たんきむさん(神奈川県)
投稿日: 2024年1月23日
5点
剛性感が高く、安定した走りとしっとりした乗り心地。十分以上のパワー感があり、ハンドル、アクセル、ブレーキの操作に対する車の挙動が自然でなめらか、コーナリング性能も高く走りに余裕があるのでとにかく運転していて気持ちいい車です。着座位置が低い車ですが、フロントガラス両サイドのピラーが細くて手前に引いてありダッシュボードが低いので、運転時の視界はかなり広く、これも気持ち良さ、運転のしやすさに繋がっています。ボンネットが見えて見切りも良いです。タイヤが太く、足回りが硬めでコツコツした感じと、ロードノイズも少し有るので高級車というほどでは無いと思いますが、車体がしっかりしていて不快な突き上げは少なく、アクティブノイズコントロールが効いて静かに走れるので乗り心地も良い方だと思います。反面、強めにアクセルを踏んで加速時するとエンジンのステップコントロールが入り、さらにスポーツモードでアクティブサウンドコントロールを効かせたら、昔乗っていたインテグラのVTECエンジン音にも似た雑味が無いエンジンサウンドが響いて、それに合わせてスピードが乘っていきます。まさに爽快、新開発のLFCエンジン自体のエンジン音が良いので、その本物のエンジン音を活かしてスピーカーで音を付け足しているから合成音とはいえ自然で気持ちいい音を再現出来ているのだと思います。
スイッチ式のシフトには賛否あるようですが、誤操作しにくいよく考えられたボタン形状になっていて、これはこれでセンターコンソール回りがすっきりして良いと思います。ボタンを押したときの感触にまで拘って作られているとのことで、押したときのスッとなめらかにボタンが沈む感触が非常に良いです。走行中はDに入れたら触らないものなので。バックの切り替えもボタン1つなので、慣れるとレバー位置を確認しながら動かして操作するより楽です。
回転半径5.7mで小回りが利かないこと。後方の視認性が良くないこと。兄弟車のSUV ZR-Vとほぼ同価格なのにZR-Vに有ってシビックに無い機能が非常に多いこと(レザーシート、パワーテールゲートは不要ですが、マルチビューカメラ、ステアリングヒーター、リバース連動ミラー、オートブレーキホールドのメモリー機能、運転席電動シートのメモリー機能、テールゲートライト、USB-C、後席USB、後席のアンビエントライト、リアシートのシートヒーターは付いていて欲しかった)。
あと、細かな点では、グローブボックスの開くスピードが妙に遅、ETCに蓋が無くてカードが入っているのが外から見える、ドライブモードスイッチの手前がめくら板になっている(ガソリン車でアイドルストップのスイッチが有る場所)、など。センターコンソールのパネルは安っぽくは無いのですがZR-Vのようなレザー調にするとかもう少し高級感がある仕立てに出来なかったかとも思います。こういう内装デザインはマツダの車の方がうまいですね。それから贅沢な悩みですが、新車時から高価なタイヤを履いていて(40扁平のミシュランのPS4、しかもシビック用に専用設計されたもの)、交換時の出費がかさみそうだし、市販のタイヤに変えて乗り味が落ちることが無いか心配です。
価格設定が高めなせいか国内ではあまり売れていないようですが、ホンダの本気を感じられる良車で、所有する満足感が高い車だと思います。実車を眺めるとローワイドで流麗かつ整ったスタイルでカッコよく見えるのですが、写真で見ると地味に見えてしまうので損をしているかもしれません。ユーザーとしては街中で同じ車とあまりすれ違わないのは良いのですが。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。