“蓄電して家庭の電源にも使えます”“EVレーサー本格参戦”“フィットEVがアメリカで電費No.1”・・・。最近、電気自動車関連のニュースが毎日のように配信されています。果たしてすべてが電気自動車になる時代は来るのでしょうか?

確かにEVはエコカーの一つですが、「エコカー=低燃費車」ではなく、「エコカー=低公害車」。エコカーが担う最大の使命は、「CO2の排出量を削減し、地球温暖化を防止すること」にあります。全世界で排出されるCO2の約20%は自動車産業が占めていると言われています。これを削減すべく世界的に燃費規制というものが存在しており、各メーカーはこの数字を目指した車づくりをしていく必要があります。日本では2015年までに平均燃費約17km/L(乗用車)、2020年に平均燃費約21km/L(乗用車)が目標として掲げられています。

ちなみに基準が最も厳しいのはヨーロッパ。2012年から平均燃費約19km/L(乗用車)となっており、2025年には平均燃費約33km/L(乗用車)を目指す案が出ています。このまま規制が進んでいけば、当然ガソリン車では達成困難。ハイブリッドやEVを積極的に市場に導入していく必要があります。そのような背景があり、フォルクスワーゲンが2013年以降、全クラスでEV化を進めていくことを発表、欧州メーカーのEV化は今後どんどん進んで行くのではないでしょうか。

日本国内においても、もっとEVを知ってもらい、触れ、身近に感じてもらう事や、バッテリー技術の向上、充電スポットの拡充など、様々な角度からEVに対する試みが行われ、続々と世の中にリリースされているわけです。

というわけで、現時点での燃費規制目標から考えると、EVの普及は世界的にマスト。当たり前にEVが行き交う日もそう遠い話ではないのかも?

ホンダ フィットEV

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日産 リーフ

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三菱 アイミーブ

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