フル充電なら一般家庭の約1日分に相当する電力供給が可能

三菱自動車 『MiEV power BOX』|日刊カーセンサー
三菱自動車 『MiEV』|日刊カーセンサー

三菱自動車は4月27日より、電気自動車i-MiEVとMINICAB-MiEV専用のディーラーオプションとして、「MiEV power BOX」を発売します。

「MiEV power BOX」は、i-MiEVやMINICAB-MiEVの急速充電コネクターと接続することで、車体に搭載されている駆動用バッテリーに蓄えられた電力の一部を取り出すことができる電源供給装置です。交流(AC)100Vで最大1500Wまでの出力ができ、駆動用バッテリーがフル充電であった場合、最大1500Wでの連続使用でも約5~6時間の電力供給を可能としています。

外出時はもちろん、大規模な災害など、非常時における電力供給源としてEVの蓄電能力が注目されおり、「MiEV power BOX」も社会における様々なニーズを想定し開発されました。

昨年、三菱自動車は車にできることの新しい可能性を広げる試みとして、アーティストの椿昇さんや京都造形芸術大学の学生等の協力のもと「i-MiEV ねぶた PROJECT」を発足しています。長崎県五島市の子供たちと共にオリジナルのねぶたを制作し、世界初の「クルマの電気でつくるねぶた祭」を開催。i-MiEVから1500W電源供給装置によって供給された電気により、勇壮で迫力のあるねぶたに明かりがともりました。大盛況のうちに終わった「クルマの電気でつくるねぶた祭」は、今後のEVの可能性を広げるイベントとなったようです。三菱自動車ホームページではこのねぶた祭の模様が公開されていますのでぜひチェックしてみてください。

移動する大容量の電力源として、EVの新たな役割に貢献する「MiEV power BOX」は全国の系列販売会社にて4月27日より発売開始。価格は14万9800円(税込)です。


MiEV power BOX
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2012/news/detail4552.html

i-MiEV ねぶた PROJECT
www.mitsubishi-motors.co.jp/i-miev/special/nebuta/index.html

Text/カーセンサー編集部