THE!対決

PART3 積載性対決

Report/編集部 Photo/奥隅圭之、奥村純一
トヨタ マークXジオ
↑左右の張り出しが少なく、スクエアで使いやすいのがジオのラゲージ。実際に2列を倒した状態ではオデッセイより多い14個の段ボールが積める計算だ
ホンダ オデッセイ
↑ほかのミニバンと違い、天地方向への広さがオデッセイの特徴。革新的な低床技術によるフロアの低さがラゲージの余裕にもつながっている

ジオは荷室の張り出しが少なく使いやすい

さすがボディが大きな両車だけあって、積める段ボールの数も多い。しかし使い勝手にはかなりの差が出た。その差が段ボールの数にも表れる結果になったので合わせて見ていこう。

まず3列目シートを起こした状態から。ミニバン全体に言えることだが、この状態では荷物をたくさん積むのは難しい。普通の車だとトランクに当たる部分にシートを付けているから必然的に荷室が犠牲になってしまうのだ。両車とも積めた段ボールの数は2個。ただオデッセイは3列目シートをトランク側に収納する構造になっているので、3列目を出しているときの荷室はかなり深さがある。その分背の高い荷物や大きな荷物も積みやすくなる。

3列目を格納した状態だとジオは段ボールを運転席側から3+3+2の8個、オデッセイは2+2+2の6個となる。オデッセイは荷室の張り出しが大きく左右には2個ずつしか積めなかったのに対し、ジオはちょうどすっぽりと3個並ぶサイズ。左右幅の差は編集部実測値で5cmだったが、細かい形状により積める量に差が出てきた。

オデッセイは天地方向への空間が大きい

2列目シートも格納し荷室を最大にした状態だと、ジオが運転席側から3+3+3+3+2の14個積めたのに対し、オデッセイは3×3+2+2+2の12個。3列目を倒したときの差がそのまま影響している形だ。荷物を積まない状態で眺めるとどちらも広大なスペースをもっているのだが、やはりオデッセイは張り出しが大きい印象を受けてしまう。ただその張り出しがいびつな形ではないので、使いやすさを損なうことはないだろう。

段ボールの数には表れていないが、注目したいのは天地方向への数値。どちらも全高は立体駐車場に入る1550mmだが、室内の高さはオデッセイのほうがかなりある。今回は後方視界も考慮して段ボールを2段積む計測は行っていない。しかし実際に使う場面を想定すると高さ方向に空間が広いのはかなり重宝するはず。また地面から床までの高さもオデッセイのほうが低い。普通の荷物を積むときはさほど気にならないが、重量のあるものを積みたいときにはこの差は効いてくるだろう。
今回のまとめ
さすが新しく発売されたばかりのマークXジオ。荷室の張り出しが大きいというオデッセイのネガティブ要素を解消してきている。数値的にはわずかだが、見た目の印象と実際に積めた量を比較すると、ジオのほうが勝者になる。ただもともと大きな空間をもっている両車なので、オデッセイだって十分に使いやすくてたくさん荷物を積める空間を保持していることはつけ加えておきたい。
今回のテスト車両


■トヨタ・マークXジオ
・テスト車両
240G(2WD)
286.0万円
・駆動方式
2WD(FF)
・トランスミッション
CVT
・全長×全幅×全高
(mm)
4695×1785×1550
・ホイールベース(mm)
2780
・車両重量(kg)
1570
・最小回転半径(m)
5.7
・乗車定員(人)
6
・エンジン種類
直4DOHC
・総排気量(cc)
2362
・最高出力
[kW(ps)rpm]
120(163)/6000
・最大トルク
[N・m(kg-m)/rpm]
222(22.6)/4000
・使用燃料
無鉛レギュラー
・燃料タンク容量
60L
・10・15モード燃費
(km/L)
12.8
・タイヤサイズ
225/45R18



■ホンダ・オデッセイ
・テスト車両
L(2WD)
300.3万円
・駆動方式
2WD(FF)
・トランスミッション
CVT
・全長×全幅×全高
(mm)
4770×1800×1550
・ホイールベース(mm)
2830
・車両重量(kg)
1660
・最小回転半径(m)
5.4
・乗車定員(人)
7
・エンジン種類
直4DOHC
・総排気量(cc)
2354
・最高出力
[kW(ps)rpm]
118(160)/5500
・最大トルク
[N・m(kg-m)/rpm]
218(22.2)/4500
・使用燃料
無鉛レギュラー
・燃料タンク容量
65L
・10・15モード燃費
(km/L)
12.2
・タイヤサイズ
215/60R16