日産 ルークス▲もともと経済的な軽自動車にも、燃費向上を目的としてハイブリッドが用意される時代になった

軽自動車のハイブリッドモデル、今オススメの10選+αをご紹介!

日本ドメスティックなカテゴリーにもかかわらず、今や世界に実力が認められることとなった軽自動車。その進化は日進月歩、全くとどまることを知らない!

加速性能やハンドリングはもちろん、燃費性能の向上も著しいところだ。その燃費性能に貢献しているのが、ハイブリッド車の存在。今や軽自動車もハイブリッドが主流で、ラインナップしていない車種の方がむしろ少数派となっている。

この記事では軽自動車のハイブリッドにはどんな仕組みがあるのか、特徴などを解説しつつ、具体的な車種を一気に紹介していく。また、併せてハイブリッド車以外で燃費が良いオススメモデルについても紹介しよう。
 

スズキ スペーシア ▲自然吸気エンジンだけでなく、ターボモデルにもハイブリッド車を設定する車種が増えた
 

軽自動車のハイブリッドモデルとは?

小型車や普通車、SUVやミニバンまで、あらゆるカテゴリーをハイブリッド車が席巻している。ご存じのようにエンジンとモーター、2種類の動力をもつ車をハイブリッド車と呼んでいるが、同じハイブリッドといってもエンジンとモーターの両方を動力として使う「パラレル式」、エンジンを発電のみに使い、動力はモーターが担う「シリーズ式」など複数の種類がある。

しかし、軽自動車に搭載されているのは今のところ「マイルドハイブリッド」のみだ。「マイルドハイブリッド」とはエンジンが主体となって動力を担い、モーターをアシスト的に用いるタイプのもの。メーカーによって「S-エネチャージ」など固有の名称を用いているが、システム的にはマイルドハイブリッドの一種と考えて良いだろう。
 

 ISG ▲エンジンの動力を利用して発電するオルタネーターを、動力の補助にも使うタイプのシステムがマイルドハイブリッドだ

「マイルド」と頭に付くのは、モーターをより積極的に用いる「パラレル式」「シリーズ式」などが「ストロングハイブリッド」と呼ばれており、それと区別するため。「マイルドハイブリッド」はいわば簡易的なシステムと言える。

ただ、「ストロングハイブリッド」は元来、モーターの動力だけで走行できるタイプのハイブリッドと定義されていたが、マイルドハイブリッドでも発進時などにモーターだけで走るタイプが登場し、その区別は曖昧になってきた。
 

 

軽自動車ハイブリッドモデルの特徴やメリット・デメリット

軽自動車におけるハイブリッドのメリットとデメリットを挙げてみる。

【メリット】

・燃費が良い
マイルドハイブリッドを採用する目的は燃費向上のため。ガソリン車よりも燃費が良いのは当然だ。ただでさえ安い軽自動車のランニングコストがさらに安くなる。
 

 スズキ アルト ▲自然吸気エンジンとマイルドハイブリッドの組み合わせは、燃費向上において特に有利

・車両価格が安い
オルタネーター(発電機)を駆動アシスト用モーターとして用いるため、構造的には通常のガソリン車とほとんど変わらない。そのため車両価格への上乗せが少なく、リーズナブルなのがマイルドハイブリッドの利点だ。ガソリン車と併売しているモデルもあるが、その価格差は他のカテゴリーほど大きくない。

・車重が軽い
独立したモーターをもつストロングハイブリッドに比べて構造がシンプル。バッテリーの容量も小さくて済むため、ハイブリッドであっても車両重量増を抑えられる。燃費に貢献するだけでなく、運動性能にも直結するメリットだ。

・静かに走れる
軽自動車ハイブリッドの中には、極低速時にモーターだけで走れるものがある。夜間の車庫入れ時などにありがたい機能だろう。
 

 アルト車庫入れ ▲マイルドハイブリッドでも、ごく短時間のみならモーターだけで走れるシステムがある

【デメリット】

・トルク向上のメリットは少ない
ストロングハイブリッドは燃費向上だけでなく、モーターによる強大なトルクも魅力のひとつだが、実はマイルドハイブリッドにそうしたメリットはあまり期待できない。あくまでモーターはアシスト的な役割だ。軽自動車で爆発的なパワーを求める人は、ターボ車を選ぶべきだろう。
 

 

軽自動車のハイブリッドモデルオススメ10選

ここからはハイブリッド車が設定されている軽自動車10モデルを、中古車状況とともに紹介していこう。気になる燃費も記載しているので、ぜひ検討の参考にしてみてほしい。
 

 

1:スズキ ワゴンR(6代目・現行型)&マツダ フレア(2代目・現行型)

■生産期間:2017年2月~
■中古車平均価格:100万円
■新車時価格:107.9万~181.3万円
■燃費:20.9~25.2km/L(WLTCモード)
 

 スズキ ワゴンR(6代目) ▲先進安全装備も積極的に採用。2022年8月~は全車に標準装備された

ハイトワゴン界をリードしてきたワゴンRの6代目は、ハイブリッドを豊富にラインナップ。標準顔、カスタムZ、スティングレーと3タイプのマスク、2WD&4WD、自然吸気とターボ、それらの仕様すべてにハイブリッドが用意されている。

そのシステムは5代目・後期型で採用されていた「S-エネチャージ」をさらに進化させ、モーターのアシスト領域を増やしたもの。時速13km以下なら、最大10秒間までモーターのみでクリープ走行できる。

もちろんワゴンRならではの広い車内空間も健在だ。

マツダ フレア(2代目・現行型)はOEMモデルで、ハイブリッドモデルのみラインナップされている。ワゴンRとの違いはほぼエンブレムのみだ。
 

 スズキ ワゴンR(6代目) ▲Aピラーを細くすることで前方視界を広く確保

デビューから6年が経過した現在、中古車市場には3000台近くが流通。なんとその7割以上がハイブリッド車だ。ガソリン車も含めた平均価格は約100万円とリーズナブル。デビュー直後の物件なら、走行距離3万km程度のハイブリッド車でも総額50万円台から狙える。
 

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スズキ ワゴンR(6代目・現行型)× ハイブリッド×全国

なお、OEMのフレアの平均価格は約85万円と、ワゴンRのに比べて割安感がある。これは、比較的高価格のワゴンRのスティングレーにあたるグレードがフレアには設定されていないことが要因だ。また、流通台数は約200台と少なめなので、ワゴンRと併せて探してみることをオススメする。
 

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マツダ フレア(2代目・現行型)×全国
 

2:スズキ スペーシア(2代目・現行型)&マツダ フレアワゴン(3代目・現行型)

■生産期間:2017年12月~
■中古車平均価格:140万円
■新車時価格:127.4万~200.6万円
■燃費:19.2~22.2km/L(WLTCモード)
 

 スズキ スペーシア(2代目) ▲初代から全高で50mm、ホイールベースで35mm拡大し、車内空間が圧倒的に広くなった

2代目となったスペーシアは、なんと全車ハイブリッドという大胆な選択をした。システムはワゴンR(6代目)と同じ、ISG(モーター機能付き発電機)を用いたマイルドハイブリッドだ。

最長10秒間のクリープ走行ができるだけでなく、ドライバーが任意でモーターアシストを強められるパワーモードスイッチを採用するなど、ハイブリッドらしさを追求した仕様となっている。

標準仕様の他に、アグレッシブなフロントマスクとなる「カスタム」、アウトドア仕様の「ギア(2018年12月~)」が存在する。なお、マツダ フレアワゴンはスペーシアのOEMモデルだ。
 

 スズキ スペーシア(2代目) ▲トランクをイメージした内装が可愛らしい

中古車市場には4640台以上が流通している。中古車平均価格は約140万円だが、価格帯は50万~300万円と幅広い。高価格な物件の多くが、登録済未使用車、未登録車などをコンプリートカスタムした仕様だ。
 

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スズキ スペーシア(2代目・現行型)× 全国

なお、OEMのフレアワゴンの平均価格は約135万円と若干安い。これはワゴンRと違い、高価格帯のコンプリートカーなどがほとんど流通していないことが要因と言えそうだ。また、掲載台数は約400台とスペーシアの1/10以下となる。
 

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マツダ フレアワゴン(3代目・現行型)× 全国
 

3:スズキ アルト(9代目・現行型)&マツダ キャロル(8代目・現行型)

■生産期間:2021年12月~
■中古車平均価格:100万円
■新車時価格:94.4万~149.2万円
■燃費:25.7~27.7km/L(WLTCモード)
 

 スズキ アルト(9代目) ▲シルエットが四角くなり、グラスエリアも広がって運転しやすくなった

2WD車の27.7km/ L(WLTCモード)という数値は、数ある軽自動車の中でもナンバーワン! 通常のガソリン車もエネチャージ(減速時に回収したエネルギーを電装品に使うタイプ)を採用、さらにISG(モーター機能付き発電機)を用いたマイルドハイブリッドも新たに採用された。

外観は8代目のイメージを踏襲しつつも、ボディの角を丸く仕上げ、全高を高めに設計。車内空間が大幅に広がった。ホットハッチモデルとして一時代を築いた「ワークス」はこの代で廃止され、スタンダードな軽自動車の立ち位置となっている。

マツダ キャロルはアルトのOEMモデルだ。
 

 スズキ アルト(9代目) ▲夜間の歩行者も検知する「デュアルカメラブレーキサポート」を標準装備

デビューからまだ2年弱ということで、中古車市場に流通しているのは600台とちょっと少なめ。ラインナップのほとんどがハイブリッドであるはずだが、中古車市場ではガソリン車が主流で、ハイブリッド車は全体の1割弱にとどまっている。

走行距離の少ない物件が多く、新車に近いコンディションのアルトを狙うなら今が好機だ。
 

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スズキ アルト(9代目・現行型)× ハイブリッド×全国

なお、OEMのキャロルの中古車流通台数はかなり少なく、全体でも10台程度、そのうちハイブリッドは2~3台見つかる程度だ。現時点では、アルトと併せて検討するのが賢明だろう。
 

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マツダ キャロル(8代目・現行型)× ハイブリッド×全国
 

4:日産 デイズ(2代目・現行型)&三菱 eKクロス(初代・現行型)

■生産期間:2019年3月~
■中古車平均価格:120万円
■新車時価格:127.3万~191.5万円
■燃費:16.8~21.2km/L(WLTCモード)
 

 日産 デイズ(2代目) ▲標準仕様のデイズより、一段と引き締まった表情となる「ハイウェイスター」

2代目デイズでは、売れ筋である「ハイウェイスター」に「スマートシンプルハイブリッド」が採用された。これは減速時のエネルギーをリチウムイオンバッテリーに蓄電し、加速時の動力アシストなどに用いるものだ。

時速13km以下になると作動する「停車前アイドリングストップ」も搭載されている。燃費に不利なターボ車でも、19.2 km/L(2WD車・WLTCモード)という燃費を実現しているのは立派だろう。

「ハイウェイスター」の外観は、日産の「Vモーショングリル」を強調したシャープなデザイン。外観は全く違う車に見えるが、三菱 eKクロス(初代)はデイズの兄弟車であり、全車マイルドハイブリッドとなっている。
 

 日産 デイズ(2代目) ▲「ハイウェイスター」には軽自動車で初めて「プロパイロット」が採用された
 三菱 eKクロス ▲こちらは兄弟車の三菱 eKクロス。ベースは一緒だがアウトドア感が強いデザインが特徴

デイズは中古車市場に約2200台流通。全体の約半数が「ハイウェイスター」となっている。価格の一例を挙げると、2019年式・走行距離4.6万kmの「ハイウェイスター プロパイロットエディション」で総額80万円弱。新車価格の半額以下で狙える。
 

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日産 デイズ(2代目・現行型)× ハイブリッド×全国

一方のeKクロスは、デイズに比べるとかなり少ないものの約350台流通している。エントリーグレードに当たる「M」なら、総額100万円以下の物件も見つかる。
 

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三菱 eKクロス(初代・現行型)× 全国
 

5:スズキ ハスラー(2代目・現行型)&マツダ フレアクロスオーバー(2代目・現行型)

■生産期間:2019年12月~
■中古車平均価格:150万円
■新車時価格:128万~183.4万円
■燃費:20.8~25.0km/L(WLTCモード)
 

 スズキ ハスラー(2代目) ▲フロントオーバーハングをより短くするなど、よく見ると初代との違いは明らか

デザインが似通っているため、世間からはフルモデルチェンジしたとあまり意識されない、けれど中身はしっかり進化しているのが、この2代目ハスラーだ。ボディは上部を立ち上げることで広い車内空間を確保。タイヤを四隅に配置することで足元空間の拡大も図られた。

マイルドハイブリッド・システムも初代後期モデルに搭載された「S-エネチャージ」からレベルアップしている。このスタイルで、しかも「アダプティブクルーズコントロール」などを搭載したモデルで25.0 km/L(WLTCモード)という燃費をたたき出しているのは驚きだ。

マツダの2代目フレアクロスオーバーはOEMモデルだが、見た目の違いはほとんどない。
 

 スズキ ハスラー(2代目) ▲インテリアのデザインも遊び心たっぷりだ

中古車市場には約1800台が流通しており、選択肢は豊富。中古車平均価格は150万円前後だ。
 

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スズキ ハスラー(2代目・現行型)× 全国

一方、フレアクロスオーバーは約140万円とちょっと安め。台数は約140台と少なめだが、性能やデザインは全く同じ、違うのはエンブレムのみとあってお買い得感がある。
 

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マツダ フレアクロスオーバー(2代目・現行型)× 全国
 

6:日産 ルークス(3代目・現行型)&三菱 eKスペース(2代目・現行型)&三菱 eKクロススペース(初代)

■生産期間:2020年3月~
■中古車平均価格:150万円
■新車時価格:141.6万~245.4万円
■燃費:16.4~20.9km/L(WLTCモード)
 

 日産 ルークス(3代目) ▲スーパーハイトワゴンとしては後発、それだけに装備内容にはこだわりが見える

ルークスというのはちょっとユニークな経緯をたどっている車で、初代はスズキ パレットのOEM車、2代目は三菱 eKスペースのOEM車となって名称も「デイズ ルークス」に変更。この3代目は日産が開発を担い、三菱のeKスペース、eKクロススペースと基本的な設計を共有する形となった。

ルークスには標準仕様と「ハイウェイスター」、2種類の外観デザインが用意されるのはデイズ同様だ。「スマートシンプルハイブリッド」が採用され、燃費が大きく向上している。「ハイウェイスター」にはミリ波レーダーを採用した「プロパイロット」搭載グレードも用意されている。

一方のeKスペースおよびeKクロススペースの違いは、基本的には見た目だと考えてよい。親しみやすいeKスペース、アクティブな印象が強いeKクロススペースといった具合だ。

ちなみに、eKクロススペースは2023年1月に生産終了が発表されている。
 

 日産 ルークス(3代目) ▲ワンクラス上の走行性能や内装の質感も評価の高いところ
 三菱 eKスペース ▲左がeKスペース、右がeKクロススペース

デビューから約3年半、中古車市場にはルークスは約1800台が流通。日産のブランドゆえか、中古車平均価格は約150万円とやや高めの水準だ。それでも2020年式・走行距離0.7kmの「660 S」グレードで、総額90万円以下のリーズナブルな物件もある。
 

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日産 ルークス(3代目・現行型)× 全国

一方、三菱モデルの方は2モデル合わせて750台ほどと、ルークスに比べ少ないもののまずまずの台数。ルークスを含めた3モデルの中から好みのものを選んで良いだろう。
 

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三菱 eKスペース(2代目・現行型)× 全国

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三菱 eKクロススペース(初代・現行型)× 全国
 

7:スズキ ワゴンRスマイル(初代・現行型)

■生産期間:2021年8月~
■中古車平均価格:150万円
■新車時価格:129.7万~177.1万円
■燃費:23.6~25.1km/L(WLTCモード)
 

 スズキ ワゴンRスマイル(初代) ▲居住性を高めるために全高を上げつつ、燃費性能にも配慮したフォルム

スライドドアを採用しつつ、デザイン性を高めたワゴンRの派生モデル。ワゴンRおよびスペーシアとも部品を共有していることからも分かるように、ハイトワゴンとスーパーハイトワゴンの中間的存在だ。

ずんぐりとしたフォルムに丸いヘッドライトの愛らしい外観、居心地のよい内装が魅力となっているが、「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載した「スズキセーフティサポート」を全車に標準装備するなど装備も充実。

スライドドアは欲しいけど、スペーシアだと背が高くて運転しにくそう、と感じている人にはちょうど良い車種だろう。上位グレードにはマイルドハイブリッド仕様が用意されている。
 

 スズキ ワゴンRスマイル(初代) ▲天井にキルティング加工を施すなどインテリアも凝っている

中古車市場には約1000台のワゴンRスマイルが流通。その半数近くが走行距離1万km未満の物件だ。ハイブリッド車が全体のおよそ8割を占めている。

価格の一例を挙げると、2021年式・走行距離0.4万kmの「ハイブリッド S」で総額122.4万円。新車価格より25万円ほど安く手に入る計算だ。
 

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スズキ ワゴンRスマイル(初代・現行型)× ハイブリッド×全国
 

8:三菱 デリカミニ(初代・現行型)

■生産期間:2023年5月~
■中古車平均価格:220万円
■新車時価格:180.4万~223.9万円
■燃費:17.5~20.9km/L(WLTCモード)  

 三菱 デリカミニ(初代) ▲eKクロススペースよりも外径の大きいタイヤを採用。スキッドプレート風のデザインもたくましい

緑色のワンちゃん(デリ丸)が登場するCMで人気沸騰中のデリカミニ。今年デビューしたニューモデルだが、基本設計はeKスペースやeKクロススペースと共通、つまり日産 デイズとも兄弟関係にあるモデルだ。

既にeKクロススペースがあるのに、なぜ同ジャンルの新型を? という疑問が思い浮かぶが、こちらは「デリカ」の名を冠していることからも分かるように、よりSUVテイストを強めたデザイン、走行性能となっている。加速時にモーターが駆動をアシストするマイルドハイブリッドが全車に採用された。
 

 三菱 デリカミニ(初代) ▲三菱の同一車線運転支援機能である「マイパイロット」も用意

登場から間もないために、中古車市場に流通しているのはまだ100台ほど。そのほとんどすべてが走行距離500km未満の物件だ。

一例を挙げると、2023年式・走行距離3kmの「プレミアム G」で、価格は新車価格よりわずかに高い総額201万円。短い納期でデリカミニを手に入れたい人は中古車を狙っても良いだろう。
 

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三菱 デリカミニ(初代)× 全国
 

9:ダイハツ ハイゼットカーゴハイブリッド(初代)

■生産期間:2005年9月~2010年3月
■中古車平均価格:60万円
■新車時価格:221.6万円
■燃費:20.0km/L(10・15モード)
 

 ダイハツ ハイゼットカーゴハイブリッド(初代) ▲外観上で過剰なアピールはなく、通常のハイゼットカーゴと全く変わらない

今から17年も前に、軽自動車のハイブリッドが登場していた! しかも商用車だ。ハイゼットカーゴハイブリッドは軽商用車で初めてハイブリッドを採用したモデル。

エンジンとトランスミッションの間に薄型モーターを挟み、駆動をアシストする独特な機構が採用されていた。アイドリングストップ機能も採用するなど、燃費向上に意欲的なモデルだった。もちろん、ハイゼットカーゴ本来の広大な荷室空間は一切犠牲になっていない。
 

 ダイハツ ハイゼットカーゴハイブリッド(初代) ▲インテリアもシンプルなもの。ハイゼットとしては10代目に当たる

生産終了間際でもすでに13年以上経過しているため、中古車市場に流通している物件数はごくわずか。新車価格は当時200万円を超えていたが、現在の中古車なら総額50万円前後から狙える。
 

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ダイハツ ハイゼットカーゴハイブリッド(初代)× 全国
 

10:スズキ ツイン(初代)

■生産期間:2003年1月~2005年12月
■中古車平均価格:50万円
■新車時価格:49万~139万円
■燃費:32.0km/L(10・15モード)  

 スズキ ツイン(初代) ▲豆のような愛らしいフォルムは今見ても新鮮

2000年代初頭にスズキが発売していた、2シーターのマイクロカー。可愛らしい外観と斬新なパッケージで、現在も根強いファンが存在する名車だ。

ガソリン車の他にハイブリッド車も用意された。エンジンとトランスミッションの間にモーターを挟んで駆動をアシストする、いわゆるマイルドハイブリッドだが、バッテリーは補機類用と同様の鉛。32.0km/L(10・15モード)という燃費は驚異的だったが、販売は芳しくなく、ガソリン車の生産終了より前に廃止となってしまった。
 

 スズキ ツイン(初代) ▲シティコミューターらしく、内装はシンプルそのものだった

中古車市場には約140台のツインが流通しているものの、ハイブリッド車はほんのわずか。これ、と思える物件を見つけたら早めに決断すると良いだろう。
 

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スズキ ツイン(初代)× ハイブリッド×全国
 

ハイブリッドじゃないけど低燃費なオススメ軽自動車3選

ここまではハイブリッドの軽自動車を紹介してきたが、選ぶ際に燃費を気にする人は多いはずだ。

そんな人には、もともとの車重が軽く燃費に有利な軽自動車はオススメできるが、実はハイブリッド車以外にも燃費性能に優れたモデルはある。ここでは代表的な3車種を紹介しよう。
 

 

1:ダイハツ ミライース(2代目・現行型)

■生産期間:2017年5月~
■中古車平均価格:80万円
■新車時価格:84.2万~137.3万円
■燃費:23.2~25.0km/L(WLTCモード)  

 ダイハツ ミライース(2代目) ▲整流パーツを装着するなど空力性能が重視された外観デザイン

あれ、この燃費ならハイブリッド車じゃなくてもOKじゃん、と思う人は多いだろう。ミライースは燃費性能を徹底的に磨き上げたモデルだ。

フェンダーやバックドア、燃料タンクなどを樹脂化、さらにタイヤホイールの軽量化を図り、初代からなんと80kgも軽くなっている。外観も空力性能向上を重視した、シャープなデザインだ。
 

 ダイハツ ミライース(2代目) ▲グレード名で先進安全装備(SAⅢ)の有無が分かるのもダイハツ車の利点

中古車市場での流通量は2500台以上と非常に豊富。走行距離500km未満、新車に近いコンディションの物件も少なくない。価格も走行距離5万km以下に絞っても総額50万円~とリーズナブルだ。
 

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ダイハツ ミライース(2代目)× 全国
 

2:ダイハツ ミラトコット(初代・現行型)

■生産期間:2018年6月~
■中古車平均価格:100万円
■新車時価格:107.5万~145.2万円
■燃費:21.5~22.6km/L(WLTCモード)
 

 ダイハツ ミラトコット(初代) ▲角を丸めたスクエア基調のフォルム、つぶらな瞳がミラトコットの特徴

ミラトコットは、2代目ミライースから派生したデザイン性重視のモデルだ。ミライースが精悍、実用性重視なイメージなのに対して、こちらは柔和で可愛らしいデザインとされた。

燃費についてはさすがにミライースには及ばないものの、マイルドハイブリッド車と比べても遜色ない性能を実現している。軽自動車で初めてSRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグを標準装備するなど、安全性も抜かりない。
 

 ダイハツ ミラトコット(初代) ▲死角が少なく、車両感覚がつかみやすい運転席からの視界

中古車市場での流通台数は600台前後。デビューから5年経過したことで価格帯も低くなってきた。デビュー年に近い年式なら、走行距離3万km以下の物件でも総額60万円台前半から狙える。
 

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ダイハツ ミラトコット(初代・現行型)× 全国
 

3:スズキ アルトラパン(3代目)

■生産期間:2015年6月~
■中古車平均価格:110万円
■新車時価格:107.8万~164.7万円
■燃費:23.4~26.2km/L(WLTCモード)
 

 スズキ アルトラパン(3代目) ▲どことなくクラシカルな外観も魅力。「LC(2022年6月~)」というカスタム仕様もある

ラパンらしい四角いフォルムを受け継ぎながら、角を丸くし、大きくて丸いヘッドライトを採用するなどデザインが一層洗練された3代目。デザインから装備内容まで、とにかく「かわいい」という言葉がぴったりのモデルだ。

しかしラパンの魅力はデザイン性ばかりじゃない! 燃費性能にも優れており、26.2 km/L(WLTCモード)という信じがたいほどの良好な燃費を記録している。
 

 スズキ アルトラパン(3代目) ▲インテリアのデザインも外観同様にキュート

人気車種だけあって、中古車市場の流通量も約2300台と豊富。価格の一例を挙げると、2016年式・走行距離3.2万kmの「660 G オートギヤシフト」で総額60.7万円。オートギヤシフト車はダイレクト感ある変速と燃費性能を両立したオススメの仕様だ。
 

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スズキ アルトラパン(3代目・現行型)× 全国

※記事内の情報は2023年9月13日時点のものです。
 

文/田端邦彦 写真/スズキ、マツダ、ダイハツ、日産、三菱、篠原晃一、尾形和美
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。

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