Hondaは、サステナビリティ(持続可能性)に関する考え方や、非財務領域の重点課題に基づく活動および取り組みをまとめた「Honda SUSTAINABILITY REPORT 2015」(以下、サステナビリティレポート)を発行しました。サステナビリティレポートは、Hondaとして初の発行となり、これまでのCSRレポートと環境年次レポート(グローバル編)で報告してきた内容を統合し、すべてのステークホルダーの皆様に向けたレポートとなっています。

この6月に新たに社長に就任した八郷隆弘は、サステナビリティレポートのトップメッセージの中で、「Hondaは、サステナブルな社会の実現をめざす企業として『環境』『安全』『品質』『社会』を重要なテーマと捉え、Hondaらしく創造し、挑戦し、新たな価値を提供し続けます」と発信しています。

サステナビリティレポートでは、この4つの重要なテーマを関連付け、Hondaの企業活動を報告しています。

【主な報告・開示内容】

環境: グローバルでの環境パフォーマンスデータや2014年度〜2016年度の取り組み計画とその実績を、製品および企業活動について報告しています。
安全: 安全運転教育や、「Honda SENSING」等の安全技術、テレマティクスを通じた安全情報の提供などについて、その取り組み内容を報告しています。
品質: 開発、調達、生産部門などが一体となった、確実な品質の作りこみや、グローバルでの市場品質改善体制、品質管理教育などの取り組みを報告しています。
社会: 人材、社会活動、サプライチェーンにおける企業活動を報告しています。人材の中では、グローバル人材の育成に向けた英語の公式言語化や、グローバルリーダー育成プログラムについて、また、ダイバーシティ推進においては、グローバルの女性従業員数や女性管理職の比率など人材関連データも掲載しています。

開示項目は、国際的なサステナビリティ・レポーティングのガイドラインであるGRI(Global Reporting Initiative)※を参考に、関連情報を掲載しています。

Hondaは今後も、サステナビリティレポートを通じて、Hondaグループの企業活動における社会へのさまざまな関わりに対してステークホルダーの皆様にご報告し、皆様のご意見をこれからのサステナビリティ経営に繋げることで企業価値を高め、持続可能な社会の実現に貢献していくことによって、「存在を期待される企業」を目指してまいります。

【サステナビリティレポート 目次】

・社長 八郷隆弘によるトップメッセージ
・品質問題に関するご報告
・特集:モビリティの、未来へ
視点1.水素社会を、現実に
視点2.「自動運転」が拓く未来
・サステナビリティマネジメント
・パフォーマンス報告(環境、安全、品質、人材、社会活動、サプライチェーン)
・GRIガイドライン対照表
・第三者検証

●「Honda SUSTAINABILITY REPORT 2015」ホームページ
<日本語版>
トップページ
http://www.honda.co.jp/sustainability/report/

<英語版>
トップページ
http://world.honda.com/sustainability/report/

※GRIガイドライン:サステナビリティ報告書に関する、世界共通のガイドライン。報告原則、標準開示項目や、実施マニュアルを提供している

「Honda SUSTAINABILITY REPORT 2015」 表紙