フルモデルチェンジしたフリード(3代目)▲3列シートが収まっているとは思えないほどコンパクトな3代目ホンダ フリード。「エアー」(右)は2代目同様に5ナンバーサイズが維持された
 

コンパクトなのに人がたくさん乗れて、荷物も積める。そんなホンダ フリードは2024年6月にフルモデルチェンジ。新型となった3代目は「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞した実力派だ。販売も好調で、2025年の新車登録台数は乗用車で6位。普通乗用車としては、ホンダ車で最も売れているモデルとなった。

では、その人気の理由はどこにあるのだろうか? この記事では、3代目フリードの魅力についてひもといていこう。

出典:日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位 2025年1月~12月分」
 

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ホンダ フリード(3代目)
 

フリードはフルモデルチェンジでどこが変わった? 新型の特徴を総まとめ

2024年6月のフルモデルチェンジで登場した3代目フリード。最小クラスの3列シート車(2列シートもある)として、2代目より車内の快適さや使い勝手に磨きをかけながら、走りも大幅に気持ち良くなった

ここからは先代である2代目との違いに注目しながら、新型の特徴を詳細に解説していこう。
 

変更箇所 内容
ボディ・外装 ・ボディは「エアー」と「クロスター」の2つのタイプ
・ボディサイズは2代目から全長と全高が拡大
室内空間・内装 ・エアーとクロスターの特徴が明確に分かれる
・2~3列目シートの居住空間を拡大
積載性 ・3列シートの格納が簡単に
・2列シート車の積載性を向上
走行性能 ・ハイブリッドを「e:HEV」に変更
・パワーユニットごとに乗り味を差別化
装備 ・クラス初採用のリアクーラーなど装備が充実
変更箇所 内容
ボディ・外装 ・ボディは「エアー」と「クロスター」の2つのタイプ
・ボディサイズは2代目から全長と全高が拡大
室内空間・内装 ・エアーとクロスターの特徴が明確に分かれる
・2~3列目シートの居住空間を拡大
積載性 ・3列シートの格納が簡単に
・2列シート車の積載性を向上
走行性能 ・ハイブリッドを「e:HEV」に変更
・パワーユニットごとに乗り味を差別化
装備 ・クラス初採用のリアクーラーなど装備が充実
 

3代目フリードの新車時価格

3代目ではラインナップが大きく変わった。ガソリン車の最廉価グレードで新車時価格を比べると、2代目・最終モデルの「G」は233.1万円。対する3代目は「エアー」が262.4万円と29.3万円高くなっている。

アクティブな「クロスター」では2代目が262.8万円で、3代目が292.8万円なので30万円の値上げ。ハイブリッドも2代目が268.8万円、3代目の「e:HEV エアー」が302.3万円と、33.5万円高くなった。

ただし、3代目は2025年7月に価格変更されており、昨今の物価高を反映している。フルモデルチェンジ直後の値上げ幅は2代目から17万~18.5万円なので、機能や質感の向上を考えると妥当と言えるだろう。
 

グレード パワーユニット 駆動方式 新車時価格
エアー ガソリン FF 262万3500円
4WD 285万4500円
e:HEV FF 302万2800円
4WD 325万3800円
エアー EX ガソリン FF 6人乗り:281万2700円
7人乗り:285万6700円
4WD 304万3700円
e:HEV FF 6人乗り:321万2000円
7人乗り:325万6000円
4WD 344万3000円
クロスター ガソリン FF 5人乗り:292万8200円
6人乗り:297万2200円
4WD 5人乗り:315万9200円
6人乗り:320万3200円
e:HEV FF 5人乗り:332万7500円
6人乗り:337万1500円
4WD 5人乗り:355万8500円
6人乗り:360万2500円
グレード パワーユニット 駆動方式 新車時価格
エアー ガソリン FF 262万3500円
4WD 285万4500円
e:HEV FF 302万2800円
4WD 325万3800円
エアー EX ガソリン FF 6人乗り:
281万2700円
7人乗り:
285万6700円
4WD 304万3700円
e:HEV FF 6人乗り:
321万2000円
7人乗り:
325万6000円
4WD 344万3000円
クロスター ガソリン FF 5人乗り:
292万8200円
6人乗り:
297万2200円
4WD 5人乗り:
315万9200円
6人乗り:
320万3200円
e:HEV FF 5人乗り:
332万7500円
6人乗り:
337万1500円
4WD 5人乗り:
355万8500円
6人乗り:
360万2500円

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ホンダ フリード(3代目)
 

3代目フリードのボディ・外装

3代目のボディは、標準仕様の「エアー」、クロスオーバーSUV仕立てとした仕様の「クロスター」に大別される。2代目のクロスターは標準仕様に専用フロントグリルなどを与えたものだったが、3代目では両仕様の違いがよりハッキリした

ボディサイズは3代目の方が少し長くなっている。新たに採用されたハイブリッド方式「e:HEV」は従来の「SPORT HYBRID i-DCD」よりパワーユニットやバッテリーに大きなスペースを必要とするからだ。しかし、全長の拡大を45mmにとどめ、全幅も標準仕様では2代目と同じ1695mmとして、取り回しの良さを維持している。
 

項目 エアー クロスター
全長 4310mm
全幅 1695mm 1720mm
全高 FF:1755mm
4WD:1780mm
項目 エアー クロスター
全長 4310mm
全幅 1695mm 1720mm
全高 FF:1755mm 4WD:1780mm
田端邦彦

田端邦彦3代目は2代目より全高も45mmほど高くなり、車内がより開放的になっています。

エアーはシンプルでスマート

エアーのデザインはシンプル。ヘッドライトやフロントグリルの上辺、ボディサイドのプレスラインを一直線に揃えている。

2代目よりもあえて抑揚を抑え、メッキパーツなども控えめにすることで、スマートな印象になった
 

3代目フリードのエアー▲高度なプレス技術によって実現されたシャープなキャラクターラインは、質感の高さを感じさせる

リアは台形のフォルムを際立たせ、2代目より低い位置にリアコンビランプを配置。外観から、走りの良さや広い室内空間をイメージできる造形となっている。
 

3代目フリードのエアー

クロスターはタフでモダン

クロスターのデザインでは、クロスオーバーSUVらしさを表現。基本的な構成はエアー同様ながら、専用フロントバンパーやフロントグリルなどを装備して力強さが強調されている。

ルーフレールなどもタフな印象に寄与しているが、エアーに通じるモダンな雰囲気も残している。
 

3代目フリードのクロスター▲力強い造形が印象的だが、クロスターの全高はエアーと同じ。トレッドもエアーと同様だが、ホイールアーチモールを装備したことで、全幅はエアーより25mm拡大している
3代目フリードのエアー
 

3代目フリードの室内空間・内装

2代目では3列シート車をフリード、2列シート車をフリード+と別車種扱いだったが、3代目では3列シート車も2列シート車もフリードに統合された。

シートのラインナップはエアーとクロスターで異なる。エアーは2列目がキャプテンシートの6人乗りと、ベンチシートの7人乗り。クロスターは2列シート5人乗りと3列シート6人乗りが用意されている。

ライバルである3代目トヨタ シエンタは2列目シートがベンチシートのみなのに対して、3代目フリードではキャプテンシートがラインナップの中心。ロングスライドやウォークスルーなど、3列シート車らしい居心地の良さと使い勝手の良さが両立されているのが魅力だ。
 

項目 エアー クロスター
6人乗り 7人乗り 5人乗り 6人乗り
室内長 2645mm 1935mm 2645mm
室内幅 1470mm
室内高 1270mm 1260mm 1270mm
項目 エアー クロスター
6人乗り 7人乗り 5人乗り 6人乗り
室内長 2645mm 1935mm 2645mm
室内幅 1470mm
室内高 1270mm 1260mm 1270mm

内装は使い勝手と開放感が進化

3代目では、メーターをステアリング正面(2代目ではダッシュボード奥)に配置。インパネのレイアウトは、水平基調ですっきりとしている。

2代目では2本であったAピラーを1本にすることで、視界を確保しながら、車両感覚もつかみやすくなった。
 

3代目フリードのインパネ▲柔らかなファブリック素材をインパネに使うことで質感が向上したのも3代目の特徴だ

また、1列目シート背面の形状を工夫することで、2列目シートの足回りのスペースを従来型比で30mm拡大。3列目シートの肩まわりも65mm広くなり、よりゆったり座れるようになった。1列目から2列目に座る人の様子も見やすいから、子供のケアをしやすいのもポイントだろう。
 

3代目フリードのシート▲着座位置が後列になるほど高くなるから、どの席に座っても視界は良好。3列目はあくまでエマージェンシーシート扱いだが、短距離の移動なら大人でも問題なしだ

シートアレンジも進化

3代目のシートアレンジは2代目と同様に多彩。2列目には座面を前方に跳ね上げ、背もたれを前倒しする「ダブルフォールダウン機構」が採用されている。

トピックとなるのは、アレンジがより手軽になったこと。3列目シートは薄型化&軽量化され、折りたたみが楽に。買い物先で急きょシートを跳ね上げなければならないシーンでも、負担が少なくなった。
 

 

3代目フリードの積載性

3代目フリードは積載性も優秀だ。3列シート車でも最大長1320~1450mm×最大幅920mm×荷室高480mm、荷室容量1069~1241Lという大きなラゲージスペースを備える。
 

内容 3列シート 2列シート
開口部高さ 1110mm 1260mm
開口部地上高 480mm 335mm
開口部最大幅 1080mm 1080mm
内容 3列シート 2列シート
開口部高さ 1110mm 1260mm
開口部地上高 480mm 335mm
開口部最大幅 1080mm 1080mm

容積そのものは2代目から大きく変わっていないが、3代目では3列目シートを折りたたんだときの形状を垂直に近くすることで、シート間距離が160mm拡大(従来型比)。大きな荷物がより積みやすくなった
 

3代目フリードのエアーの荷室▲3列目シートを折りたたんだときの荷室。格納動作は手軽に行える

クロスターの荷室は多用途に使える

汚れたギアなどを積載してフィールドに繰り出す……。従来型でフリード+が担っていた役割は、クロスターの5人乗り仕様に引き継がれている。

5人乗り仕様では、専用のテールゲートやバンパーが採用。3列シート車より開口部が拡大され、背の高い荷物や重たい荷物も積みやすくなっている。
 

3代目フリードのクロスターの荷室▲クロスターの5人乗り仕様車のテールゲート。3列シート車でバンパーとなる部分まで大きく開く構造となっている

後席をたためば、26インチ自転車を2台も積載することも可能。車中泊では、大人2名が就寝できるスペースに。他にも2段に分割できるユーティリティボードや、マグネットを付けられるサイドパネルなど、キャンプなどで役立ちそうな仕組みが盛りだくさんだ。
 

3代目フリードのユーティリティサイドパネル▲マグネットを付けられるサイドパネルは、立面収納として使えるので便利

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ホンダ フリード(3代目)
 

3代目フリードの走行性能

3代目フリードは、走行性能が大幅に進化。“走って楽しい”車になったことも日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した大きな理由だった。

パワーユニットは1.5L ガソリンエンジンと、1.5Lガソリンエンジン+モーターのストロングハイブリッドシステム「e:HEV」の2種類。e:HEVは2基のモーターをメイン動力とし、エンジンを高速巡航時などの動力として補助的に使う。

3代目フリードのe:HEV▲4WD方式は最近流行のリアモーターではなく、プロペラシャフトで後輪に駆動力を伝えるもの。走行性能へのこだわりを感じさせる

乗り味は、パワーユニットによってはっきり分けられている。ガソリン車は比較的俊敏で、ハンドリング重視。e:HEV車は上質感があり、よりファミリーユースに適している。
 

低燃費で、ロングドライブでも力を発揮

3代目は燃費性能も向上。例えばハイブリッド車のFFでは、2代目の20.9km/Lから25.6km/Lまで高められている。高速道路もエアーのe:HEV車(FF)では24.2 km/Lと良好だ(ともにWLTCモード)。

変速ショックのない滑らかな加速特性もe:HEVの魅力だ。アクセルを踏み込むシーンでは高回転型のエンジンが力強くアシストしてくれ、高速道路での合流や登坂路でもストレスを感じないだろう。
 

グレード パワーユニット 駆動方式 WLTCモード燃費
エアー ガソリン FF 16.5km/L
4WD 14.5km/L
e:HEV FF 25.6km/L
4WD 21.3km/L
エアーEX ガソリン FF 6人乗り:16.4km/L
7人乗り:16.3km/L
4WD 14.4km/L
e:HEV FF 6人乗り:25.4km/L
7人乗り:25.3km/L
4WD 21.2km/L
クロスター ガソリン FF 16.4km/L
4WD 14.4km/L
e:HEV FF 25.5km/L
4WD 21.3km/L
グレード パワーユニット 駆動方式 WLTCモード燃費
エアー ガソリン FF 16.5km/L
4WD 14.5km/L
e:HEV FF 25.6km/L
4WD 21.3km/L
エアーEX ガソリン FF 6人乗り:16.4km/L
7人乗り:16.3km/L
4WD 14.4km/L
e:HEV FF 6人乗り:25.4km/L
7人乗り:25.3km/L
4WD 21.2km/L
クロスター ガソリン FF 16.4km/L
4WD 14.4km/L
e:HEV FF 25.5km/L
4WD 21.3km/L
 

3代目フリードの装備

3代目フリードは快適装備が充実し、前席だけでなく2列目3列目でも快適に過ごせる。
 

3代目フリードで注目したい快適装備

  • リアクーラー
  • エアコン連動型シートヒーター
  • 大型ロールサンシェード
  • 大型アシストグリップ

コンパクトミニバンとしては初採用となるリアクーラーは、スマホからも操作できる親切設計。ファミリーユースが想定されるだけに、うれしいところだろう。

他にも、遮光性能をアップしたロールサンシェードなど、気の利いた装備を採用。2代目で好評だったアシストグリップは、センターピラーにも同様の機能をもたせることで、小さな子供でも手が届きやすくなった。
 

3代目フリード▲シートヒーターはエアコンをAUTOに設定すると、温度に応じて自動的にオンになる

先進安全装備では15種類の機能を搭載

先進安全機能は、従来以上の広い範囲と高い精度で対象物を検知できるようになった。一般道で歩行者が横から車道に侵入した場合や、高速道路で他車が自車前方に割り込んだ場合などにも、安心感のある運転支援を行ってくれる。

さらに、車両前後のソナーセンサーが新たに備わったことにより、「踏み間違い事故軽減システム」を実装。駐車を支援してくれる機能は、2代目から特に大きく進化した部分だろう。

3代目に搭載される先進安全装備は、次のとおり。新たに搭載された機能には★を付けたので、安全装備を重視しているなら要チェックだ。
 

機能 内容
衝突軽減ブレーキ 車両や歩行者、自転車との衝突回避を支援。自動的にブレーキをかける
踏み間違い衝突軽減システム(★) 誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキの3つを合わせたもの
急アクセル抑制機能(★) 踏み間違いによる急発進・急加速を抑制し、音と表示で警告する
歩行者事故低減ステアリング 歩行者との衝突回避を支援するため、自動的に操舵する
路外逸脱抑制機能 道路境界を検知し、はみ出さないよう支援する
渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール 先行車との車間距離を保ちながら一定速度で走行する
車線維持支援システム 車線内を走行できるようステアリング操作を支援する
先行車発進お知らせ機能 停車時に先行車が発進したことを知らせる
標識認識機能 標識の見落とし防止を図る
オートハイビーム 先行車や対向車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替える
アダプティブドライビングビーム ハイビーム照射中に周辺状況に応じて照射範囲を自動でコントロールする
トラフィックジャムアシスト(★) 高速道路などでの渋滞時、ドライバーの運転負荷を軽減
ブラインドスポットインフォメーション(★) 走行中に斜め後ろの車の存在を検知する
パーキングセンサーシステム(★) 自車の前後の障害物を検知する
後退出庫サポート(★) 見通しの悪いバック時の出庫をサポートする
機能 内容
衝突軽減ブレーキ 車両や歩行者、自転車との衝突回避を支援。自動的にブレーキをかける
踏み間違い衝突軽減システム(★) 誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキの3つを合わせたもの
急アクセル抑制機能(★) 踏み間違いによる急発進・急加速を抑制し、音と表示で警告する
歩行者事故低減ステアリング 歩行者との衝突回避を支援するため、自動的に操舵する
路外逸脱抑制機能 道路境界を検知し、はみ出さないよう支援する
渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール 先行車との車間距離を保ちながら一定速度で走行する
車線維持支援システム 車線内を走行できるようステアリング操作を支援する
先行車発進お知らせ機能 停車時に先行車が発進したことを知らせる
標識認識機能 標識の見落とし防止を図る
オートハイビーム 先行車や対向車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替える
アダプティブドライビングビーム ハイビーム照射中に周辺状況に応じて照射範囲を自動でコントロールする
トラフィックジャムアシスト(★) 高速道路などでの渋滞時、ドライバーの運転負荷を軽減
ブラインドスポットインフォメーション(★) 走行中に斜め後ろの車の存在を検知する
パーキングセンサーシステム(★) 自車の前後の障害物を検知する
後退出庫サポート(★) 見通しの悪いバック時の出庫をサポートする

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ホンダ フリード(3代目)
 

3代目フリードのモデル変遷

3代目フリードがデビューから現在までに2度改良が実施されている。具体的な内容は下記のとおりだ。
 

2025年2月:一部改良

e:HEV車に新たな外装塗料が採用され、クリア材も変更された。ボディのツヤ感が増し、耐久性は従来の1.5倍以上に向上している。

また、それまでエアー EX、クロスターの6人乗り仕様のみのメーカーオプション設定だった「アダプティブドライビングビーム」「後退出庫サポート」「マルチビューカメラシステム」などを全e:HEV車で選択できるようになった。
 

2025年7月:一部改良

2025年2月の改良でe:HEV車に実施された外装塗料と、「アダプティブドライビングビーム」など安全装備・運転支援機能のメーカーオプションがガソリン車にも適用された。
 

 

フルモデルチェンジから約1年半で、中古車が狙い目に!

フルモデルチェンジから約1年半の現在。本来なら中古車が本格的に流通するのはまだまだこれから……という時期だが、カーセンサーにはすでに1500台前後もの新型フリードが掲載されている。新車での人気を反映したものと考えてよいだろう

ここからはニーズ別にオススメの選び方を解説していく。現在は中古車全体の約6割が登録済未使用車で、新車に近いコンディションの物件も狙いやすい。
 

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ホンダ フリード(3代目)
 

オススメな買い方1:価格重視ならガソリン車の「エアー」

とにかく安く新型フリードを手に入れたい人には、ガソリン車のエアーがオススメ。新車価格の安さを反映して中古車でも総額230万円前後から狙える。掲載台数は全体の1割弱だが、全体のボリュームが多いために選択肢は十分だ。
 

3代目フリードのエアー(ガソリン車)▲新型フリードの中古車全体の中で、ガソリン車の割合は3分の1ほど。同グレード同士ならハイブリッド車と装備的な差はない

エアーとエアー EXの装備の違いは、運転席&助手席ヒーターやブラインドスポットインフォメーションの有無、シート表皮の材質など。街中での使用がメインなら、エアーでも不満を感じることはないだろう。ただし、エアーは6人乗り仕様のみなので、2列目ベンチシートが好みならエアー EXが適任となる。
 

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ホンダ フリード(3代目) × エアー (FF/4WD)
 

オススメな買い方2:送迎やレジャーにも使いたい人は「e:HEV エアー EX」

家族や仲間をたくさん乗せて出かける人、長距離移動する機会が多い人は、力強いハイブリッド車がベター。中でもイチオシはe:HEV エアー EXの6人乗り仕様だ。

3列目シートに頻繁に座るなら、全席ウォークスルーとなる2列目キャプテンシートの6人乗り仕様が便利。もちろん、2列目シートの快適性も高い。同乗者に喜ばれる特等席となるだろう。
 

3代目フリードのe:HEV エアー EX▲リアクーラーが装備されるのもエアー EXの魅力

選びやすさの点からもe:HEV エアー EXは有利。というのも現在、中古車市場に流通している物件の中では最も多く流通しているグレードだからだ。e:HEV エアー EXの中古車価格帯は総額260万円前後~。例えば、2025年式・走行距離7000kmの物件なら総額259.9万円となっている。
 

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ホンダ フリード(3代目) × e:HEV エアー EX(FF/4WD)
 

オススメな買い方3:遊びのギアを載せるなら「クロスター」の5人乗り

ロードバイク・MTBやキャンプなど、遊びのトランスポーターとしてフリードを選ぶなら、クロスターの5人乗り仕様がピッタリだ。

荷室は3列シート仕様、ひいてはシエンタの5人乗り仕様と比べても広く、使いやすい。ユーティリティボードを活用すれば、上段を車中泊の就寝スペース、下段をギアの収納スペースといった使い分けもできる。
 

3代目フリードのクロスター▲中古車市場におけるクロスターの割合は3代目フリード全体の4分の1ほど。新車価格ではエアー EXより上位となる

クロスターの5人乗り仕様は現在120台ほど。ガソリン車とハイブリッド車の比率はほぼ半々だ。例えば、2024年式・走行距離4000kmのガソリン車なら、総額260万円前後で狙える。

ただ、ハイブリッド車になると価格帯は上がり、総額310万円前後~。現段階では新車時価格との差は大きくないが、経年とともにリーズナブルな物件が出てくるだろう。
 

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ホンダ フリード(3代目) × クロスター(FF/4WD) × e:HEV クロスター(FF/4WD) × 5人乗り

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ホンダ フリード(3代目)
文/田端邦彦 写真/ホンダ
※記事内の情報は2026年2月19日時点のものです。
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。

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