素敵なカーライフのパートナー探しをリーズナブルに始める

購入金額以上に見える車、趣味的な演出ができる車、トコトン実用的な車など様々な観点からコストパフォーマーを選んでみました。独断と偏見に満ち溢れているかもしれませんが、筆者が50万円で何を買うか真剣に悩み厳選した10台となっております。こうやって見ると、色々な車が購入範疇に入ってくるものですね。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第10位はランドローバー ディスカバリー(絶版)。兄貴分であるレンジローバーの悪路走破性を受け継いだ“カジュアル版”です。さすがにデビューは20年以上前ですから、最新のSUVとはちょっと違う古臭さがあります。走りは古典的なクロスカントリー車で、乗用車っぽい機敏さとは無縁と言っていいかもしれません。ネオクラシックカーに乗ると思えば不満は出ないと思います。適度にカジュアルで、適度に英国風味が漂っていて、ノスタルジックな気分に浸れます。

第9位は三菱 アイ(現行)。一般的に軽自動車は値落ちしにくく、必ずしもコストパフォーマンスが高い(維持費の安さは認めつつも)とは一概には言い難いかもしれません。でも、アイは現行型にもかかわらず、50万円台で狙えます。中古車市場では不人気なのでしょうか?個人的にはコンセプトカーが市販化されたような近未来的デザインも、軽自動車らしからぬ安定した走りも高く評価しています。軽自動車購入をお考えの方はぜひ、ご検討してみては?

第8位はホンダ ラグレイト(絶版)。全長5mオーバー、ホイールベース3mと威風堂々としたミニバンです。これが海外では「オデッセイ」として販売されていたというから、ちょっと驚きます(笑)。3.5L V6エンジンは十分過ぎるほどのパワーで、巨漢がグイグイと走って行きます。ミニバンはミニバンでも街中でもなかなか見かけませんし、オールマイティに使えるところもイイです。もう、こんな“走り重視”なミニバンはなかなか登場しないように思います。

第7位はプジョー307(絶版)。車名は違えど実質“現行モデル”に値する「308」よりも半分以上安い金額で流通しています。フランスのエスプリを感じるというよりも、実は質実剛健な雰囲気のほうが強いかもしれません。走りや乗り味からは、どこまでも真面目な感じが伝わってきます。「楽しさ」「面白み」というよりも実用性やキッチリカッチリしたフィーリングを体感させてくれるんです。ドイツ勢のコンパクトハッチバックをお考えなら、良きライバルです。

第6位はトヨタエスティマ(旧型)。デビューから12年が経っていますが、ミニバンが欲しい人には素晴らしいコストパフォーマンスをもたらします。現行モデルの中古車の半分以下です!大勢乗れて、荷物もたっぷり積めて、走りだって文句のつけどころがないんですから。2.4L 直4モデルが売れ線のようですが、個人的にはトルクのある3L V6モデルをオススメします。このサイズのミニバンですと、“ゆとり”を感じさせる走りのほうが気持ち良いものです。

Report/古賀 貴司