Saepapaさん(神奈川県)
投稿日: 2018年9月9日
2点
登場した時、日本車離れした素晴らしいスタイルに驚きました。フェラーリが横に並んでも恥ずかしくない日本車は当時はGTOとZくらいでした。3Lターボ+4WDの加速力は素晴らしく、ノーマルでカタログ値以上のパワーが出ていました。今はZ34 Nismoに買い換えましたが、明らかにGTOのほうがパワーがあります。トレッドに対してホイルベースを短くした設計でコーナーリングは案外クイックです。サーキット走行も十分楽しめます。4WDなので雪道に強いだけでなく、横風にも強くて高速の安定感は抜群です。可変式ショックで乗り心地を柔らかくすることもできますので、サーキットからスキー、デートまで、何でもこなせる素晴らしいクルマでした。さらには燃費が良く、高速なら10キロ/Lはいきます。ボディーは案外頑丈で25年で28万キロ走ってくれました。
アメリカでは大ヒットし、1991y Inport Car of the Yearにも選ばれました。Z、RX-7とタッグを組んでドイツの名門P社を経営破綻に追い込んだ日本車です。それなのに日本ではなぜ売れなかったのか?スポーツカーに関して一流メーカーとは言い難い三菱に対する批判的なジャーナリストの風評被害ではないでしょうか。
サーキットランやジムカーナではコントロールがものすごくシビアでした。GT-Rのように誰でも簡単にタイムが出る親切な設計ではありませんので、すべて自分の腕次第です。無理は禁物な車でした。あと、故障が多いです。最悪なのはゲトラグのミッションで、2回も壊れました。なんで日本製にしなかったのか不思議です。電装系も弱く、古くなってECU、エアフローセンサー、PW、ABS、エアコンコントローラーなど次々と故障し、国内には中古部品すら見つからず、アメリカのオークションで探したり、コンデンサーを交換して回路を再生したりと、維持はとても大変です。
スタイル、性能ともに日本車離れした素晴らしい車ですが、もう過去の車と考えたほうがいいです。故障が多くて部品もなく、維持するのは非常に困難ですから、今から買わないほうがいいです。
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