タイヤ交換の費用相場はいくら? 内訳や安く済ませるコツを解説
2026/02/25
▲タイヤ交換の総額は、タイヤサイズや銘柄による本体価格の差だけでなく交換方法によっても変動するため、事前に費用の内訳を把握しておくとよい
数万点におよぶ車の部品の中で、唯一路面に直接接しているのがタイヤです。12ヵ月点検や車検の際にタイヤの交換を勧められると、「もうそんな時期か」と意識し始めるのではないでしょうか。
しかし、いざ交換となると、一体いくら費用がかかるのか不安に感じる方も多いはずです。この記事では、タイヤ交換にかかる費用の目安や、内訳による金額の違いを解説します。
タイヤ交換費用の相場(ノーマルタイヤ)
▲タイヤはサイズ、種類によって価格帯が幅広くなっているタイヤ交換の費用は、「ブランド」「タイヤの種類(ノーマルタイヤかスタッドレスタイヤか)」「タイヤのサイズ」などによって相場が変わります。
ノーマルタイヤの交換費用相場
タイヤ交換の総額費用は、一般的に「タイヤ本体代金+作業工賃」で構成され、軽自動車であれば4本で2.5万円〜、ミニバンなどでは4万円〜が相場となります。タイヤの銘柄やインチ数によって振れ幅が大きいため、まずは自分の車のサイズを確認してください。
| 車のタイプ | 代表的なサイズ | 費用相場の目安(4本合計) |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 13〜14インチ | 2万5000 〜 4万5000円程度 |
| コンパクトカー(ハッチバック) | 14〜15インチ | 3万5000 〜 6万5000円程度 |
| ミニバン | 15〜18インチ | 4万 〜 20万円程度 |
| SUV | 16〜18インチ | 7万 〜 25万円程度 |
| スポーツカー | 17インチ〜 | 10万 〜 20万円以上 |
| 車のタイプ | 代表的なサイズ | 費用相場の目安(4本合計) |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 13〜14インチ | 2万5000 〜 4万5000円程度 |
| コンパクトカー(ハッチバック) | 14〜15インチ | 3万5000 〜 6万5000円程度 |
| ミニバン | 15〜18インチ | 4万 〜 20万円程度 |
| SUV | 16〜18インチ | 7万 〜 25万円程度 |
| スポーツカー | 17インチ〜 | 10万 〜 20万円以上 |
※費用は国産メーカーの標準的なタイヤを想定した目安です。
スタッドレスタイヤへの交換費用相場
▲スタッドレスでもメーカーや商品によって性能の差異がある。地域の特性や車の用途によって最適なものを選びたいスタッドレスタイヤの交換費用は、ノーマルタイヤに比べて本体価格が1.2〜1.5倍ほど高くなる傾向にあります。
雪道や凍結した路面を走るための特殊なゴム(コンパウンド)を使用しているため、同サイズでも予算を多めに見積もっておきましょう。
| 車のタイプ | 代表的なサイズ | 費用相場の目安(4本合計) |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 13〜14インチ | 3万5000 〜 6万円程度 |
| コンパクトカー(ハッチバック) | 14〜15インチ | 5万 〜 9万円程度 |
| ミニバン | 15〜18インチ | 6万 〜 20万円程度 |
| SUV | 16〜18インチ | 8万 〜 20万円程度 |
| 車のタイプ | 代表的なサイズ | 費用相場の目安(4本合計) |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 13〜14インチ | 3万5000 〜 6万円程度 |
| コンパクトカー | 14〜15インチ | 5万 〜 9万円程度 |
| ミニバン | 15〜18インチ | 6万 〜 20万円程度 |
| SUV | 16〜18インチ | 8万 〜 20万円程度 |
タイヤ交換の費用に影響するポイント
▲タイヤの大きさや種類の他にも、依頼先や持ち込みの有無によって最終的に支払う金額が大きく変わるタイヤ交換の費用として必要になるのは下記の5つです。これらの内容を把握しておくことで、見積もり時の不明瞭な項目を減らすことができます。
- ●作業内容(組み換えか脱着か)
- ●車種・タイヤサイズ
- ●依頼先(店舗の業態)
- ●持ち込みの有無
- ●保管・レンタルの利用
タイヤ交換の作業内容
タイヤ交換の作業には、ホイールからタイヤを外して新しいタイヤに付け替える「組み換え」と、タイヤをホイールごと車体から外してホイール付きタイヤを車体に装着する「脱着(履き替え)」があり、工賃に数千円の差が出ます。
新しいタイヤを購入して古いタイヤと交換する場合は「組み換え」作業が必要で、バランス調整なども行われます。
車種別・タイヤサイズ別の交換タイヤの値段
一般的にタイヤの価格はインチ数が大きくなるほど高くなります。そしてインチ数が大きくなるほど作業料が上がる「大径割増」、偏平率が小さくなるほど作業料が上がる「低偏平タイヤ割増」、タイヤ幅が太くなるほど作業料が上がる「極太タイヤ割増」などがあります。
特に18インチを超えるタイヤや偏平率が35%より小さくなるタイヤは、作業に高い技術と専用機材を要するため、タイヤが小さいコンパクトカーに比べて工賃単価が2倍近くに設定されているケースも少なくありません。
コラム:タイヤサイズのチェック方法
▲タイヤを選ぶ際は、まず現状装着されているタイヤサイズの確認が必須タイヤ選びで最も重要なのがタイヤサイズを間違えないことです。自分の車に合っていないサイズを選んでしまうとホイールにタイヤを装着することができません。
ホイールとのセットでタイヤを選ぶ場合でも、タイヤサイズが合っていないとホイールを装着できない、装着できたとしてもタイヤが車体からはみ出す、タイヤハウスにタイヤが入らない、ハンドルを切った際にタイヤハウス内でタイヤが干渉するなどのトラブルが発生します。
タイヤサイズはタイヤの側面(サイドウォール)に書かれています。上の写真の「175/65R15」を例に挙げると、それぞれの数値は下記の項目を記したものです。
・175:タイヤ幅(mm)
・65:偏平率(%)
・R:ラジアル構造
・15:リム径(インチ)
・インチアップなどを考えていないなら、購入時は今のタイヤと同じサイズを選びましょう。
タイヤ交換の依頼先
タイヤ交換は依頼先によって基本工賃が異なり、一般的にディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドの順に設定価格が安くなる傾向にあります。
ディーラーは純正品質の安心感がある一方で費用は高めになり、用品店やスタンドはキャンペーンなどで安価に設定されている場合が多い――といった特徴があります。
タイヤを持ち込む場合の持ち込み費用
ネット通販などで購入したタイヤを店舗に持ち込んで交換を依頼すると、通常の工賃に加えて「持ち込み手数料」が発生する場合が多くあります。
店舗側としては、在庫販売の利益がない分を作業代で補いたいという事情があります。持ち込みを検討する際は「直送可能か」と「割増工賃の有無」を事前に確認しましょう。
タイヤを預ける・レンタルする費用
スタッドレスタイヤに交換する場合は、オフシーズンにショップに預かってもらう「タイヤ保管サービス」や、スタッドレスタイヤを所有せずに必要なときだけ借りる「レンタルサービス」を利用するという選択肢もあります。
保管サービスの保管料は年間で1万〜2万5000円程度が一般的ですが、自宅に保管スペースがない場合や、タイヤの積み降ろしによる体への負担を避けたい方に選ばれています。
タイヤ交換の費用の内訳
▲総額を安く抑えたい場合でも、安全走行に欠かせないバランス調整やバルブ交換などの必須経費を正しく理解しておこうタイヤ交換には下記の費用がかかります。総額だけでなく、内訳を理解することで納得感のある交換が可能になります。
- ●タイヤ本体代
- ●タイヤ交換作業の工賃
- ●ホイールバランス調整の工賃
- ●ゴムバルブ交換の工賃
- ●廃タイヤ処分料
タイヤ本体代
タイヤの本体代は、サイズや性能(燃費・静粛性)、メーカー・ブランドによって大きく変動します。最新の低燃費タイヤなどは初期費用こそ高めですが、長期的な燃料代でメリットが出る場合もあるため、ご自身の走行距離に合わせて選ぶのが賢明です。
タイヤ交換作業の工賃
作業工賃は、車をジャッキアップしてタイヤを脱着・組み換えするために発生します。スポーツカーなど車高が極端に低い車の場合、専用のジャッキやスロープが必要になり、作業時間が伸びるため追加料金がかかるケースもあります。
ホイールバランス調整の工賃
バランス調整は、走行中のハンドルのブレや車体の振動を防ぐために、専用のホイールバランサーで数グラム単位の調整を行う作業です。これを行わないと、高速走行時に不快な振動が発生したりハンドルが左右にとられる可能性があるだけでなく、タイヤの偏摩耗(不均一な減り)の原因にもなります。
ゴムバルブ交換の工賃
ゴムバルブ(エアバルブ)は1本当たり数百円で、タイヤ交換時の同時交換が一般的。ゴムバルブはタイヤと同様に経年で劣化するため、使い続けると走行中に突然の空気漏れによるトラブルを招く恐れがあります。
廃タイヤ処分料
廃タイヤは産業廃棄物として法令に従い適切に処分する必要があります。そのための費用が廃タイヤ処分料です。作業完了後に古いタイヤを持ち帰ることも可能ですが、自治体のごみ出しでは回収不可な場合が多いため、店舗に委託するのがスムーズです。
タイヤ交換を行う3つの方法
▲自分のカーライフや重視するポイントに合わせて、最適な「プロの相談先」を見つけることが大切タイヤ交換の方法には下記の3つがあります。それぞれのメリットと特徴を比較してみましょう。
- ●ディーラー・中古車販売店
- ●タイヤ専門店・カー用品店
- ●ガソリンスタンド
ディーラー・中古車販売店
ディーラーや中古車販売店での交換は費用面では高くなる傾向にありますが、メーカー指定の純正タイヤとの相性や整備士による点検など高い質が担保されます。愛車のコンディションをトータルで把握してほしい場合には、最も安心できる依頼先といえるでしょう。
タイヤ専門店・カー用品店
タイヤ専門店などのカー用品店は、在庫が豊富で価格と質のバランスが良い選択肢です。事前予約を活用すれば待ち時間も短縮できます。独自の「パンク保証」などの付加サービスが充実している点も大きなメリットといえます。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは、給油のついでにタイヤ交換やタイヤの点検を依頼できる「身近さ」が魅力です。当日でもスタッフに空きがあればすぐ対応してもらえるケースがありますが、大径タイヤや偏平タイヤは機材の関係で対応不可となる場合もあるため、事前に自分の車のタイヤ交換が可能かを確認しておくことをオススメします。
タイヤ交換の時期の目安
▲寿命を過ぎたタイヤを使い続けることは、バーストによる突発的な修理費用の発生や重大な事故のリスクを伴う「今、本当にタイヤを換える必要があるのか?」の最終チェックとして、以下の3つの基準を参考にしてください。定期的な点検や車検で指摘される前に、ご自身でも目視で確認することが可能です。
下記に当てはまる場合はタイヤ交換を検討しましょう。
- ●スリップサイン(1.6mm)が露出している
- ●サイドウォールがひび割れている
- ●タイヤの製造から5年以上が経過している
▲スリップサインが露出していないか定期的に確認したいタイヤの溝の間からスリップサインが露出している場合は法律で定められた摩耗限界を超えているため、車検不適合となるだけでなく雨の日の事故リスクが高くなります。すぐに交換してください。
サイドウォールのひび割れは、ゴムの寿命を示す「劣化サイン」であり、そのまま走行を続けるとバースト(破裂)を招く恐れがあり危険です。
また製造から5年以上がたっている場合、たとえ溝が残っていてもゴムの硬化により本来のグリップ性能を発揮できないため、安全のために交換を検討すべき時期といえます。
タイヤの製造時期はサイドウォールのホイール寄りの部分に小さく刻印されたアルファベットと4桁の数字のコード(製造番号)で確認します。コードの4桁の数字の前半の2ケタが製造週、後半の2ケタが製造年を表しています。例えば「1524」と書かれていたら、2024年の15週目に製造されたものになります。
タイヤ交換の費用を安く抑えるコツ
▲ネット通販の活用やキャンペーン期間を狙うことで、品質を妥協することなく交換費用を数万円単位で節約できる可能性もタイヤ交換の費用を安く抑えるコツは下記のとおりです。少しの手間で数万円の差が出ることもあります。
タイヤを購入し販売店に持ち込む
インターネット通販で安くタイヤを購入し、直送可能な「取付協力店」に依頼するのが、金銭的には最安ルートとなる場合が多いです。ただし、持ち込み費用がかかるケースや、不具合時の保証対応を自分で行う手間が増える点は理解しておきましょう。
複数の会社から見積もりを取る
「タイヤ本体+工賃+諸経費」の総額で見積もりを取り、比較することが重要です。タイヤの価格自体は安くても、廃タイヤ処分料や工賃が高いケースもあるため、必ず「乗り出し価格(総額)」を提示してもらい検討しましょう。
キャンペーンなどを活用する
店舗の閑散期やセール時期、またはWEB予約限定の割引特典を利用するのも有効な手段です。事前予約をすることで工賃が割引になったり、特定の曜日にセールが行われていたりするため、各店のSNSやHPをチェックしてみましょう。
交換タイミングを少なくしたいならオールシーズンタイヤという選択肢もある
夏タイヤと冬タイヤを使い分ける地域の方は、両方の性能を併せもつ「オールシーズンタイヤ」を選ぶ手法もあります。