とりるさん(兵庫県)
投稿日: 2013年2月13日
4点
一見すると大変独特の雰囲気を持った、ラグジュアリーでありながらもスポーティな一面を併せ持っているところが、いかにも三菱の車らしいといえます。
まだバブルの香りが残っている頃に作られた車と言う事もあり、大変贅沢な作りをした車とも言えます。当時としては珍しかった、マルチリフレクターヘッドライトも大変特徴的で、どちらかといえば、まだスクエアデザインの車が多かった中で、マツダのアンフィニシリーズと同じ雰囲気を持った曲線を多用した車としても、大変スペシャリティな雰囲気を泡会わせてくれる一台でした。今でも決して色あせることなく、むしろ独特の魅力を感じさせてくれるそのエクステリアが何よりも魅力と言えます。
デザインが流線型という形をとっているため、車格の割に車内が意外と狭い所が、一つのデメリットと言えます。更に、そのデザインから来る、車両感覚の取りにくさも気になる所。
そして、2リッターエンジンながらも、比較的高出力なセッティングで作られたエンジンと言う事もあり、他の2リッターライバル車と比較すると、その燃費の悪さも話題となったほどです。
今にして思えば、色々と惜しいところもいくつか持っている車でしたが、その独特の洗練されたボディは、現在の車の主流であるデザインの元祖ともいっていいほどに、ある意味ではデザインを先取りした車とも言えます。ただ、その洗練されたボディを上手く使うだけの技術がまだ確立されていなかった為、結果としてその車内の狭さが仇となってしまい、この車の本来の実力ほど人気のでなかった悲しい想い出のある一台と言えます。
このクチコミは参考になりましたか?
参考になった人:1
あなたのクルマクチコミを投稿しませんか?
新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。