マツダ ビアンテ VS 日産 セレナ PART3:取り回しや駐車のしやすさが優れているのは?
2008/10/16
PART3取り回しや駐車のしやすさが優れているのは?
マツダ ビアンテ
日産 セレナ
圧倒的な視界の良さがライバルに差をつける
ハイト系ミニバンというと、ドライバーのポジションが高いため見晴らしが良くなる半面、車の直近が見づらくなる弊害も起こりがち。背の高いボディ形状のため窓の位置が高まり、ドア部分が天地に分厚くなり、死角を生みやすくするからだ。ところがビアンテは、そんなネガがいささかも気にならない。運転席に座ると実感できるが、ウエストラインが低く、視界が明るいからだ。特にフロント回りは、フロントガラスの後ろの三角窓の面積が非常に広いうえ、“三角形の底辺”が低く、車の左斜め前の下方向の視界を広くしている。
しかもカーナビにサイドモニターの機能があり、この画像が鮮明でリアル。なので縦列駐車時など、まるで車両感覚がつかみやすいセダンのようなつもりで、スムーズに操作できる。
車庫入れも、縦列駐車の印象とほぼ同じ。ビアンテはバックモニターの画像は鮮明だし、ボディの一部が視野内に映し込まれるカメラアングルのため、障害物との間隔もつかみやすい。画面上に現れる誘導線も利用しやすいし、まるでトヨタ車のような扱いやすさ。
視界の広さはあるものの、モニター鮮明度が評価を落とす
対してセレナも、ウエストラインが低いデザインのため、視界は決して狭くない。が、ビアンテの広大な三角窓を知ってしまうと、同じ三角窓でも小さく感じるし、運転席からではインパネの盛り上がりの一部に三角窓の視界がケラれている。またモニターも手がかりにはなるが、画像の鮮明度が物足りない。駐車スピード時の車の動きも、どことなくモッサリした印象。以上の要素が重なり、縦列駐車も困難というわけではないものの、ビアンテのほうがスムーズに行えると感じた。
セレナも、縦列駐車ほど精度を要求しない分には(車庫入れの場合、左右の中心がわかればモニターの役割は果たすから)バックカメラのモニターの視界も十分。さらに、これはセレナの長所だが、ウエストラインが低く、全周とも窓の下端が低いので視界も広く、安心感が高いのも扱いやすさにつながっている。
それとセレナは、全幅が1695mm(ビアンテは1770mm)と、街中での路上の実情に合っている点も見逃せない。
■視界チェック計測結果
| 前方視界 車から1mはなれて |
後方視界 車から1mはなれて |
|
|---|---|---|
| マツダ ビアンテ | 85cm | 121cm |
| 日産 セレナ | 79cm | 120cm |
今回のまとめ
私鉄の特急列車の先頭車両にありそうなビアンテのデザインは、突飛なルックスだけではなく、“視界の良さ”という機能的根拠をもっていることをここで実感した次第。セレナのウエストラインの低さも武器にはなるが、縦列駐車時にはそれほど武器にはならない。総合的に見て、ビアンテに軍配が上がる。次回予告
ミニバンとして優れているのは?
ミニバンとして優れているのは?
今回のテスト車両


| マツダ ビアンテ | |
|---|---|
| テスト車両 | 20S 240.0万円 |
| 駆動方式 | 2WD |
| トランスミッション | 5AT |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4715×1770×1835 |
| ホイールベース(mm) | 2850 |
| 車両重量(kg) | 1640 |
| 最小回転半径(m) | 5.4 |
| 乗車定員(人) | 8 |
| エンジン種類 | 直4DOHC |
| 総排気量(cc) | 1998 |
| 最高出力 [kW(ps)/rpm] |
111(151)/6200 |
| 最大トルク [N・m(kg-m)/rpm] |
190(19.4)/4500 |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラー |
| 燃料タンク容量 | 60L |
| 10・15モード燃費 (km/L) |
12.8 |
| 実用燃費 (km/L) e燃費提供 |
8.5 |
| タイヤサイズ | 205/60R16 |


| 日産 セレナ | |
|---|---|
| テスト車両 | 20G 243.6万円 |
| 駆動方式 | 2WD |
| トランスミッション | CVT |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4680×1695×1840 |
| ホイールベース(mm) | 2860 |
| 車両重量(kg) | 1620 |
| 最小回転半径(m) | 5.5 |
| 乗車定員(人) | 8 |
| エンジン種類 | 直4DOHC |
| 総排気量(cc) | 1997 |
| 最高出力 [kW(ps)/rpm] |
101(137)/5200 |
| 最大トルク [N・m(kg-m)/rpm] |
200(20.4)/4400 |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラー |
| 燃料タンク容量 | 60L |
| 10・15モード燃費 (km/L) |
13.2 |
| 実用燃費 (km/L) e燃費提供 |
9.4 |
| タイヤサイズ | 195/65R15 |
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
マツダ ビアンテ VS 日産 セレナ PART3:取り回しや駐車のしやすさが優れているのは?/旬ネタ
あわせて読みたい
新型デリカミニの中古車流通量が100台超えてきたけどお得なの? 三菱の超人気アウトドア派軽SUV、中古車状況やオススメの狙い方を解説!
“生きた機械”に乗る楽しさ! 「空冷ポルシェ 911」の世代ごとの特徴と選び方のポイント!
新型CR-V発売間近! ところで先代5代目の中古車状況はどうなってる? 都市型SUVの先駆け、オススメの狙い方を解説
アルファード/ヴェルファイアの平均総額がそれぞれ130万円以上もダウン! 超人気車種の両モデルの違いとオススメの狙い方を解説
レクサスLMが年間250万以上ダウン!アルファード食傷気味のあなたへ贈る「最上級ミニバン」の狙い方
BMW X4が1年で100万円近くダウン!今、狙うべき本命グレードは?「走れるクーペSUV」を賢く手に入れよう
スバル フォレスターが2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝く! ところで5代目の中古車状況はどうなってる? モデル概要、オススメの狙い方を解説!
憧れのディフェンダーが総額500万台で狙える!? ランドローバー 高級SUVの代名詞、中古車状況やオススメの狙い方を解説
【徹底考察】ランドクルーザーFJとジムニーノマド、どっちがいいの? 両モデルの特徴や違い、買うべき人を本気で考えてみた!
リフトアップされた“武闘派”のランクル80は、幼少期から刷り込まれた父との思い出の結晶




















