第2世代GT-Rの遺言 Vol.1【伊藤 修令 編】 【GT-Rムック発売中!】
カテゴリー: 編集部からのお知らせ
2007/11/19


GT-Rはスカイライン全体を光らせる
象徴的な光源だった
伊藤 修令
●Profile/いとう ながのり
R32開発主管
プリンススカイライン、日産C10型~6代目スカイラインの開発を経て
R32型スカイラインを担当。16年ぶりにGT-Rを復活させた
■GT-Rは玄人が買う車。だから手抜きはできなかった
スカイラインGT-Rというのは、あくまでスカイライン一族なんです。スカイラインという商品をリードしていくための象徴的な位置づけにGT-Rはあった。だけど僕が32を任されたときには、既にそれ自体が難しくなってきていましてね。GT-Rじゃないとスカイラインじゃない、と見られがちだった。GT-Rはスカイライン全体を光らせるという意味と、GT-Rだけが光り過ぎちゃいけない、という二面性があったんですよ。
<中略>
32のコンセプトが決まった時点で、僕の頭の中にはGT-Rの構想があったんです。’85年の暮れです。でもその頃の日産は業績が振るわなく初めて営業赤字を出したんですよ。だから開発や設計の人間を削って、工場や販売に出すとか、リストラをやっていたんですね。そんな時期にGT-Rをやるなんて、言えなかった。
<中略>
ケンメリ以降、新型が出るたびにGT-Rは出ないのかと言われていたでしょ。つまりファンの期待を何年も裏切ってきたんですよ。スカイラインに憧れてこの仕事について、32でスカイラインの主管になった。だからやっぱり僕の手でGT-Rを復活させたかったというのはあります。(本文から一部抜粋)
…と、今回はここまで!第2世代GT-Rで一番の人気を誇る、R32が生まれた舞台ウラを一部お届けしました。セブン-イレブンで限定発売中の『カーセンサー特別編集 歴代GT-Rを買うための本』では、さらに興味深い話が見られますので、ぜひお手にとってご覧ください!
インタビュー/ジュネコ 写真/篠原晃一
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