Saepapaさん(神奈川県)
投稿日: 2018年9月9日
3点
美しいスタイルが一番の魅力です。買うときはGT-Rにするかかなり迷いましたが、バージョンNismoの実物を見るとZの方がはるかに美しくて決まりでした。コックピットもセンターに伝統の3連メーターがあって雰囲気はZのほうがいいです。どちらも贅沢なスポーツカーですがGT-Rは速さ、Zは美を追求した日産エンジニアの意気込みを感じます。ボディーの剛性が高く、コーナーリングスピードは速いです。ノーズがすっと切れ込むフィールはミッドシップのようで、リヤは限界がやや低いものの、滑ってからのコントロールは楽です。もはや時代遅れのFRですが、元ラリー狂の私でも満足できるフィールです。自身のエンジニアとしての一番の関心はVVELエンジンでした。ポンピングロスをなくした素晴らしいエンジンです。高速の主体の通勤に使って燃費は10㎞/Lを切ることはまずありませんし、アクセルの中間開度でのコントロールがしやすく、NAらしくレスポンスも良いです。トルクは細いものの7500回転まで一気に回ります。あとは相当なスピードでも風切り音が出ません。素晴らしい空力性能で高速を快適に走れる車だと思います。
中古で購入してすぐにステアリングロックが故障してエンジンがかからなくなりました。Zに多発している特有のトラブルで、修理費が9万近くかかりました。日産はリコールする気はないらしく大変失望しました。性能面では加速力は拍子抜けしました。前に乗っていたGTOの方がはるかに速く、ホントに355馬力出ているのか疑わしいです。低速から中速のトルクも細く感じます。他には価格のわりに装備が簡素なのが気になります。足回りは固く日常の乗り心地が良くないので、アジャスタブルショックが欲しいですし、オートクルーズも国内仕様はありません。高速道路が最も得意なクルマだけに残念です。あと、パドルシフトに乗りたくて自身初のAT車ですが、マニュアルモードにしてもスピードが落ちると勝手にどんどんシフトダウンしてしまい、おせっかいが過ぎます。極低速でも使えるエンジンなのでもっとシフトロックの幅を広げてほしいです。やはりZに乗るならMTの方がいいようです。
3700ccで2シーターと贅沢なスポーツカーです。美しいスタイルを楽しみながら優雅な人生を送れそうな車です。性能面はほどほどで、昔乗っていたGTOの方が走る楽しみがある車でした。走りよりも優雅さを感じる車です。それでも、Zの名に恥じない日本を代表するスポーツカーだと思います。
このクチコミは参考になりましたか?
参考になった人:84
あなたのクルマクチコミを投稿しませんか?
歴代モデルのオマージュを感じさせながら先進技術も装備
“走りを極める”ためのパッケージングをふんだんに採用
2シーターモデルとして復活
日本初の280psエンジンを搭載
新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。