこの大空間型軽ワゴンに寄せる期待は大きいはず。三菱版の車名にはヒット車種eKの文字が含まれる可能性が高い。ここでは便宜上、eKスペースと呼ぶことにする。

デイズ ルークスとeKスペースはフロントフェンダーから後方を共有。フロントフェイスは独自のデザインで、eKスペースはデリカD:2を思わせる太いメタルバーがグリルに与えられる可能性が大きい。デイズ ルークスも負けず劣らずの立派なフロントグリルで押し出し感を強調するようだ。eKスペースは2014年の発売に先駆け、2013年秋の東京モーターショーで先行披露されるに違いない。

※2013年5月16日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

2013年6月発売予定の日産と三菱の共同開発による軽自動車第1弾(写真は日産デイズ)

2013年6月発売予定の日産と三菱の共同開発による軽自動車第1弾(写真は日産デイズ)

2014年1月に発売が予定されている大空間型軽ワゴン、日産デイズ ルークスのイメージスケッチ

2014年1月に発売が予定されている大空間型軽ワゴン、日産デイズ ルークスのイメージスケッチ

予想発表時期2014年1月
全長×全幅×全高3395×1475×1740(mm)
搭載エンジン660cc 直3
■Photo&Text/マガジンX編集部