ルノー ルーテシアはデザインも魅力だが走りもなかなかである
カテゴリー: ルノーの試乗レポート
タグ: ルノー / ハッチバック / FF / ルーテシア / EDGEが効いている
2016/03/26
![▲価格も安くてとっつきやすい。ありきたりなハッチバックでは飽き足らないけど、MINIや500のような車は苦手という人は、ぜひ選ぶべき。老若男女、誰が乗っても絵になるし、Cセグに負けない車格感があるところもよい](http://www.carsensor.net/contents/article_images/_61258/r_160326_2.jpg)
彩りと華のある正統派コンパクトハッチバック
日本に導入された2年半前、初めて現行ルーテシアを目の前にしたときには驚いた。コンサバなイメージの強かったルノーが、いきなりこうなったのだから。それもMINIやフィアット500とは違って、あくまで普遍的な中でこうしてデザインで魅せているところがルーテシアのたいしたところだ。
そして、もともとこのクラスで買うとしたらルーテシアがいいなと思っていた。見た目が好みなのだが、実用性も十分に確保されているし、乗った印象もよかった。今回、さらに走りがよくなっていて、ますます気持ちが強まった。
1.2L直噴ターボエンジンはトルクが向上し、6速DCTのギア比が最適化された。これによる変化は体感できる。出足がよくなり、中間加速が軽やかになった。もともと1.2Lという排気量のわりにはよく走る印象だったところ、よりストレスを感じさせなくなった。さらに今回、ストップ&スタート機能が新たに搭載されたこともお伝えしておこう。
独創的なインテリアも、ルーテシアの魅力のひとつだが、今回、シートの両サイドにカラーラインを配したり、ステアリングホイールをスポーティなタイプにするなどして、さらに個性が際立ったのもうれしい。
昨年はBセグのハッチバックでもっとも欧州で売れたらしいが、それもまったくうなずける話。それがより商品力を高めたのだから、もはやBセグでは無敵の存在といえそうだ。
![▲個性的なエクステリアは変わらず、ブランドのアイデンティティを主張する](http://www.carsensor.net/contents/article_images/_61258/r_160326_3.jpg)
![▲インテンスのみインテリアを変更、シートサイドにインテリアカラーに対応したラインが入った。GTと同じスポーティなステアリングを装着](http://www.carsensor.net/contents/article_images/_61258/r_160326_4.jpg)
![▲1.2Lエンジンはトルクを向上、ギア比も変更され、より運転しやすい設定とされたという](http://www.carsensor.net/contents/article_images/_61258/r_160326_5.jpg)
【SPECIFICATIONS】
■グレード:INTENS ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1197cc
■最高出力:118/5000[ps/rpm]
■最大トルク:205/2000[n・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:6DCT
■全長x全幅x全高:4095x1750x1445(mm) ■ホイールベース:2600mm
■車両価格:239.9万円
あわせて読みたい
西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランドローバー ディフェンダーの巻
【試乗】新型 ポルシェ 911 ダカール|オフロードではカイエンより速い! 2500台限定の“背の高い911”
【試乗】新型 スズキ スイフト MTモデル|現段階で200万円以内最良のMTハッチバックはコレ!
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ CLEクーペ|走りも乗り心地も過不足なし。伝統を継承するシンプルかつ流麗なクーペ!
【海外試乗】新型 アストンマーティン ヴァンテージ|とことん走りに没頭できる、全方位で進化を果たしたFRリアルスポーツ!
【海外試乗】新型 ポルシェ マカン|電動化しても走りは“ポルシェ”!? 重さを感じさせない軽快なハンドリングが魅力だ!
足らないからこそ楽しめる。家族色に染められた2代目カングー
【名車への道】’61 ジャガー XK150 “ル・マン”を制した性能と耐久性に優れるエンジンを搭載!!
【スーパーカーにまつわる不思議を考える】当主の死去で迎えた、名門「ピニンファリーナ」と「カロッツェリア」のさらなる受難
“軽さ”は正義につき。【カーセンサーEDGE 2024年7月号】