※この記事はカーセンサー関東版17号2000年5月4日・5月11日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
(Tester/河口 まなぶ Photo/渡邉 英昭)

ユニークな雰囲気と個性的なクラシカルスタイルをカジュアルユースに

  • ダイハツ オプティ クラシック 走り|ニューモデル試乗
  • ダイハツ オプティ クラシック リアスタイル|ニューモデル試乗
↑足回りは意外や弾力性に富んだ張りのあるもので、シャキッとした雰囲気(左)リア回りもメッキパーツを効果的に配して、ノーマルとの差別化を図っている(右)
軽自動車ながらも3BOXのセダン的形状ボディをもつオプティをベースに、メッキバンパーなどでレトロ風に仕上げたモデルがこのオプティクラシックだ。

フロントグリルに始まり、2分割のバンパーモール、ドアミラーなど、メッキ処理されたパーツを与えたことで、その見映えは一気に懐かしい雰囲気をもつ。また、それゆえ小さなサイズながらもひと味違った高級感が生まれている。

また同様にインテリアでは、質感をアップさせた専用のシート表皮やドアトリムを採用したほか、ウッド調のステアリングやパネルを与えるなどして、こちらもクラシカルなイメージをもたせた仕上げに。

個性的な軽自動車を求めるならオススメできるモデル

  • ダイハツ オプティ クラシック インパネ|ニューモデル試乗
  • ダイハツ オプティ クラシック  エンジン|ニューモデル試乗
↑ウッド調ステアリング、パネルなどを与えることで、高級感あふれる室内とした(左)可変バルブタイミング機構(DVVT)により、燃費の向上を図っている(右)
メカニズム面ではエンジンが平成12年排ガス適合になったことや、DVSと呼ばれるABS、トラクションコントロールシステム、横滑り制御の3つの機能を持つ、車両制御安定システムがオプション設定(2WD・4AT車)されるなどのほかには大きな変更はない。

今回は街中を中心に高速道路も含めて、DVS装備の車両で走行してみた。印象的なのはその乗り心地。外見がクラシカルなので足回りもソフトな感じかと思ったが、意外や弾力性に富んだ張りのあるもので、シャキッとした雰囲気がある。加えてエンジンも元気だ。 数値的には58ps/6.5kg-mだが、ガンバって回ってくれるから信号ダッシュでもツラくない。

ただ一つ残念だったのは4ATのフィーリングだ。シフト時のショックが大きめでガサツな感じがした。 とはいえ、個性的な軽自動車を求めるならオススメできるモデル。雰囲気作りはユニークだ。

SPECIFICATIONS

主要諸元のグレード クラシック 2WD
駆動方式 2WD(FF)
トランスミッション 4AT
全長×全幅×全高(mm) 3395×1475×1405
ホイールベース(mm) 2360
車両重量(kg) 750
乗車定員(人) 4
エンジン種類 直3DOHC
総排気量(cc) 659
最高出力[ps/rpm] 58ps/7600rpm
最大トルク[kg-m/rpm] 6.5kg-m/4000rpm
10・15モード燃費(km/L) 18.6
ガソリン種類/容量(L) 無鉛ガソリン/40
車両本体価格 99.8万円

河口 まなぶの責任採点

コンセプト 3点 取り回し 4点 加速性能 3点 ブレーキ性能 3点
フィニッシュ 3点 操作系の使い勝手 4点 乗り心地 3点 環境対策 4点
前席居住性 3点 ラゲージルーム 3点 操縦安定性 4点 燃費 4点
後席居住性 3点 パワー感 3点 高速安定性 3点 ステータス 3点
内装の質感 3点 トルク感 3点 しっかり感 3点 コストパフォーマンス 3点
得点合計 65/100