いまだ新鮮さを失わない日産の2シーターオープン

日産の2シータースポーツといえばフェアレディZ。そのオープンモデルであるロードスターが10月にフルモデルチェンジしました。その影響もあってか、旧型のZロードスターが狙い目です。いよいよ150万円を切る物件も登場してきました!

旧型のフェアレディZロードスターが登場したのは、クーペから遅れること約1年の2003年10月。クーペ同様「ハイパフォーマンス」「デザイン」「ハイバリュー」をウリに、ロードスターとしてオープンエアが楽しめるなどの魅力も付与されています。
  • 日産 フェアレディZロードスター(フロント)|おいしい中古車
  • 日産 フェアレディZロードスター(リア)|おいしい中古車
↑クーペと同じようなスタイリングながら、実はオープンモデル専用にデザインされているロードスター。オープン時のスタイルはどこから見ても絶品(左右)
エンジンはV6の3.5L一本で、ミッションは6MTのほか、MTモード付きの5ATもラインナップ。ルーフは電動式のソフトトップを採用し、リアスクリーンは熱線入りのガラス製となっているので、経年劣化などで白くくすんでしまうこともありません。操作も世界初のワンレバー3ロック方式なので、力いらずで至極カンタンに行えます。

オープンカーで気になるのは、やはり風の巻き込み。自分は良くても、女性を乗せる時などは気をつかうものです。その点このZロードスターは、フロントウインドウ~ウインドディフレクター~ストレージリッド~トランクリッドまでの形状を最適化。空気の流れをコントロールし、オープン時でも風の巻き込みが少ない快適な室内空間を実現しています。

また、高速道路などではクローズ時の風切り音も気になるところ。さすがにクーペ同様とまではいきませんが、うるささを感じるほどではありません。十分に音楽や会話が楽しめます。少なくとも、私のユーノスロードスターより圧倒的に静かであることは間違いありません。すきま風なんかも入りませんしね。

  • 日産 フェアレディZロードスター インパネ|おいしい中古車
  • 日産 フェアレディZロードスター エンジン|おいしい中古車
  • 日産 フェアレディZロードスター ルーフ|おいしい中古車
↑インパネにスパルタンさは皆無。どちらかというとゴージャス系(左) エンジンは定番のVQ。初期型の最高出力は280ps(中) ルーフの開閉は約20秒(右)

走行4.2万kmでも200万円以上安い!

さて、そんな旧型Zロードスターが、ついに150万円を切ってきました!走行6.2万km、修復歴なしの物件が145万円です。「もうちょっと走行距離が少ないのを…」という人は、12万円アップの157万円で、走行4.2万km(修復歴なし)という物件も存在します。

これまでは希少性もあり高値安定のZロードスターでしたが、新型の登場もあってずいぶんおいしい状態になってきました。新車時価格は360万円ですからね。走行4.2万kmの物件でも200万円以上安いわけです。新型Zのスタイリングは賛否両論のようですが、旧型のほうが好きという方、ぜひご一考ください。クーペはそこそこ見ますが、ロードスターはいまだに新鮮ですからね。

Text/金子剛士