りーぜさん(兵庫県)
投稿日: 2013年2月11日
4点
今は亡き、三菱と並ぶほどに四輪駆動車としての多くの人気と実力を備えた自動車会社がいすゞです。当時、このビークロスは、そのいすゞから登場した、大変画期的で先鋭的なデザインが何よりも評価されたほどでした。このビークロスのCMを見る事がないと言えるほどに大きく宣伝され、そして、各自動車雑誌の表紙を彩るなど、そのデザインの優秀さが大変褒められていました。さらには、見た目だけではなく、実際には死せてみると分かる、いかにも素性の良い、しっかりとした作りにも圧倒されるのです。エンジンも、3.2リッターV6エンジンで、決して過度なパワーがあるわけではなく、どちらかといえば、低中速域から満足なトルクを発揮してくれる、大変扱いやすいエンジンでした。更には、いすゞが培ってきた柔軟でしなやかな足回りと共に、このビークロスの良さを最大限に引き出していたと言えます。
その奇抜すぎるデザイン故、どうしても後方視界の点で、神経質にならざるを得ない状況があったのが、唯一の気になる所と言えます。
これほどまでに、購入したユーザーを満足させてくれる車は滅多に現れないといえるほどに、筋ある点がほぼ皆無と言える車です。
現在でも、そのままの形で企画され再販されれば、恐らく一気に人気を集めるであろうこのビークロス。惜しむらくは、中古車市場でしかその姿を見る事が出来ないという点です。
ですが、このビークロス、中古車に於いても、多くの車がオーナーにより大切に扱われてきたものばかりですので、興味がある方は是非、1度オーナーとして実際に運転して貰いたいと思えるほどの一台です。
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