現行MPVの平均車両価格が100万円切り!?走りのミニバンが60万円台から狙える
2015/07/27
スポーティミニバンの見逃された存在?
最高のファミリーカーは何でしょうか? その答えは人それぞれでしょう。しかし、帰省や旅行などの際はやはりミニバンの良さが光ります。見晴らしが良く車内が広いため、渋滞時もイライラしづらいうえ、大勢で乗れるのでトークに花を咲かせながら移動もできます。
ただ、その一方で走りにこだわる人からは、あまり良い評価をされていないのもまた事実でしょう。確かにワインディングなどを走れば横揺れするので決して快適とはいえません。とはいえ、当然家族が増えればやはりミニバンが必要になるわけで……。
そんな方にオススメなのが、高さを抑えた低車高系のミニバンです。その代表がホンダ オデッセイなのですが、現行型は全高が高くなったため従来のスタイルを好んでいたパパたちからはあまり人気がないんです。そうなるとどうなるかというと、旧型に人気が集まるんです。結果、旧型オデッセイの中古車相場は高値安定。カーセンサー掲載物件の平均車両価格は約162万円で、半年以上も160万円台を維持し続けています(2015年7月26日現在)。スポーティミニバンを狙っている人にとっては、ありがたくない状況でしょう。
しかし、そんな売れっ子の影で密かに相場を下げているスポーティミニバンがあります。マツダのMPVです。
特に、痛快な走りを楽しめるターボがオススメ
狙い目となるMPVは2006年に登場した現行型。全高が1685mmとミニバンとしては低く抑えられており、コーナリングが得意なんです。
しかも、現行のラインナップからは外されてしまいましたが、以前はターボを搭載したモデル「23T」も設定されていたんです。一部のスポーツカーなどを除き、2Lオーバーのターボはどんどん姿を消してしまっているので、ある意味貴重な存在でもあります。
ミニバンにおいても2.3Lターボは希少ですし、245psのパンチの利いた走りが存分に味わえます。走りにこだわりのある方でも十分に楽しめると思います。
▲3代目となる現行MPVは、旧型のオーソドックスなモデルから全高が60mmダウンし、背の高いステーションワゴンのようなプロポーションとなっています
▲インパネまわりは、まるで上級サルーンのように質感が高くなっています
▲ロングホイールベースを生かした車内は、どのシートに座ってもゆとりたっぷり。2列目シートは左右スライドに加え、前後に330mmスライドします
▲2.3Lターボエンジンは最高出力245ps、最大トルク35.7kg・mを発揮。ミニバンとは思えない痛快な走りが楽しめます
現行型のミニバンが総額100万円以下で狙える!
さて肝心の価格ですが、7月に入っていよいよ平均価格が100万円を切ってきました! 平均車両価格/平均走行距離は約98万円/約5万7000km。2006年に登場した息の長いモデルとはいえ、かなりお買い得です。なにせ現行型ですからね。
物件的には50万~90万円がボリュームゾーン。修復歴や走行距離にこだわらなければ、実は50万円以下で探すこともできます。カーセンサーアフター保証を付けておけば万が一の際でも安心ですので、安価な物件を狙うというのもひとつの手でしょう。
また、先にご紹介したターボモデルも100万円以下でも手に入ります。掲載台数はと言うと、原稿執筆時点で100万円以下の23Tは38台あり、アフター保証対象車でも13台見つけることができました。
オデッセイの影に隠れて着々と相場を下げてきたMPV。ミニバンであっても走りにこだわりたいという人にオススメしたい1台です。ぜひチェックしてみてください。
この記事で紹介している物件
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