世界の常識を覆したクルマ

世界に冠たる大衆車メーカーが驚き 世界に名だたる高級車メーカーが慌て
世界を席巻していたスーパーカーメーカーが霞み 世界中のメーカーが遅ればせながら追随した
日本を代表する世界基準の6モデルをピックアップした
NISSAN SKYLINE
GT-R(BNR32)
日産 スカイラインGT-R(R32型)
日産 スカイラインGT-R(R32型)|日本車はステキだ!
ケンメリ以来16年ぶりに復活したGT-R。2.6Lの直6にインタークーラー付きツインターボを装着し280psを獲得。その後のR33、R34と共にレース界を席巻

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クルマ好きの人生を左右した
最後のスカイライン
スカイラインGT-Rの復活。もうそのフレーズだけで当時のクルマ好きは狂喜乱舞した。そのうえ、驚異的なパフォーマンスを見せつけ、第1世代にも負けないレース伝説を積み上げる。狂うほどに喜ぶに値するクルマだった。その後、R33、R34と進化を果たす。クルマ好きを生み、熱狂させ、人生をも左右した最後のスカイラインだ。



EUNOS ROADSTER
マツダ ユーノスロードスター(初代)
マツダ ユーノスロードスター(初代)|日本車はステキだ!
全長4mに満たないコンパクトかつ軽量なボディに、FR駆動でクラシカルな雰囲気をもつ2シーターオープン。ドライバーに走る喜びを味わわせてくれる

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今なお衰えぬ人気を誇る
人馬一体のコンセプト
ライトウェイトの2シーターロードスターはイギリス車の専売特許だったが、彼らが勢いをなくすと同時に、それらも消え失せた。復活せしめたのがマツダのユーノスロードスターである。人馬一体のコンセプトは世界中のスポーツカー好きから支持され、今なおその人気は衰えない。スポーツカーの新しい故郷だ。



HONDA NSX
ホンダ NSX(絶版)
ホンダ NSX(絶版)|日本車はステキだ!
軽量オールアルミ製モノコックボディのミッドシップ2シータースポーツカー。3LのV6DOHC VTECエンジンを横向きに搭載し、後輪を駆動させた

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希代のF1ドライバー、セナが
開発にかかわった唯一のクルマ
日本からもスーパーカーを! 好景気に沸いた時代、それは当然の欲求だった。多くの国産スーパーカー計画が生まれたが、市販にこぎつけしかもフェラーリなど世界的なブランドに影響を与えるほどの完成度を誇ったのは、このNSXだけだった。F1ドライバー、アイルトン・セナが開発にかかわったとされる唯一のクルマでもある。



TOYOTA CELSIOR
トヨタ セルシオ(絶版)
トヨタ セルシオ(絶版)|日本車はステキだ!
バブル真っ只中の1989年に発売された高級セダン。米国では「レクサスLS」の名で発売。静粛性と耐震性はこれまでの高級車と一線を画すレベルだった

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世界の高級車ブランドが
たじろいだセルシオの完成度
驚異の組み付け精度、ウルトラスムーズなV8エンジン、圧倒的な静粛性。初代セルシオを目の当たりにした世界の高級ブランドは皆、たじろいだはずだ。以降、日本的な生産システム上のクオリティアップは彼らの急務となってゆく。高級車のあり方を根本的に変えた一台であり、そのDNAは現行レクサスLSに受け継がれた。



TOYOTA PRIUS
トヨタ プリウス(現行)
トヨタ プリウス(現行)|日本車はステキだ!
現行型は5ドアハッチバックになり、居住性、使い勝手が向上。モーターの進化により応答性が飛躍的に良くなった。10・15モード燃費で35.5km/Lを達成

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トヨタだからこそ実現できた
プリウスという新常識
内燃機関から電気モーターへと原動力が移る過程において、必然的に誕生したエンジン+モーターのハイブリッド車。複雑な制御をモノにし、初めて実用量産化にこぎつけたプリウスの価値は、今さら語るまでもないことだろう。衝撃の初代、一般化の2代目。いずれもトヨタでなければできなかった。新しい常識の誕生だ。



HONDA CIVIC
ホンダ シビック(初代)
ホンダシビック(初代)|日本車はステキだ!
1972年、旧型ミニのような独立したトランクをもった2ドア2ボックススタイルで登場。初代から現行型の8代目まで世界各国で販売されるグローバルモデル
逆風をチャンスに変えた
伝説のCVCCユニット
大気汚染とオイルショック。そんな逆風をチャンスに変え、ホンダを救ったのが初代シビックだ。その開発スピリットには今、学ぶべきところがたくさんあるだろう。不可能とされた米国の大気汚染防止法をクリアしたCVCCエンジンは、世界中のメーカーから注目を浴びた。4輪のホンダが世界に羽ばたくキッカケとなったクルマだ。
Report/西川 淳
※この記事は、カーセンサー関東版14号(7月3日発売)の特集をWEB用に再構成したものです