日産 ノートe-POWERは新パワートレインで新時代の走りを実現している
2016/12/16
▲発電用のエンジンを搭載しているものの、駆動はモーターのみで行う新たなパワートレインを採用した日産 ノートe-POWER革新的なパワートレインをお馴染みの車に採用
新しいパワートレインを搭載した日産 ノートe-POWER。まず簡単にe-POWERのシステムについて説明する。駆動は電気自動車(EV)と同様、完全にモーターによるものだ。ここがハイブリッドカー(HV)との大きな違いだ。
一方で、EVと異なり、フロントに搭載する高効率1.2Lエンジンで発電し、バッテリーに電気を供給する。このシステムは、レンジエクステンダーとも呼ばれている。今回は標準的なXと、上級仕様のメダリストに試乗した際の様子をお伝えしたい。
走行感覚は電気自動車そのもの
スタートは左手にあるパワーボタンを押しスタンバイOK。標準のリーフ同様、可愛らしいキノコのようなセレクターレバーをDレンジに入れて走り出す。
走行感覚はまるっきり電気自動車のそれだ。高い負荷がかかる上り急勾配での再発進時にようやくエンジンが始動した。
だが、プリウスなどのパラレル式HVのようにエンジン始動時の振動が小さく静粛性は抜群。アクセルを踏み込めば使用した電気を回復するためにエンジン回転も上がるようだが、不快な振動は皆無である。170kgほどの重量増は、負担ではなく厚みのある快適な乗り心地に寄与している。
ユニークな点は回生ブレーキのフィーリングだ。アクセルをオフにすると、強いエンジンブレーキのようにグッと抵抗が生まれ減速する。走行モードをe-POWER Driveにセットすると減速の度合いが強くなる。NORMALモードはその度合いが弱いため、高速ではむしろその方がスムーズな動きで良い。
加速は素晴らしい。モーターならではの一気に立ち上がるトルクの恩恵だ。加速時の静粛性も高い。発電用エンジンの影響でフロントヘビーになりハンドリングが甘くなるのではと懸念したが、高速コーナーでも全く問題ない。むしろバネ上の重量増加で安定している。グレード間による違いに関しては、上級仕様のメダリストの方が前席での静粛性が高い印象だ。
▲ノートe-POWERのリアビュー。外観上は標準仕様のノートとほぼ同じだ。写真のボディカラーはe-POWER専用色となるプレミアムコロナオレンジ
▲フロントグリルを縁取る青いラインがe-POWERの目印
▲発電用のエンジンは標準のノート同様、フロント部分に搭載される。エンジンの型式は標準車と同じHR12DE。バッテリーはリチウムイオンとなる
バッテリーを前席下に搭載するが後席の広さは十分キープ【SPECIFICATIONS】
■グレード:e-POWER X ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直3DOHC(発電用)+モーター(駆動用)
■最高出力(駆動用モーター):80(109)/3008-10000[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:254(25.9)/0-3008[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:2WD ■トランスミッション:―
■全長x全幅x全高:4100×1695×1520(mm) ■ホイールベース:2600mm
■車両重量:1210kg
■車両本体価格:195万9120円(税込)
■グレード:e-POWER メダリスト ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直3DOHC(発電用)+モーター(駆動用)
■最高出力(駆動用モーター):80(109)/3008-10000[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:254(25.9)/0-3008[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:2WD ■トランスミッション:―
■全長x全幅x全高:4100×1695×1520(mm) ■ホイールベース:2600mm
■車両重量:1220kg
■車両本体価格:224万4240円(税込)
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