マタムネさん(香川県)
投稿日: 2017年9月15日
4点
5速ETGやMTなど運転を愉しめるトランスミッション
208はMT仕様はもちろんのこと、自動的にクラッチの操作を行う自動変速機能付き2ペダルMTのETGが搭載されています。これをAT免許で乗れるからといってオートマチック車と理解してはダメです。
パドルシフトを上手く使って積極的にギヤチェンジをドライバー主導で操作したとき、始めてETGの価値と愉しさが理解できます。
大人4人がしっかり乗れること
この手のBセグメントハッチバックは後席がかなり窮屈なモデルも多くいのですが、この208は175cm程度の男性なら、十分乗れる空間があり、後席もそれほど閉所感もなく後席の頭上空間も余裕は少ないですが、頭がつかえることは平均的な座高ならば無いと思われます。
走行性能の高さ
ハンドリングも正確で軽いエンジンで前後の重量バランスも良いため、プジョーらしくすっと気持ちよく曲がってくれます。またフランス車らしく柔らか目のサスペンションはマンホールの蓋を踏んでも大きくばたつくことはありません。
それでいて、コーナーリングでペースを上げていっても常識的な範囲では限界状態を呈すことはありません。欧州車ではごく当たり前のことですが、パワーの限られたエンジンなので、コーナーリングで無駄な加減速を避けてコーナーをクリアしたいといういかにもフランス車らしい設計ともいえます。
万人向けとはいえない5速ETG
この5速ETGは1007に搭載されていた2トロニックと類似した機能を持つシステムです。
このシステムの弱点は昔から一速→二速のつながりに違和感を感じる点ですが、クラッチのつなぎ方をゆっくりにしたため、かえって減速感が強く違和感をおぼえます。
1007ユーザとしては、正直言ってほとんど改良されていないという感じがしています。
これはとても進化したトルコンATやCVTなどのシステムと比べたら、自動変速機能付き2ペダルMTなのですから、スムーズでないのは当然なのです。
正確で適度にシャープなステアリングは運転を愉しむ基本です。
ごく普通のグレードでライバル車と比べたら、ローパワーなスペックのエンジンですが、5千回転を超えて回しても遮音性も高く煩くありません。それよりもこの低速で以外にトルク感があり、高回転でそれなりのパンチ力もあるエンジンを使い切って愉しむ面白さがあります。ともかく運転に積極的になれる方でMTは渋滞がわずらわしい。そういった方には5速ETG仕様はおススメの車だと感じます。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。