ディスプレイオーディオ▲この10年で一気に普及したディスプレイオーディオは、今やカーAVの主役級に。今回は、オススメなモデルとその選び方を解説

スマホ感覚で使えるカーナビとして人気のディスプレイオーディオ。でも種類が多すぎて、どれを選べば良いのか分からない……と悩んでいる人は少なくないだろう。

そこで今回は「A PIT AUTOBACS SHINONOME」のフロア責任者である浮田義之さんにディスプレイオーディオの選び方や種類、オススメの商品などを教わった。他にも人気メーカーや社外品と純正品との違いなども徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
 

浮田義之

教えてくれた人

「A PIT AUTOBACS SHINONOME」フロア責任者
浮田義之さん

カーライフアドバイザー。全国1000店舗以上を展開するオートバックスグループの旗艦店に当たる「A PIT AUTOBACS SHINONOME」でフロア責任者を務める。各種メディアにも専門家として出演しており、カー用品に幅広く精通している。

 

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そもそもディスプレイオーディオとは?

ディスプレイオーディオとは、文字どおり「ディスプレイ付きのオーディオ」のこと。ドライビングサポートアプリのApple CarPlay/Android Autoの登場によってカーナビの機能をもつようになった。

結果、近年ではスマホと連携することでナビゲーションなど様々な機能を使えるカーAV機器として認知されている。
 

ディスプレイオーディオとカーナビの違い

スマホと連携するディスプレイオーディオと一般的なカーナビとの違いは、以下のとおりだ。
 

項目 ディスプレイオーディオ カーナビ
主な機能 スマホアプリの表示(地図案内、音楽再生などに限定) 地図案内、音楽再生など
ナビアプリ Apple CarPlay/Android Auto 機種ごとに独自
通信機能 スマホによる通信 原則不要(VICSなどを除く)
地図データ・更新 インターネット上の地図データを使用・アプリ側で自動更新(無料) 本体に格納した地図データーを使用・更新は手動(有料の場合が多い)
操作性 スマホに準拠・タッチパネル 機種ごとに独自・タッチパネルの他、物理ボタンやジェスチャーなど
自車位置測位 スマホによるGPS測位のみ GPS+自律航法
自車情報(車体サイズ、ナンバー区分など) 基本的になし 反映できるものが一般的
価格帯 カーナビに比べて安め 安価~高価まで幅広い
項目 ディスプレイオーディオ カーナビ
主な機能 スマホアプリの表示(地図案内、音楽再生などに限定) 地図案内、音楽再生など
ナビアプリ Apple CarPlay/Android Auto 機種ごとに独自
通信機能 スマホによる通信 原則不要(VICSなどを除く)
地図データ・更新 インターネット上の地図データを使用・アプリ側で自動更新(無料) 本体に格納した地図データーを使用・更新は手動(有料の場合が多い)
操作性 スマホに準拠・タッチパネル 機種ごとに独自・タッチパネルの他、物理ボタンやジェスチャーなど
自車位置測位 スマホによるGPS測位のみ GPS+自律航法
自車情報(車体サイズ、ナンバー区分など) 基本的になし 反映できるものが一般的
価格帯 カーナビに比べて安め 安価~高価まで幅広い

ディスプレイオーディオの大きな特徴は、本体に地図データやナビゲーション機能を搭載していないこと。自車位置の測位も、カーナビはGPSや車速センサーなどを用いた自律航法であるのに対し、ディスプレイオーディオはスマホに頼っている。よって山間部や立体駐車場など電波の届かないところでは、自車位置をロストしてしまう可能性が高い

一方で、ディスプレイオーディオのメリットは、スマホに近い操作感で使えること、地図更新の手間が不要で最新の地図データを使い続けられること。音楽も、スマホに入っている楽曲リストをそのまま再生可能。スマホを使い慣れている人なら、カーナビよりもディスプレイオーディオの方が使いやすいと感じるはず。
 

浮田義之

浮田義之さん現在では測位精度を高める専用GPSアンテナを備えるディスプレイオーディオや、Apple CarPlay/Android Autoを使えるカーナビも登場。そのため、両者を明確に区別することが難しくなっています。

 

ディスプレイオーディオの種類

ディスプレイオーディオはスマホとの接続方法により大きく2タイプに分けられる
 

スマホ連携タイプ

iPhoneやAndroidなどのスマホと連携し、アプリをディスプレイオーディオで使えるようにしたタイプ。接続用アプリはiPhone用がApple CarPlay、Android用がAndroid Autoとなる。

どちらのアプリも走行中の使用を前提としているため、出荷状態で使える機能がカーナビや音楽再生、音声認識などに限定される。ただし、操作性や使い勝手は優秀。大手カーAVメーカーの製品、カー用品店で取り扱っているモデルの多くがこのタイプだ。
 

Apple CarPlay▲Apple CarPlay、Android Autoは世界共通のアプリ。輸入車の純正ナビに採用される例も多い

OS搭載タイプ

ディスプレイオーディオ自体に、AndroidなどのOSを搭載しているタイプ。必要なアプリをダウンロードすることで、スマホがなくてもナビゲーション機能などを使える。

また、使用できるアプリの幅が広いのもOS搭載タイプの利点。YouTubeやNetflixなどの動画コンテンツも車内で見られる。しかし、OS搭載タイプは使い勝手などがモデルによって大きく異なる点には注意が必要だ。

なお、最近ではApple CarPlay/Android Autoに対応するモデルも出てきており、OS搭載タイプとスマホ連携タイプの境界は曖昧になりつつある。
 

 

ディスプレイオーディオは純正品と社外品どちらが良い?

ディスプレイオーディオには自動車メーカーの純正品と社外品があるが、操作性やナビ機能においては、どちらが優れているか一概に言えない。スマホ連携タイプ同士で比べると、ナビ機能はアプリ依存で差がなく、タッチパネルの操作性や画面の見やすさなどは個人によって感じ方が異なるからだ。

ただ、車両とのマッチングにおいては純正品に分がある。車とのフィッティングが良く、メーカーが独自に提供する交通情報や安全機能(緊急通報など)とも連動可能だ。メーカーの一般保証に含まれるケースが多いことも安心材料のひとつだろう。
 

ランドクルーザー300の純正ディスプレイオーディオ▲純正品の中にはDINの規格スペースに左右されず、自由なディスプレイサイズになっているものも。画像はトヨタ ランドクルーザー300(初代)

一方で、社外品ならではの良さもある。バリエーションが多く、好みのものを選べるし、価格帯も全般的にリーズナブル。後付けしやすいのもポイントだ。手軽にディスプレイオーディオを楽しみたい人や、付加機能にこだわりたい人には社外品が適しているだろう。
 

浮田義之

浮田義之さん社外品では車両の通信機能を利用した「コネクテッドサービス」が使えなかったり、車両情報と連携する機能が使えない可能性があります。社外品を取り付ける際は、機能が制限されないかきちんと確認しましょう。

社外品の導入を検討した方が良いケース

カーナビやディスプレイオーディオが付いていない場合、社外品のディスプレイオーディオを積極的に検討したい。スマホ・タブレットをナビ代わりに使うより画面の操作性が上がるし、利便性も上がるはずだ。

乗っている車に古いカーナビが付いている場合も、社外ディスプレイオーディオの導入が良案となるだろう。カーナビの地図データ更新には費用がかかる。それならいっそ、ディスプレイオーディオに取り替えてしまった方が良い。

車に純正もしくは社外ディスプレイオーディオが付いている場合は、搭載されているモデルの性能や所有者の要望次第だ。最近のモデルでは大画面化、複数外部入力への対応などが進んでいる。ディスプレイオーディオが古く、満足できないなら新型の社外品を検討……というのが無難だ。
 

中古車のイメージ▲メーカー純正でディスプレイオーディオが採用され始めたのは2014年頃から。これから中古車を買うなら、搭載されているディスプレイオーディオに注目して選ぶのも一案だ

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ディスプレイオーディオの選び方

ディスプレイオーディオを購入するとき、どんな観点から選べば良いのか? 注目すべきポイントについて解説する。
 

ディスプレイオーディオの主な選び方

  • 自分に合ったタイプ・接続方法を選ぶ
  • 設置可能な形状・サイズか確かめる
  • 対応アプリの種類・機能を確認する
  • 付加機能・拡張性を見比べる

自分に合ったタイプ・接続方法を選ぶ

まずは前述の2タイプから、どちらが自分の好みかを選ぼう。シンプルな使い勝手や信頼性の高さを重視するならスマホ連携タイプ、自由度の高さならOS搭載タイプというのがセオリーだ。

スマホとの接続方法も重要。接続方法には有線接続タイプと無線接続タイプ、両方を備えたタイプがある。

有線接続タイプは運転席付近にスマホを置かなければならないが、ナビを使いながらスマホを充電できるメリットがある。いちいちスマホを接続するのが面倒なら、無線接続機能の付いたモデル、もしくはOS搭載タイプがベターだ。
 

ダイハツ ムーヴのワイヤレス充電▲ただ、無線接続を選んでもワイヤレス充電と併用すれば、スマホのバッテリー残量を気にせず、ディスプレイオーディオを使うことが可能。画像はダイハツ ムーヴ(6代目)

設置可能な形状・サイズか確かめる

ディスプレイオーディオのサイズは、一般的なカーAV機器と同じく、DIN規格にのっとっている場合がほとんど。DINとはカーオーディオなど工業製品における世界標準のサイズで、「1DIN(幅18cm×高5cm)」「2DIN(幅18cm×高10cm)」などがある。

1DIN用はディスプレイが本体の外に出る「フローティング式」、2DIN用はコンソール内にディスプレイが収まる「インダッシュ式」が主流だ。

1DIN用か2DIN用か、ディスプレイのサイズをどの程度にするかは、取り付ける車の状況と好みによる。ディスプレイのサイズは、現在6~10インチほどが多い。サイズが大きいほど見やすく、タッチ操作もしやすい。ただ、大きすぎると視界を妨げたり、スイッチの操作に支障が出たりすることもあるので、気をつけよう。
 

対応アプリの種類・機能を確認する

アプリの種類や機能は、ディスプレイオーディオの使い勝手を大きく左右する。Apple CarPlayまたはAndroid Autoのどちらでも問題ないが、地図の見やすさやタッチパネルの操作性には好みがあるので要チェックだ。

気をつけたいのはOS搭載タイプ。モデルごとに使えるアプリやタッチパネルの反応速度、CPU処理速度などが異なるので、より入念なチェックが必要だ。
 

車内のイメージ▲持っているスマホが使いたいディスプレイオーディオに対応しているかも要チェック

付加機能・拡張性を見比べる

ディスプレイオーディオを選ぶ際は、付加機能・拡張性の高さにも注目。Wi-Fi経由やHDMI端子経由でスマホなどの映像をディスプレイに映し出せるモデルも少なくない。

また、一部にはRCA入出力端子を備えたモデルも。DVDプレーヤーやオーディオシステムなどとの精密な連携を可能にしている。音質にこだわりたい人や、動画などを視聴したい人は、付加機能・拡張性もきちんとチェックしよう。
 

 

ディスプレイオーディオの人気メーカー

現在ではカーAV機器メーカーの多くがディスプレイオーディオをラインナップしている。各社の大まかな特徴を見ていこう。
 

パイオニア

ディスプレイオーディオだけで現在6種類(Apple CarPlay/Android Auto非対応モデルも入れると7種類)を用意しているパイオニア。ラインナップは、リーズナブルなモデルから高精細HDディスプレイを搭載する上位モデルまで幅広い。

上位モデルには、パイオニアが長年培ってきた高音質化技術を投入。高性能DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)や独自の圧縮音源補正技術が搭載され、カロッツェリアらしいリアルな車内音響空間を楽しめる。
 

ケンウッド

ケンウッドの特徴は高画質にある。高精細なLEDバックライトを採用したモデルが多く、明るい場所でも画面を見やすいのがメリットだ。静電容量式タッチパネルなら軽く触れるだけで反応。「操作感が良い」と評判だ。

また、「MirrorAPP+」アプリをダウンロードすることで簡単にスマホ画面をミラーリングできる機能も特徴のひとつとなっている。
 

アルパイン

「フローティングビッグDA」シリーズに代表されるアルパインのディスプレイオーディオは、1DINの限られたスペースに大画面を設置できるのが強み。適合性が高く、インパネともマッチしやすい。

11型級の大画面モデルも選べ、アルパインならではの音質調整機能もGOODだ。
 

 

専門家オススメ! ディスプレイオーディオ(カーナビ)7選

ディスプレイオーディオに精通する浮田さんオススメの5モデルと、ニーズの高い人気車種専用のモデルを紹介する。

なお、今回はApple CarPlay/Android Autoを使える「ディスプレイオーディオ的なカーナビ」も含めてセレクトした。選択肢が多くなるほど自分に合った機器を選ぶことができるからだ。
 

機種名 概要 DIN数 ディスプレイ 価格(オートバックス通販サイト)
カロッツェリア DMH-SF900 ・ドライブの気分を盛り上げる「ルミナスバー」
・WebLink対応
1DIN 10.1V型 11万2000円
カロッツェリア FH-8500DVS ・カロッツェリアならではの高音質
・CD/DVD、DVD-R/RWを再生可能
2DIN 6.78V型 3万9800円
ケンウッド DMX5523S ・ステアリングリモコン対応
・ワイヤレスミラーリング機能
2DIN 6.8V型 4万7800円
カロッツェリア AVIC-RZ722 ・楽ナビのスマホ連携モデル
・ステアリングリモコン対応
2DIN 7V型 9万2800円
ケンウッド MDV-MX12F ・彩速ナビのスマホ連携モデル
・Mini LED搭載による高画質
2DIN 10V型 21万8000円
アルパイン DAF11Z-HI-200-PM ・200系ハイエース専用
・純正パノラミックビューモニター対応
1DIN 11型 15万8000円
アルパイン PF9DA-JI-64 ・ジムニー/ジムニーシエラ専用
・インテリアに合わせたインストルメントパネル
1DIN 9型 11万8000円
機種名 概要 DIN数 ディスプレイ 価格(オートバックス通販サイト)
カロッツェリア DMH-SF900 ・ドライブの気分を盛り上げる「ルミナスバー」
・WebLink対応
1DIN 10.1V型 11万2000円
カロッツェリア FH-8500DVS ・カロッツェリアならではの高音質
・CD/DVD、DVD-R/RWを再生可能
2DIN 6.78V型 3万9800円
ケンウッド DMX5523S ・ステアリングリモコン対応
・ワイヤレスミラーリング機能
2DIN 6.8V型 4万7800円
カロッツェリア AVIC-RZ722 ・楽ナビのスマホ連携モデル
・ステアリングリモコン対応
2DIN 7V型 9万2800円
ケンウッド MDV-MX12F ・彩速ナビのスマホ連携モデル
・Mini LED搭載による高画質
2DIN 10V型 21万8000円
アルパイン DAF11Z-HI-200-PM ・200系ハイエース専用
・純正パノラミックビューモニター対応
1DIN 11型 15万8000円
アルパイン PF9DA-JI-64 ・ジムニー/ジムニーシエラ専用
・インテリアに合わせたインストルメントパネル
1DIN 9型 11万8000円

オススメ①:カロッツェリア DMH-SF900|欲しい機能がすべて揃った最高峰モデル

カロッツェリアにおけるディスプレイオーディオのフラッグシップモデル。機能にこだわる方にイチオシだ。

フローティング式ならではの10.1V型という大画面を採用。ディスプレイの位置や角度を細かく調整できる点も気が利いている。

WebLink機能を使えば、YouTubeなどの対応Webコンテンツを大画面で楽しむこともできるのもうれしいところだ。
 

浮田義之

浮田義之さん1DINなので中古車や輸入車も含め、幅広い車種に装着できます。ただ画面が大きいので、運転の支障にならない取り付け場所を選びましょう。

DMH-SF900▲画面上部のルミナスバーは装飾であるだけでなく、ナビで右左折までの距離などを視覚的にお知らせする機能も

【DMH-SF900の注目データ】
タイプ:スマホ連携型ディスプレイオーディオ
DIN数/搭載方式:1DIN・フローティング式
ディスプレイ:10.1V型HD液晶
画素数:1280×720×3
Bluetooth:◯
Wi-Fi:◯
HDMI入力:◯
映像入力:◯(RCA・バックカメラ用のみ)
映像出力:◯(RCA)
GPS:◯
価格(オートバックス通販サイト ※以下同):11万2000円
オートバックス「カロッツェリア DMH-SF900」(外部リンクへ遷移します)
 

オススメ②:カロッツェリア FH-8500DVS|必要十分な機能が2DINの中に

最近のディスプレイオーディオでは珍しく、CD/DVDプレーヤーを搭載。「ディスプレイ付きオーディオ」という本来の機能に特化したシンプルなモデルだ。

HDMI入力やGPSアンテナなどの装備を省略し、リーズナブルな価格を実現している。

インパネに2DINのスペースがある車種で、音質にこだわりながら、手軽にディスプレイオーディオを楽しみたい人にピッタリだ。
 

FH-8500DVS▲ボリュームなどよく使う機能については、タッチパネルだけでなく物理ボタンでの操作も可能としている

【FH-8500DVSの注目データ】
タイプ:スマホ連携型ディスプレイオーディオ
DIN数/搭載方式:2DIN/インダッシュ式
ディスプレイ:6.78V型ワイドVGA
画素数:800×480×3
Bluetooth:◯
Wi-Fi:◯
HDMI入力:×
映像入力:◯(RCA)
映像出力:◯(RCA)
GPS:×
価格:3万9800円
オートバックス「カロッツェリア FH-8500DVS」(外部リンクへ遷移します)
 

オススメ③:ケンウッド DMX5523S|ワイヤレスで簡単にミラーリング可能

純正カーオーディオのようにステアリングリモコンで操作できる。2DINインダッシュ式のディスプレイオーディオ。リーズナブルな価格帯ながら画面も十分にキレイだ。

HDMIはないが、スマホの画面をワイヤレスでミラーリングできる機能が付いているのもポイント。コストを抑えつつ、動画も手軽に楽しみたい方にうってつけだろう。
 

浮田義之

浮田義之さんスマホに専用アプリをインストールすることでミラーリングできるようになります。著作権で保護されたコンテンツは視聴できませんが、ディスプレイ上で検索などができるのが特徴です。

DMX5523S▲2DINインダッシュで見た目もすっきり。ディスプレイ左のスマートフラットキーも使いやすい

【DMX5523Sの注目データ】
タイプ:スマホ連携型ディスプレイオーディオ
DIN数/搭載方式:2DIN/インダッシュ式
ディスプレイ:6.8V型
画素数:1024×600×3
Bluetooth:◯
Wi-Fi:◯
HDMI入力:×
映像入力:◯(RCA)
映像出力:◯(RCA)
GPS:◯
価格:4万7800円
オートバックス「ケンウッド DMX5523S」(外部リンクへ遷移します)

オススメ④:カロッツェリア AVIC-RZ722|あの楽ナビがスマホ連携で進化

大人気のカーナビ「楽ナビ」でもApple CarPlay/Android Autoが使えるようになった!

ディスプレイは7V型で2DINインダッシュ型としてはトップクラスのサイズ。HD液晶の高画質も自慢のモデルだ。カーナビとディスプレイオーディオを良いとこ取りしている。お手頃価格なので、コスパ重視の方は要チェックだ。
 

浮田義之

浮田義之さん『おでかけ検索(オンライン)』はスマホ感覚で目的地をスピーディに探せる機能。カーナビなのでナビ精度が高いのもポイントです。

AVIC-RZ722▲リアモニターを追加し、HDMI経由でスマホの映像を出力することも可能

【AVIC-RZ722の注目データ】
タイプ:スマホ連携対応カーナビ
DIN数/搭載方式:2DIN/インダッシュ式
ディスプレイ:7V型HD液晶
画素数:1280×720×3
Bluetooth:◯
Wi-Fi:◯
HDMI入力:◯
映像入力:×
映像出力:◯(RCA・リア用)
GPS:◯
価格:9万2800円
オートバックス「カロッツェリア AVIC-RZ722」(外部リンクへ遷移します)
 

オススメ⑤:ケンウッド MDV-MX12F|2DINなのにフローティング式の大画面

彩速ナビは画面の美しさで定評あるカーナビだ。2DINのスペースをフルに活用した多機能モデルであり、Mini LEDバックライトを採用。ディスプレイは高輝度で色彩表現が豊かだ。

フローティング式ゆえの大画面で、見やすく使い勝手も抜群。地上デジタルTVチューナを搭載する他、HDMI入力にも対応しているので、動画を高画質で堪能できる。ディスプレイオーディオをフル活用したい人にはもってこいだろう。
 

MDV-MX12F▲音声入力はもちろん、純正ステアリングスイッチでの操作にも対応。安全性も高い

【MDV-MX12Fの注目データ】
タイプ:スマホ連携対応カーナビ
DIN数/搭載方式:2DIN/フローティング式
ディスプレイ:10V型HDパネル
画素数:1280×720×3
Bluetooth:◯
Wi-Fi:◯
HDMI入力:◯
映像入力:◯(RCA・バックカメラ用のみ)
映像出力:◯(HDMI)
GPS:◯
価格:21万8000円
オートバックス「ケンウッド MDV-MX12F」(外部リンクへ遷移します)
 

番外編①:アルパイン DAF11Z-HI-200-PM|パノラミックビューモニターに対応する200系ハイエース専用品

2020年5月以降のトヨタ ハイエース(200系)の純正パノラミックビューモニター装着車に適合。ディスプレイは11型の特大サイズで、純正パノラミックビューモニター映像をディスプレイオーディオに映すための変換配線がワンセットになったキットだ。

HDMIケーブルをつなげば動画アプリも視聴可能。車内が極上のエンタメ空間に変わるだろう。
 

DAF11Z-HI-200-PM▲ビルトインUSB/HDMI接続ユニットも同梱で、エアコン操作パネル横にすっきり収まる

【DAF11Z-HI-200-PMの注目データ】
タイプ:スマホ連携型ディスプレイオーディオ
DIN数/搭載方式:1DIN/フローティング式
ディスプレイ:11型WXGA
画素数:1280×720×3
Bluetooth:◯
Wi-Fi:◯
HDMI入力:◯
映像入力:◯(AUX)
映像出力:◯(HDMI)
GPS:◯
価格:15万8000円
オートバックス「アルパイン DAF11Z-HI-200-PM」(外部リンクへ遷移します)
 

番外編②:アルパイン PF9DA-JI-64|インテリアとマッチするJB64ジムニー/JB74ジムニーシエラ専用品

スズキ ジムニー(JB64)/ジムニーシエラ(JB74)専用品として開発された、インストールキット付きディスプレイオーディオ。純正ナビは画面が小さい、価格が高すぎるという人にオススメだ。ハイレゾ音源対応で、オーディオ環境も格段にグレードアップする。

また、アルパインのパーフェクトフィットシリーズは、純正インテリアの雰囲気を壊さないフィット感が魅力。このモデルもまるで純正品のような仕上がりだ。
 

PF9DA-JI-64▲なんと起動時のオープニング画面もジムニー専用。ドライブの気分がいっそう盛り上がる!

【PF9DA-JI-64の注目データ】
タイプ:スマホ連携型ディスプレイオーディオ
DIN数/搭載方式:1DIN/フローティング式
ディスプレイ:9型WXGA
画素数:1280×720×3
Bluetooth:◯
Wi-Fi:◯
HDMI入力:◯
映像入力:◯(AUX)
映像出力:◯(HDMI)
GPS:◯
価格:11万8000円
オートバックス「アルパイン PF9DA-JI-64」(外部リンクへ遷移します)
 

 

【メーカー別】純正ディスプレイオーディオの特徴もチェック

純正ディスプレイオーディオと一口に言っても、メーカーによって特徴は異なる。どのようなモデルが用意されているか、把握しておくと良いだろう。
 

 

トヨタの純正ディスプレイオーディオ

トヨタでは多くの現行モデルで「ディスプレイオーディオ」を標準装備、もしくはオプション設定している。

一部モデルで採用される「ディスプレイオーディオPlus」では、通信が途切れた際も経路誘導を継続してくれる車載ナビ機能を搭載。定義上はスマホ連携対応カーナビに近いが、メーカーの扱い上はディスプレイオーディオとなっている。
 

トヨタのディスプレイオーディオ▲トヨタではディスプレイオーディオを積極的に採用。例えばコンパクトカーのトヨタ ヤリス(初代)でもディスプレイオーディオに加えて、中間グレード以上ではディスプレイオーディオPlusが標準化されている

さらに別契約の「T-Connectサービス」に申し込むことで、リアルタイム交通情報を取得可能。エアコンや窓などの操作を音声でできるようになる。
 

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ホンダの純正ディスプレイオーディオ

ディスプレイオーディオはフィット(4代目)やN-BOX(3代目)などの現行コンパクトカー・軽自動車には8インチのベーシックモデル、フリード(3代目)やWR-V(初代)などには同じ8インチながら上位モデルを設定。HDMI接続やBluetoothにも対応しているが、機能自体はおおむねシンプルだ。
 

ホンダのディスプレイオーディオ▲ホンダ N-ONE e:(初代)のディスプレイオーディオ。Googleと協力関係を結んで開発した車載コネクテッドサービス「HONDA Connect」を軽自動車や商用車にも展開

別途「HONDA CONNECT」に申し込めば、専用アプリでエアコン遠隔操作やドアロック確認、ALSOK駆けつけサービスなどの機能を利用できる。

なお、現行モデルのカーナビも一部モデルを除いてスマホ連携が可能だが、モデルによってワイヤレス接続の可否が異なるので注意が必要だ。
 

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日産の純正ディスプレイオーディオ

日産は通信機能付きのカーナビ「NissanConnectナビゲーションシステム」、9インチの純正カーナビとディスプレイオーディオを車種・仕様別に設定。どちらかというとカーナビが中心となっている。
 

日産のディスプレイオーディオ▲こちらがNissanConnectナビゲーションシステム。画像は日産 セレナ(6代目)

ただ、いずれもApple CarPlay/Android Auto対応のカーナビを設定。インテリジェント アラウンドビューモニターやドライブレコーダーなどに対応し、車両との高度な連携が図られている。
 

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マツダの純正ディスプレイオーディオ

マツダでは、ほぼすべての現行モデルにApple CarPlay/Android Auto対応のセンターディスプレイ(8.8~10.25インチ)が標準装備されている。専用アプリ「MyMazda」と連携すれば、スマホから駐車位置検索、ドアロック、目的地送信なども可能だ。
 

マツダのディスプレイオーディオ▲マツダ CX-80(初代)のディスプレイオーディオ。連携するMyMazdaアプリには、「ドライバー異常時対応システム」と連動した緊急時の自動通報機能も備わっている

多くのモデルに採用される「コマンダーコントロール」は操作が直感的。別途「ナビゲーション用SDカード」を購入すれば、スマホ連携なしでもナビゲーションを利用できる。
 

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スバルの純正ディスプレイオーディオ

スバルではクロストレック(初代)やレヴォーグ(2代目)などの現行モデルで11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを標準装備。Apple CarPlay/Android Autoにも対応し、カーAVの独自規格化、ビルトイン化が進んでいる。
 

スバルのディスプレイオーディオ▲スバル フォレスター(6代目)のディスプレイオーディオ。大画面でタブレット感覚で使えるのが魅力

コネクテッドサービス「MySubaru Connect」に申し込めば、遠隔操作(エアコン・ドアロック)や故障診断、マイカー検索、オペレーターサービスなどが利用できる。
 

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三菱の純正ディスプレイオーディオ

三菱ではオリジナルの9型ディスプレイオーディオを用意。しかし、主流となるのはカーナビだ。デリカミニ(2代目)やアウトランダー(3代目)などの現行モデルではApple CarPlay/Android Auto対応カーナビをグレード別に設定している。
 

三菱のディスプレイオーディオ▲デリカミニ(2代目)の12.3インチナビゲーションディスプレイの画面。7インチのカラー液晶メーターと一体化するなど、レイアウトも工夫されている

さらに、デリカD:5など一部車種ではカーナビが販売店オプションとなるなど、車種ごとに異なる状況だ。
 

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スズキの純正ディスプレイオーディオ

スズキではメーカーオプション設定される機器が車種ごとに異なっており、7インチ/9インチのディスプレイオーディオなどを用意。ディスプレイオーディオについてはバックアイカメラに連動しているのはもちろん、HDMI入力にも対応している。

スズキのディスプレイオーディオ▲ディスプレイオーディオだけでなく、スマホ連携機能が付いた9インチのメモリーナビゲーションも採用。画像はスズキ スペーシア(3代目)

さらに、多くの現行モデルで適応している「スズキコネクト」を契約すれば、緊急通報やトラブルサポートの機能を利用することも可能だ。
 

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ダイハツの純正ディスプレイオーディオ

ダイハツではメーカーオプションとして「9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ」などを設定。ディーラーオプションでは、「10インチ スマホ連携スタイリッシュナビ」などスマホ連携できるカーナビが中心となっている。
 

ダイハツのディスプレイオーディオ▲こちらが9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ。Apple CarPlayはワイヤレス接続だが、Android AutoはUSB接続となる

ほぼすべての車種でコネクテッドサービス「ダイハツコネクト」に対応しており、加入(有料)すると事故時の自動通報、駐車位置の確認、車検・点検の通知といった機能を利用できる。
 

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ディスプレイオーディオの取り付け方

ディスプレイオーディオを装着する方法は、「自分で取り付ける」もしくは「ディーラーや販売店に依頼する」のが主な方法だ。それぞれ具体的な手順を解説する。
 

自分で取り付ける

ディスプレイオーディオは自分で装着することも可能。配線方法はディスプレイオーディオの機種や取り付ける車種によって異なるが、基本的な手順は次のとおりだ。
 

ディスプレイオーディオの取り付け手順

  • ①バッテリーのマイナス端子を外す
  • ②ナビまわりの内装材を外す
  • ③古いナビ本体や配線を取り外す
  • ④車両側にディスプレイオーディオ用の配線を取り付ける
  • ⑤ディスプレイオーディオに配線を接続する
  • ⑥バッテリーのマイナス端子を元に戻す
  • ⑦動作確認する

気をつけたいのは、バッテリーのマイナス端子。ショートや感電を防止するため、作業時は必ず外しておくこと。内装材はキズつきやすく、クリップなどを破損しやすいため、取り扱いに注意が必要だ。

ただ、一般的に多機能なディスプレイオーディオほど、配線も複雑になる。専門知識が必要となる場合もあるので、車の電装品に詳しくなかったり、不安だったりするなら、プロに任せた方が安心だろう。
 

ディーラー・販売店に依頼する

車両と同時にディスプレイオーディオを購入するなら、ディーラー・中古車販売店に依頼するのがベター。車両購入とセットなら、本体代や取り付け工賃を割り引いてもらえるケースもある。

一方、すでに乗っている車両に後付けする場合、ディーラーでは社外品の取り付けを断られることもある。そのため、ディスプレイオーディオを購入する販売店やカー用品店などにお願いするのが無難。車種と製品の適応なども、同時に確認してもらえるので安心だろう。
 

 

ディスプレイオーディオの取り付け工賃

ディスプレイオーディオやカーナビの取り付け工賃は、依頼する店舗や装着する機種、車種などの条件によって大きく変わる。配線の数は機種によって異なるし、内装を外す手間も車種によって様々だからだ。

通常の1DINまたは2DINのディスプレイオーディオを国産車に装着する場合、取り付け工賃の相場は一般的に2万~5万円程度というところ。輸入車や希少車では高くなる傾向がある。
 

浮田義之

浮田義之さんオートバックスでは、本体代と取り付け工賃がセットでお得になる「取り付け工賃コミコミセット」も用意されています(一部商品のみ。車種は国産車に限定)。こういったセットを利用するのも手でしょう。

 

ディスプレイオーディオに関するよくある質問

最後に、ディスプレイオーディオの購入を検討する際によくある質問に答えよう。
 

Q.ディスプレイオーディオのメリット・デメリットは?

ディスプレイオーディオのメリットはたくさんあるが、最たるものは「普段使い慣れているスマホと同様の使い勝手でナビ機能や音楽機能を使えること」だろう。

例えば、ディスプレイオーディオならスマホ同様、キーワードから目的地を推測して探してもらえる。音楽再生も、スマホに入っている音源をそのまま使うことが可能だ。

デメリットは、通信が途切れるとナビ機能も使えない可能性があること。また、モデルによって自車位置の精度がカーナビより大ざっぱとなるのもネックだろう。
 

Q.ディスプレイオーディオの音質を高める方法は?

まずは音質を重視したディスプレイオーディオを選ぶことが大前提。CDを超える情報量をもつ「ハイレゾ」への対応はもちろん、タイムアライメント機能やイコライザー機能の有無、オーディオの出力チャンネル数などに注目しよう。

加えて、外部アンプや外部プロセッサーを導入したり、高性能なスピーカーに入れ替えたりすると、さらに音質が向上。拡張性の高いモデルなら、本格的なカーAV環境を構築することも可能だ。
 

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文/田端邦彦 写真/Adobe Stock、パイオニア、アルパイン、ケンウッド、トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバル、三菱、スズキ、ダイハツ、綱島剛(DOCUMENT)
※記事内の情報は2026年4月7日時点のものです。
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。