レクサス RCの中古車総額が1年間で60万円近くダウン! 200万円台で狙えるプレミアムスポーツクーペのモデル概要、オススメの狙い方を解説
2026/02/19
▲「レクサス RC」の中古車平均支払総額はこの1年間で60万円近くダウン。あらためてレクサス RCの詳細をチェックしてみることにしましょう!いまだ大いに魅力的だが、平均総額は順調にダウン
BMW 4シリーズなどの欧州製プレミアムクーペを仮想敵として2014年に登場したレクサス RC。それはレクサスならではの高度なエンジニアリングとクオリティ感、そして「今や希少な“クーペ”である」という部分に基づく色香のようなものが混然一体となった、なんとも魅力的な1台です。
そんなレクサス RCは、2025年1月発売の「ファイナルエディション」を経て同年11月に生産終了となったことも記憶に新しいわけですが、その中古車支払総額は、この1年以内で60万円近くもダウンしています。
ならばこの機会にモデル概要の振り返りを含め、レクサス RCにおけるオススメの狙い方を検討してみることにしましょう!
▲クーペという存在が希少になっている今、レクサス RCの価値と存在意義は逆に増しているように思える▼検索条件
レクサス RC(初代)モデル概要:BMW 4シリーズetc.と競合するプレミアムクーペ
レクサス RCは、レクサスブランドにおける「エモーショナルな走り」をリードするモデルとして2014年10月に発売された2ドアクーペ。ワイド&ローなプロポーションとなるボディのサイズは全長4695mm×全幅1840mm×全高1395mmで、コンパクトなキャビンに張り出したフェンダーを組み合わせることでダイナミックさを表現。フロントとリアにはL字型に発光するLEDランプが配されています。
▲こちらがレクサス RCの初期モデル
▲塗装には新しい5コートの構成を採用し、深みのある光沢が実現されている当初用意されたパワーユニットは、最高出力318psの3.5L V6自然吸気エンジンと、同178psの2.5L直4エンジンに同143psのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類。デビュー翌年の2015年9月には、同245psを発生する2L直4ターボエンジンも追加されました。トランスミッションはいずれも8速ATです。
▲前期型バージョンLのインテリア。走行状態と連動して光量を調整するアンビエントイルミネーションもレクサスとして初めて採用された
▲後席は2人がけゆえ、乗車定員は4名になる。この写真での後席はそこそこ広いようにも見えるが、実際は「エマージェンシーシート」といえるニュアンスだグレードは、パワーユニット別に「350(3.5L V6)」「300h(2.5Lハイブリッド)」「200t(2Lターボ)」の3種類に分かれる他、それぞれに下記3種類のバリエーションが存在します。
・スタンダード(標準グレード)
・バージョンL(充実装備のラグジュアリーグレード)
・Fスポーツ(スポーティな意匠と足回りを採用するスポーツグレード)
2017年11月には一部改良が行われ、予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」が全車標準装備になるなどした他、2Lターボ車の車名を200tから「300」に変更。続く2018年10月にはマイナーチェンジを実施して内外装デザインを変更するとともに、空力性能の改善やサスペンションの改良、パワートレインのチューニング変更なども行われました。
▲2018年11月以降はこのようなデザインに。新デザインのヘッドランプに刷新され、スピンドルグリルも上下で開口比率を徐々に変化させたメッシュパターンに変更されている
▲後期型では、リアコンビネーションランプもL字がより際立つデザインに
▲後期型のインテリア。インパネ中央にはレクサス LCと同デザインのアナログクロックが採用されたその後もレクサス RCは一部改良を重ね――特に2022年12月にはさらに上質な走りを追求するための一部改良が行われ、2025年1月に「ファイナルエディション」を発売。そして同年11月、惜しまれながらも生産終了となったというのが、レクサス RCの大まかなモデル概要およびモデルヒストリーです。
中古車状況:流通台数増加に伴い平均総額は約60万円ダウン
中古車平均総額の推移は、局所的に見れば多少の増減は常にあるものの、ならして考えてみるならば「2025年半ば以降は順調なダウントレンドが続いている」という状況。直近の2026年1月の平均支払総額は506.9万円で、これは2024年3月時点から見て60万円近くダウンしているということになります。
▲2025年2月~2026年1月までの平均総額推移平均総額が比較的大きく下がった理由は、主には延べ掲載台数の増加であると考えられます。「生産終了がアナウンスされたから手放す人が増えた」というわけでもないとは思いますが、人それぞれの何らかの理由により、レクサス RCの延べ掲載台数は2025年半ば頃から増加。それとほぼリンクする形で、平均総額のダウントレンドが始まっています。
▲2025年2月~2026年1月までの延べ掲載台数推移いずれにせよ流通量が増加したことで、レクサス RCの中古車は「選びやすい状況になった」ということはできるでしょう。
それでは次章以降、レクサス RCのオススメグレードを具体的に検討してまいります。
中古車のオススメ①:価格重視で選ぶなら200万円台の前期型バージョンLまたはFスポーツ
価格重視で、つまりなるべく手頃な予算でレクサス RCを狙いたい場合は「総額200万円台」がターゲットになるでしょう。総額300万円台だと「ほぼ平均価格」でしかありませんし、総額100万円台は、確かに手頃な予算帯とはいえますが、流通している物件数が少なく、またそのほとんど走行距離が長い物件です。
現在、総額200万円台で流通しているレクサス RCは約110台。グレード的には、2017年11月に200tから改名された「300」だけは200万円台で見つけるのは難しいのですが、それ以外の「300h」「350」「200t」は、それぞれまずまずの数の前期型が流通しています。
より細かなグレードで見ると、標準グレード(バージョンLやFスポーツなどのサブネームが付かないグレード)はかなり少なめで、流通の中心はゴージャス系の「バージョンL」またはスポーティ系の「Fスポーツ」です。
▲こちらは200tのバージョンL
▲2.5Lハイブリッドを搭載する300h Fスポーツの前期型どのパワーユニットを選び、その中でもどの仕様を選ぶべきかは、人それぞれの価値観や使用目的次第です。とはいえ、基本的には下記のスタンスで選ぶようにすれば、各人の生活や好みにマッチしやすいでしょう。
【パワーユニット】
・スポーツカー的なエンジンがお好みなら→2L直4ターボ(200t系)
・黒子的存在のパワーユニットが逆にお好みなら→2.5Lハイブリッド(300h系)
・「大人の余裕」みたいな世界観がお好みなら→3.5L V6(350系)
【仕様】
ここに関しては言わずもがなかもしれませんが、とりあえず下記のとおりです。
・ゴージャスな世界観がお好きなら→バージョンL
・ゴージャスでありつつ、スポーティでもありたいなら→Fスポーツ
そして現在、総額200万円台で狙えるレクサス RCの流通量および支払総額の目安は下記のとおり。こちらを参考にしながら、ご自身の好みやお財布事情に合いそうな1台を探してみてください。
【2L直4ターボ】
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 200t バージョンL | 約5台 | 総額260万~290万円 |
| 200t Fスポーツ | 約15台 | 総額220万~280万円 |
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 200t バージョンL | 約5台 | 総額260万~290万円 |
| 200t Fスポーツ | 約15台 | 総額220万~280万円 |
【2.5Lハイブリッド】
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 300h バージョンL | 約20台 | 総額200万~299万円 |
| 300h Fスポーツ | 約28台 | 総額220万~299万円 |
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 300h バージョンL | 約20台 | 総額200万~299万円 |
| 300h Fスポーツ | 約28台 | 総額220万~299万円 |
【3.5L V6】
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 350 バージョンL | 約5台 | 総額260万~290万円 |
| 350 Fスポーツ | 約16台 | 総額230万~299万円 |
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 350 バージョンL | 約5台 | 総額260万~290万円 |
| 350 Fスポーツ | 約16台 | 総額230万~299万円 |
▼検索条件
レクサス RC(初代) × 総額300万円未満中古車のオススメ②:後期型バージョンLは「300h バージョンL」のほぼ一択
2018年10月のマイナーチェンジで内外装などが刷新された世代の中でも「バージョンL」を狙いたい場合は、2.5Lハイブリッドユニットを搭載する「300h バージョンL」がメインターゲットになります。
▲後期型バージョンLにおいては流通の圧倒的中心となっている300h バージョンL内外装デザインを変更するとともに、空力性能の向上やタイヤ、サスペンションなどの主要部品の改良も行われた2018年10月以降の後期型は、いずれのパワーユニットであっても十分以上に魅力的です。しかし、2Lターボと3.5L V6を搭載する後期型バージョンLの中古車流通量は極端に少ないため、どうしてもメインターゲットは2.5Lハイブリッドユニットの「300h バージョンL」になってしまうのです。
もちろん少数とはいえ300 バージョンLと350 バージョンLも流通はしていますので、購入が不可能なわけではありません。しかし、基本的には300h バージョンLの中から、自身の予算感や好みにフィットする1台を探し出すのが得策となるでしょう。
▲後期型バージョンLの運転席まわり。写真の内装色は、レクサス LCゆずりの「オーカー」2018年10月以降のレクサス RC バージョンLの流通台数と支払総額は現在、おおむね下記のとおりです。
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 300 バージョンL | 2台 | 総額300万~370万円 |
| 300h バージョンL | 13台 | 総額270万~470万円 |
| 350 バージョンL | 4台 | 総額340万~530万円 |
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 300 バージョンL | 2台 | 総額300万~370万円 |
| 300h バージョンL | 13台 | 総額270万~470万円 |
| 350 バージョンL | 4台 | 総額340万~530万円 |
▼検索条件
レクサス RC(初代) × 2018年10月以降生産モデル中古車のオススメ③:後期型Fスポーツ狙いなら、パワーユニットは各自のお好みでOK
2018年10月以降のFスポーツにおいても、流通量が最も多いのは2.5Lハイブリッドの「300h Fスポーツ」です。しかし、バージョンLの場合と違ってFスポーツでは、2Lターボと3.5L V6も、それなりの数が流通しています。
▲こちらの写真は3.5L V6エンジンを搭載する「350 Fスポーツ」の後期型
▲後期型Fスポーツのインテリア。写真の内装色は「ホワイト」だが、後期型Fスポーツではこの他、「ブラック&アクセントマスタードイエロー」や「フレアレッド」なども選択可能だったパワーユニット別の流通状況は下の方でまとめていますが、結論としては、人それぞれの好みに応じて決めるのであれば、どのパワーユニットを選んでも何ら問題はありません。問題となるのは、「自分の好みとは異なるパワーユニット選んでしまった……」というミスを犯したときのみです。
流通状況と合わせて「各パワーユニットの特徴」もあらためて掲載しますので、くれぐれも間違いのないよう、後期型Fスポーツをお選びください。
【パワーユニット】
・スポーツカー的なエンジンがお好みなら→2L直4ターボ(300 Fスポーツ)
・「黒子的存在」のパワーユニットが逆にお好みなら→2.5Lハイブリッド(300h Fスポーツ)
・「大人の余裕」みたいな世界観がお好みなら→3.5L V6(350 Fスポーツ)
【流通状況】
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 300 Fスポーツ | 12台 | 総額320万~530万円 |
| 300h Fスポーツ | 46台 | 総額330万~670万円 |
| 350 Fスポーツ | 19台 | 総額360万~630万円 |
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 300 Fスポーツ | 12台 | 総額320万~530万円 |
| 300h Fスポーツ | 46台 | 総額330万~670万円 |
| 350 Fスポーツ | 19台 | 総額360万~630万円 |
▼検索条件
レクサス RC(初代) × 2018年10月以降生産モデル × Fスポーツ▼検索条件
レクサス RC(初代)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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