四輪専門さん(大阪府)
投稿日: 2017年9月14日
5点
載っていて恥ずかしくない軽自動車です。
豪華装備や快適装備は同時代のものと比べても劣りますが、軽自動車という存在は、そういうものが付け加えられるほど、かえって貧乏くさくなってしまいますよね。
この車はそういう表面上のところ「以外」にエネルギーを割いてつくられた車です。
(だからこそ商業面ではあまり成功しなかったのかもしれませんね)
理想主義的な設計思想と、そこから生み出されたいつまでたっても古くならないスタイリング。MR、というかほぼRRなので独特の運転感覚があり、FFの同時代の車と比べていざという時も安心してフルブレーキできます。
NAはさすがにきついが、ターボなら加速なども問題なし。
そこそこの積載量や、小回りの良さや見切りの良さ。
つまり、走る曲がる停まるといった、クルマとしての基本性能がしっかりしているという点がとても評価できます。
ターボに4年ほど乗りましたが故障もゼロでした。
前席後席どちらもシートの出来が悪かったですね。
せっかく独自のポジションをもつスペシャリルな車なのに、このシートのせいで長距離ドライブの楽しさがいくらか損なわれます。
アイの電気自動車版はプジョーにOEMしていますが、これでヨーロッパ人は大丈夫なのでしょうか。
あと気になったのは腰高感。
ドライビングポジションが高めで、それゆえの見切りの良さもありますが、事前に想像していたよりもロールするというかヒョコヒョコした感じになると思います。
デメリットをはるかに打ち消せるような個性や思想がある車を名車とよぶのなら、これは名車と言えるでしょう。
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