赤911さん(東京都)
投稿日: 2023年3月18日
1点
・車両本体価格10〜15万円も出せばいわゆる即ドリに近い個体でも買えた時があった
・何といってもスタイリングが最高。
・内装がある車なら彼女とイチャつける位の車内空間と快適性があった
・車内は意外と広いので、サーキットへ行くのにタイヤを4本と工具を積んで走る位は余裕だった。
・いじり方次第でよくある走り屋御用達の車にもデートカーにもなった
・スポーツカーとして使うと比較的穏やかな運動特性の車なので初心者にも優しい車だった。
・自分が乗ってたこのQ’sは遅かったけど吸排気を全部良い奴に交換したら
結構良い音で走れる様になって気分は良かった。
K’sを選べば日産あるあるで結構簡単にパワーを引き出せるので
BMWのスポーツモデル位なら全く眼中に入らない位のペースで走れる車に仕立てる事もできた。
・S15から採用された6MTと比べて5MTはシンプルな分耐久性に長けていたのか
ひどい壊れ方をした記憶がない。
・今はどうか知らないけどパーツは探さなくても幾らでも売ってた。ない方がおかしかった。
・止まっているだけで職務質問される。
・駐車場に停めていると免許取り立てやもっと若いであろう小僧に中までジロジロ見られる。
・今考えると恐ろしい位ボディが柔らかい。
ロールケージのバーを左右1本追加しただけでブレーキのコントロール性が明らかに改善する位だった。
また、足を固めて乗っているとフロントタイヤハウス内にクラックが入る事があった。
・ジャッキアップするだけでサイドシルの一般的なジャッキポイントが潰れる。
ならサブメンバーにと思ってフロアジャッキで上げるとそこも凹む。
どうしようもないので最終的にはロールケージの裏板をジャッキポイントにして
整備する時は必ずリフトで持ち上げる様にしていた。
フレームにもジャッキをかけてはいけない。同じ様に曲がるし凹む。
説明書や整備要領書にフレームでジャッキアップするなとの記載があったと記憶している。
・前述の件に続いて2023年現在の車と比べたら比較にならない位安全性に欠く。
ロールケージを入れてない車が横転すると簡単にルーフは潰れるし
真横からぶつけられると車内までドアが入ってくる様な壊れ方も普通にする車だった。
(昔のホットバージョンみたいなビデオを見るとそう言うシーンがたまに出てくる)
・ブランクキーが1本5万円以上で売買される様な異様な市場価格になっている今
ボコボコにするつもりで買って走らせようとはもう思えない。
・当然ではあるけどNAは本当に遅い。
直線だとフォレスターのターボに付いて行けず
内装を全部外して吸気からエンドマフラーまで吸排気系に全部手を入れて
やっとBMWの初代1シリーズの2000ccモデルよりも多少速くなる位。
・市販のサスペンションキットでまともな製品を見た事が無い。
わかっている人が酸いも甘いも全部飲むつもりで今更買うなら止めないけど
初めての一台に今更これを選ぶのは本当にやめた方が良い。
気になった点の項目に書いた通り現代の基準から考えると
よくこれで販売してたなと思える位華奢な車であるのが事実。
特にサーキットを走りたい人が乗るのは全くお勧めしない。
サイドバー付きのロールケージを入れ様が焼け石に水でしかない。
富士や鈴鹿、もてぎを走るのにS13や180SXを選ぶのは死ぬつもりか?と思う位危険で
2023年の現代で乗るには安全上不安しかない車というのが正直な印象。
その一方で、安価に大量に出回っていた時代に楽しませて貰った身の経験としては
安く部品が手に入って、整備の難易度も決して高く無いので
運転、整備共に技術を養うのには最高の1台だった事もまた事実。
自分が自動車業界で様々な車を扱える様になった技術の基礎は
間違いなくこの車があったからこそ築く事ができたと思っている。
KP61やAE86に代わる、素晴らしい入門FRスポーツカー”だった”事は間違いない。
とはいえ、時間が経ちそしてあまりにも中古の流通価格が上がってしまった今となっては
この車が本来担っていた役割は現行の86やBRZが負う時代になったのではないだろうか。
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