2代目ハスラー▲マイルドハイブリッドシステムを全車に搭載したスズキ ハスラー(2代目)。その燃費性能を紹介

軽クロスオーバーSUVの先駆者であるスズキ ハスラー。現行の2代目は2020年に登場し、2026年4月の軽自動車販売台数ランキング(全国軽自動車協会調べ)5位と、今も人気を集めています。

この記事では、カタログ燃費や実燃費、ライバル車との比較などハスラーの燃費性能を検証。初期費用を抑えるための経済的な買い方も紹介します。

サクッと解説

【燃費性能】全車にマイルドハイブリッドを搭載し、WLTCモードで最高25km/Lは軽SUVでトップクラス
【車種比較】ダイハツ タフト(21.4km/L)や三菱 デリカミニ(21km/L)よりもハスラーは低燃費
【選び方】近場メインなら価格が安い「ハイブリッドG」 、遠出が多いなら力強く加速できる「ハイブリッドXターボ」がオススメ
 

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ハスラーの燃費は最大25km/L! グレード別に紹介

2代目ハスラーのグレードは「ハイブリッド X」「ハイブリッド G」 「タフワイルド」の3種類に大別され、それぞれにNA(過給機なしの自然吸気)エンジンとターボによるマイルドハイブリッド車が設定されています。

グレード パワーユニット 駆動方式 WLTCモード燃費
ハイブリッド G NA 2WD 25km/L
4WD 23.4km/L
ターボ 2WD 22.6km/L
4WD 20.8km/L
ハイブリッド X NA 2WD 25km/L
4WD 23.4km/L
ターボ 2WD 22.6km/L
4WD 20.8km/L
タフワイルド NA 2WD 25km/L
4WD 23.4km/L
ターボ 2WD 22.6km/L
4WD 20.8km/L
グレード パワーユニット 駆動方式 WLTCモード燃費
ハイブリッド G NA 2WD 25km/L
4WD 23.4km/L
ターボ 2WD 22.6km/L
4WD 20.8km/L
ハイブリッド X NA 2WD 25km/L
4WD 23.4km/L
ターボ 2WD 22.6km/L
4WD 20.8km/L
タフワイルド NA 2WD 25km/L
4WD 23.4km/L
ターボ 2WD 22.6km/L
4WD 20.8km/L

燃費性能はグレード間での差はなく、パワートレインと駆動方式によって異なっています。やはりターボよりNAのマイルドハイブリッド車の方が低燃費です

ただ、最も燃費性能が低いターボ×4WD のマイルドハイブリッド車でも20km/L以上と優秀。日々の生活を支えてくれる相棒として頼もしい限りでしょう。

マイルドハイブリッド車の燃費を走行モード別に比較

続いて走行モードごとの燃費を詳しく見ていきましょう。まずはNAのマイルドハイブリッド車から。

グレード 駆動方式 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
ハイブリッド X 2WD 22.9km/L 26.4km/L 25.1km/L
4WD 22.1km/L 24.1km/L 23.5km/L
ハイブリッド G 2WD 22.9km/L 26.4km/L 25.1km/L
4WD 22.1km/L 24.1km/L 23.5km/L
タフワイルド 2WD 22.9km/L 26.4km/L 25.1km/L
4WD 22.1km/L 24.1km/L 23.5km/L
グレード 駆動方式 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
ハイブリッド X 2WD 22.9km/L 26.4km/L 25.1km/L
4WD 22.1km/L 24.1km/L 23.5km/L
ハイブリッド G 2WD 22.9km/L 26.4km/L 25.1km/L
4WD 22.1km/L 24.1km/L 23.5km/L
タフワイルド 2WD 22.9km/L 26.4km/L 25.1km/L
4WD 22.1km/L 24.1km/L 23.5km/L

WLTCモードには、全体の平均燃費の他に「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」も記載されています。

一般的なガソリン車は高速道路モードが伸びる傾向ですが、ハスラーのマイルドハイブリッド車は高速道路モードより郊外モード燃費の方が高くなっています

その理由は、660ccという小さなエンジンと、加速時にモーターでアシストするマイルドハイブリッドという組み合わせによるところが大きいでしょう。適度にストップ&ゴーを行い、40~60km/h程度で巡航できる環境の方が恩恵を受けやすいのです。

マイルドハイブリッドターボ車の燃費を走行モード別に比較

続いては、ターボのマイルドハイブリッド車の燃費を走行モード別に見ていきましょう。

グレード 駆動方式 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
ハイブリッドXターボ 2WD 19.7km/L 24.4km/L 23km/L
4WD 18.5km/L 22.3km/L 21km/L
ハイブリッドGターボ 2WD 19.7km/L 24.4km/L 23km/L
4WD 18.5km/L 22.3km/L 21km/L
タフワイルドターボ 2WD 19.7km/L 24.4km/L 23km/L
4WD 18.5km/L 22.3km/L 21km/L
グレード 駆動方式 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
ハイブリッドXターボ 2WD 19.7km/L 24.4km/L 23km/L
4WD 18.5km/L 22.3km/L 21km/L
ハイブリッドGターボ 2WD 19.7km/L 24.4km/L 23km/L
4WD 18.5km/L 22.3km/L 21km/L
タフワイルドターボ 2WD 19.7km/L 24.4km/L 23km/L
4WD 18.5km/L 22.3km/L 21km/L

NAのマイルドハイブリッド車と比べると少し燃費が下がり、走行モード別の差は1.8~3.6km/L。特に停車・発進が多い市街地では、差が広がりやすい傾向にあります。

ただ、ターボは最高出力64ps/最大トルク98N・mと高性能。NAの49ps/58N・mと比べると、走行面ではそれなりに差があります。

もし坂道の走行や高速道路での加減速が多い場合、NAではアクセルを踏み込む必要があるため、実燃費では差が縮まる可能性も否定できません

ハシモトタカシ

ハシモトタカシ他車ではターボは上級グレードにのみ用意されることが多いのですが、2代目ハスラーでは全グレードに用意。軽自動車ユーザーにとっては、隠れた魅力と言えるでしょう。

実は旧型より燃費性能が良くない!?

続いて2代目と初代の燃費性能を見比べてみましょう。

ハスラー▲こちらが初代ハスラー。現マイルドハイブリッドシステムの前身である「S-エネチャージ」が、2015年5月の改良で導入されている

2代目はハイブリッド Gと同ターボ、初代はS-エネチャージを採用した2019年10月発売の最終モデルのGと同ターボで比較。初代はWLTCモードで測定されていないため、JC08モード燃費で比べてみました。

モデル グレード 駆動方式 JC08モード燃費
2代目 ハイブリッド G 2WD 30.4km/L
4WD 27.8km/L
ハイブリッド Gターボ 2WD 26.6km/L
4WD 24.4km/L
初代 G 2WD 32.0km/L
4WD 30.4km/L
Gターボ 2WD 27.8km/L
4WD 26.2km/L
モデル グレード 駆動方式 JC08モード燃費
2代目 ハイブリッド G 2WD 30.4km/L
4WD 27.8km/L
ハイブリッド Gターボ 2WD 26.6km/L
4WD 24.4km/L
初代 G 2WD 32.0km/L
4WD 30.4km/L
Gターボ 2WD 27.8km/L
4WD 26.2km/L

なんと初代の燃費が26.2~32km/Lなのに対し、2代目は24.4~30.4km/Lとわずかに低下しています。これは、2代目が快適装備の拡充や安全性の強化などにより、車重が増えた影響でしょう。

ただ、装備の充実や安全性の向上を踏まえれば、わずかな燃費ダウンで抑えているのは十分に立派です。

また、2代目のマイルドハイブリッドはモーターのアシスト量が拡大されており、初代のS-エネチャージより実燃費では有利に働きます。そのため、使い方によっては2代目の方が低燃費となることも十分にあり得るでしょう。

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ハスラーの実燃費はどれくらい? 購入者のクチコミを紹介

ここからは、2代目ハスラーの実際の燃費をチェック。以下は、カーセンサー内のクチコミ評価ページに寄せられた購入者の実燃費です。

ユーザー名 エリア グレード 実燃費
アキさん 兵庫県 660 ハイブリッド X 19km/L
ゆみさん 東京都 660 ハイブリッド G 17km/L
みーちゃんさん 大分県 未記載 25km/L
よっしーさん 群馬県 未記載 23km/L
ユーザー名 エリア グレード 実燃費
アキさん 兵庫県 660 ハイブリッド X 19km/L
ゆみさん 東京都 660 ハイブリッド G 17km/L
みーちゃんさん 大分県 未記載 25km/L
よっしーさん 群馬県 未記載 23km/L

ユーザーの口コミによる実燃費は、17~25km/Lとカタログ値の約7~9割。これは優秀な数値と言えるでしょう。

注目なのはエリア。ストップ&ゴーの多い都市部では燃費が下がりがちですが、幹線道路や信号の少ない地方では、カタログ値に近い燃費となるのかもしれません。

ハシモトタカシ

ハシモトタカシなおマイルドハイブリッドが搭載される2代目ハスラーは、早めのアクセルオフで減速時の回生を活用すると、燃費を伸ばしやすくなります。その際は、衝突しないよう必ず車間距離を十分にとりましょう。

 

タフトやデリカミニと燃費を比較

ハスラーの燃費性能は優れていますが、同じ軽SUVのライバル車と比べても燃費が良いと言えるのでしょうか? ダイハツ タフト(2代目)や三菱 デリカミニ(2代目)とWLTCモードを比較してみましょう。

車種 グレード 燃費
ハスラー(2代目) ハイブリッド G 25km/L
タフト(2代目) X 21.4km/L
デリカミニ(2代目) G 21km/L
車種 グレード 燃費
ハスラー(2代目) ハイブリッド G 25km/L
タフト(2代目) X 21.4km/L
デリカミニ(2代目) G 21km/L

このようにハスラーは、タフトやデリカミニよりも低燃費。コストが重要な軽自動車にとっては大きな差と言えます。

タフトとデリカミニ▲タフト(左)とデリカミニ(右)はマイルドハイブリッド車が未設定。デリカミニの初代では搭載されていた

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ハスラーはなぜ低燃費? その理由を解説

軽SUVでトップクラスに低燃費な2代目ハスラー。優れた燃費性能を実現した、3つの理由について解説します。

  • 理由①:全車にマイルドハイブリッドを搭載
  • 理由②:軽量なプラットフォームを採用
  • 理由③:アイドリングストップとエコクールを装備

理由①:全車にマイルドハイブリッドを搭載

1つ目の理由は、やはり「マイルドハイブリッドシステム」です。

ハスラーに搭載されるのは、発電効率に優れた「ISG(モーター機能付き発電機)」と小さなバッテリー。トヨタ プリウスなどのストロング・ハイブリッド車と比べると、モーターのアシスト量が小さく、あくまでも補助的なシステムです。

しかし、減速時のエネルギーを利用して発電し、加速時にエンジンをアシストする点は同様。走りがパワフルになり、実燃費でも見過ごせないアドバンテージとなります。

ハシモトタカシ

ハシモトタカシ小型な分、車両価格の上昇を抑えられるのもマイルドハイブリッドの利点。まさに軽自動車にピッタリのシステムで、スズキの多くのモデルに採用されています。

理由②:軽量なプラットフォームを採用

スズキは長年、行動理念として「小・少・軽・短・美」を掲げています。これは「小さく」「少なく」「軽く」「短く」「美しく」の略で、スズキの車作りの根幹をなす考え方です。

2代目ハスラーには、そんな思想が詰まったプラットフォーム「ハーテクト」が採用。軽くて強度の高い素材(高張力鋼板)を随所に使うなど、様々な軽量化技術が導入されることで、キビキビとした操作感と低燃費を両立しているのです。

ハーテクト▲こちらがプラットフォームのハーテクト。滑らかにつないだシンプルな骨格とすることで補強部品を減らし、軽量・高剛性を実現

理由③:アイドリングストップとエコクールを装備

多くのアイドリングストップ機能は車が完全停止後に作動します。しかし、2代目ハスラーでは減速中に13km/h以下になると自動でエンジンを停止。燃料を使わない領域が通常よりも拡大されているのです。

さらに、アイドリングストップ中でも冷たい風をキープする「エコクール」も搭載。暑い日も快適なだけでなく、室内温度上昇によるエンジンの再始動を抑え、低燃費にも貢献しています。

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燃費だけじゃない! ハスラーに経済的に乗る方法

燃費が良いハスラーですが、コストを抑えるうえでは購入費用を抑えるのが重要です。

燃費性能に5km/Lの差があっても、ガソリン価格が170円/Lで1万km走る場合の差額は1万7000円ほど。しかし、中古車を視野に入れて購入を検討すれば10万円以上の節約も可能でしょう。

2026年4月における中古車の平均支払総額は約161.3万円。総額100万円以下の物件も散見されており、かなり経済的です。流通数も5800台以上と豊富で、自分好みの1台を選びやすくなっています。

ハシモトタカシ

ハシモトタカシ次項でオススメの選び方を解説するので、自分にあった1台を探してみてください。

オススメの選び方①:節約が最優先なら「ハイブリッド G」

ハスラー ハイブリッド G▲外装では丸型ヘッドランプとスクエア基調のグリルが印象的

初期費用を抑えることを優先するなら、ハイブリッド Gがベターです。エントリーグレードなので装備は簡素ですが、先進安全装備もきちんと搭載していますし、日常使いにおいては不便を感じることはないでしょう。

流通数が約2340台と多めで、価格は総額で約70万~250万円。走行距離3万km以下の物件も総額110万円前後から狙いやすくなります

ハスラー ハイブリッドGのインテリア▲内装では「3連インパネカラーガーニッシュ」が特徴的。カラーパネルはボディカラーに応じて異なる。画像はデニムブルー

利便性も大切にするなら、2022年5月の改良後のモデルに注目。従来はターボ車のみだった「全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール」と車線逸脱抑制機能が標準装備となり、安全機能が向上しています。

2023年以降のモデルでも総額120万円前後から購入圏内となり、1万km以下の低走行車も見つけやすくなっています。

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スズキ ハスラー(2代目) × ハイブリッドG系

オススメの選び方②:遠出をするなら「ハイブリッド Xターボ」

ハスラー ハイブリッドXターボ▲フォグランプやアルミホイールが装着されるなど精悍な印象のハイブリッド Xターボ

遠出を前提に選ぶなら、上級グレードのハイブリッド Xターボがイチオシ。ターボのマイルドハイブリッド車には「パワーモード」が搭載されており、力強く加速できます。山道や高速道路を走る際に活躍してくれるでしょう。

また、ドリンクホルダー付きのフロアコンソールトレーや、後席のパーソナルテーブルなど、快適装備も充実しています。

ハスラー ハイブリッド XターボGのインテリア▲内装ではハンドルが本革巻きになり、加飾が追加され高級感がアップ。6スピーカーオーディオやUSB電源が備わるなど利便性も向上している

中古車流通数は約410台で、価格は総額で約80万~280万円。ボリュームゾーンは総額140万~180万円ですが、総額120万円前後から走行距離5万km以下の物件を探すことができます。

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スズキ ハスラー(2代目) × ハイブリッド Xターボ系

オススメの選び方③:デザインにこだわるなら「タフワイルド」系

ハスラー タフワイルド▲初代にも特別仕様車として設定され、人気を博したタフワイルド

コストだけでなく見た目も重視したいなら、2024年5月に追加されたタフワイルドがオススメ。専用のフロントグリルや黒の15インチアルミホイール、ルーフレールなどを備え、タフなルックスとなっています。

NAとターボどちらのマイルドハイブリッド車も設定されているので、用途に応じて選べるのもポイントです。

ハスラー タフワイルドのインテリア▲内装では撥水加工のシートやドアトリムクロス、マットカーキの専用カラーを採用

中古車流通数は約1050台で、そのうち3割程度がターボ車。価格帯は総額で約135万~305万円です。探しやすくなるのは総額150万円前後~ですが、低走行車や認定中古車が豊富に揃っています

登場からそこまで時間がたっておらず、9割以上が走行距離1万km以下なので、物件を見比べる際はカラーやオプションを中心に比較検討すると良いでしょう。

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スズキ ハスラー(2代目) × タフワイルド系
文/ハシモトタカシ 写真/尾形和美、スズキ、ダイハツ、三菱
※記事内の情報は2026年5月20日時点のものです。
ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。

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