ヒロさん(神奈川県)
投稿日: 2013年2月19日
4点
【エクステリア】
ボディサイズは全長5020mm、全幅2000mmと、旧型より90mm長く、130mm幅広くなり、ボリューム感はアメリカンSUVそのものですが、デザインは「これがエクスプローラー?」と思うぐらい激変しています。なかでもボディサイドに回り込んだヘッドランプやリアコンビランプが印象的で、フレームが消滅したことで30mmマイナスの1805mmになった全高は、もっと低くなったように見えます。
【インテリア】
フロアは旧型に比べて低く、乗り降りしやすくなりました。前席はフッカリした座り心地にアメリカ車らしさを感じます。2列目は座面が短いものの背もたれは長く、着座位置は高めで、身長170cmの僕が腰掛けるとひざの前には10cmぐらいの空間が残りました。3列目も、シートサイズは小さめですが、ひざの前や頭上に余裕を残して座ることができました。天井にはガラスサンルーフとエアコンの吹き出し口、脇にはカップホルダーと、アメリカ製らしいアメニティ装備の充実もありがたいところです。
【エンジン性能】
V6エンジンは3.5Lでありながら294ps/35.2kgmと、旧型の4.6L・V8と同等のパワーをマークしています。車両重量は2170kgとあいかわらず重めですが、伊豆高原周辺での試乗では、望みどおりの加速を手に入れることができました。6500rpmから始まるレッドゾーンまできれいに回る点も印象的で、いい意味で低回転大トルク型という従来のアメリカ車のイメージを打破しています。
【走行性能】
ハンドリングも旧型とは一線を画すもので、ステアリングを切るとスッとノーズが向きを変え、その後は背の高さや重さを感じさせずに曲がっていく動きは、乗用車的という表現がピッタリです。それでいてオフロードコースでは、悪路走破性も満足できるレベルにあることが確認できました。4WDシステムがランドローバー各車に似た、走行シーンをダイヤルで切り替える方式になったので、分かりやすくなったことも特徴です。
【乗り心地】
乗り心地は旧型とはまるで異なります。サスペンションがしなやかに動き、ショックを足元だけで吸収するというモノコック構造らしい乗り味で、低速ではオフロードタイヤの固さは感じるものの、速度を上げると大きく重い高剛性ボディが味方して、ゆったりした乗り心地に変化していきます。
特になし
このあと新型エクスプローラーには、なんと2L直列4気筒ターボエンジン搭載車も追加されるそうです。時代の流れに合わせて、ここまで大胆に変化できるとは驚くばかりです。それでいて実用性や走破性はエクスプローラーの伝統どおり。アメリカ車の実力にはまだまだ注目しておく必要があると認識させられました。
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