とりるさん(兵庫県)
投稿日: 2013年2月18日
3点
まだ日本でそれほど外車、それも比較的リーズナブルな車種がメジャーではなかった頃に、クライスラーが日本進出を本格的に行う為に発売したのが、このネオンという車でした。
独特の丸めライトがとても可愛らしく、セダンでありながら、どこか女性を意識したデザインが好評となりました。日本車などに対抗するために作られた、クライスラーらしくない小型の車であった為、大変興味を惹かれた方も多かったほど。実際にはそれほど売れなかった車でしたが、日本車では当時、一番人気であった2リットルエンジンの排気量を設定するなど、様々な部分で日本車を意識しつつも、大変安い価格の車だったこともこの車の良かった点と言えます。
やはり、様々な所でコストダウン的な手が加えられているのが気になる点と言えます。その中最たる部分が、ミッション形式。
MTの方は5速マニュアルと言う事もあってまだ良かったのですが、問題はATでした。3ATという、日本に於いては当時、軽自動車や小型車の一部分だけで採用されていたATが、このネオンでは採用されていました。2リットルという排気量のエンジンにこの3ATは、騒音の面でも、そしてなめらかさや快適性、更には高速性能に於いてもネックとなっていました。
上記に加えて、高速走行時の騒音も高めで、決して快適とは言えない雰囲気も気になる点といえます。
排気量、車格、そして何よりもクライスラーという名称を持った一台としては、大変リーズナブルで魅力のある車と言えます。ただ、気になる点がどうしても幾つか存在してしまうため、使い方や用途に限られてしまうところが難点。ただ、そういった気になる点を克服出来る、或いは気にされない方にとっては、安くてそこそこの走りが出来る車だと言えます。個人的には、MT車をお勧めしたいです。
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