なっとうさん(千葉県)
投稿日: 2017年9月9日
3点
ホンダらしく高回転域までストレス無く回るエンジンは素晴らしかった。
やや固目なサスペンションの設定も相まって、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションの地面に食いつくようなコーナリングは安定感抜群。
4WSの車線変更は異次元の感覚。
横幅が必要以上にあり、横方向に広がる特徴のあるインパネデザインも手伝って感覚的な広さは想像以上。しかし、デートカーにその助手席との距離感は必要だったのだろうか?
一方縦方向は狭いの一言。
背の高いトランクに遮られて後方の視界は最悪で、にも拘らずトランクはカローラ・レビンより狭い。
その知的さに欠け野性味だけ強調されたデザインは北米では理解されたのかも知れないが、日本人には全く受けなかった。
プレリュードというだけで乗りたがる女子大生が多かった先代の好感度は、残念なことに全く引き継がれなかった。
カローラ・レビンと比べても雑でプラスチッキーな内装はプアで、未来的なインパネはエンジンを入れるとメーター部分に照明が入り浮き出てくるような感じなのだけど、実際はブラックアウトしているようで常に見えていて昭和の香り。デザインを大きくスポイルしていた。トヨタのように虚像反転式メーターを奢れなかったのだろうか?
ただでさえ狭い後部座席は収納で左右が区切られ、4人乗車の際は運転手もイチイチ降りる必要があるので、雨の日の送迎は大変。
初期型に設定されたのはチャコールグレーという名の、一見黒に見える濃いグレー。スーパーブラックが欲しかった。
4WSは無くても良かった。
大きく重くどっしりした分、乗り心地からホンダらしい軽薄さは消えたものの、先代の持つ良さも人気も全て捨て去った。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。