ライミンさん(京都府)
投稿日: 2013年2月16日
4点
比較的簡単な作業でフルオープンに出来ます。 幌の上げ下げに関わらずバランスの取れたデザインでした。 FRならではの素直なハンドリングで、おまけに望外の小回り性がありました。 特にフルオープン時には四隅が体の一部になったように感じられ、狭い路地でも、対向しづらい山道でも自信を持って運転できます。 巡航燃費は14キロ程。市街地で10キロを切ることは稀でした。 維持費はとても安いです。 但し、リアウィンドウはビニール製ですので、それを含めた保守費はオーナーがどのようなガレージを持っているかによって変化しそうです。 加速や制動力自体は平凡なものです。
ハンドリングが良いと言っても、「誰でも早く走れる」種類のものではありません。 運転手の動作が正直に現れるという意味での「素直さ」を意味していたと思います。
自らの運転技術を再確認したり、磨いたりする為の良い教材としての一面がありました。
冷えた状態ではミッションがスムースに操作できない。
エンジン・ミッションオイルに良い物を入れてやらないと機嫌が悪い。(これは車を学ぶためには長所かもしれません)
ドアキーシリンダーがガッサガサで精度の悪さを感じさせてくれました。
ひらひら感は良いのだが、直進性は良くない。
椅子の出来は悪いのヒトコト。 2時間以上連続しての乗車でかなり疲れます。
ビニール製のリアウィンドウは、丁寧に扱ってもどんどん痛みます。
ワイパー速度が遅い。
ジェル式のバッテリーの価格が高い。
とてもプリミティブな車です。 機械自体の精度はそれほど高くないと感じます。
それ故に、乗り手の愛情が端的に現れます。 良く手入れしてやると答えてくれます。
油脂類は良い物を定期的に交換して下さい。
運転技術を磨くために、良い教材になります。 運転手の操作を正直に表します。
うまく運転出来ると、長く付き合えます。
雰囲気だけで入手すると、嫌になるかもしれません。 ただオープンが欲しいだけなら、ゴルフやバルケッタの方が喜楽に運転出来ます。
乗り手しだいという意味で、二輪車に近いかもしれません。
市街地での取り回しも含めて、やはりオープンで乗るのが本筋だと思います。
ユーズドを格安で入手しましたが、手放すときも値段が付きました。 機関さえ好調を保っていれば、いつまでも売れる車でしょう。 どこかで誰かが欲しがってくれます。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。