ランドクルーザーFJ▲ランドクルーザーに新しく加わる新型車「トヨタ ランドクルーザーFJ」ですが、いったいいつ頃出るのか……2026年1月下旬時点での情報をまとめました

2025年10月に世界初公開され、Japan Mobility Show 2025にも実物が出展された「ランクルFJ」ことトヨタ ランドクルーザーFJ。そのデザイン性と存在感、そしてちょうどいいサイズ感にひと目ぼれした人も多いかと思います。

この記事では、そんなランクルFJの正式発売が待ち遠しい人のため、現時点(2026年1月下旬)でわかっているランクルFJ情報をすべてお伝えいたします。
 

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新型車「ランドクルーザーFJ」(ランクルFJ)はいつ発売される?

ランドクルーザーFJは2026年年央頃、おそらく今年の6~7月前後に発売される予定です。

2025年12月17日にミドルサイズSUV「新型RAV4」が発売された際には、トヨタはディーラーで先行予約期間を設けていたと報じられています。ランクルFJも2026年5月頃から先行予約の受付が開始される可能性はゼロではありませんが、現時点では未定です。

いずれにせよランクルシリーズはどのモデルも非常に人気が高いため、発売と同時に注文が殺到し、早々に受注停止となってしまうことも珍しくありません。となれば当然、2026年6~7月前後に発売されるランクルFJの購入も「激戦必至」ということになるでしょう。
 

ランドクルーザーFJのイメージカット▲注文が殺到して早々に受注停止となったり、そもそも抽選に当たらないと購入申し込みができなかったりするケースなど、最近の人気モデルは「買うこと自体」が難しい場合も多い

価格はいまだ発表なし。とはいえ「ベースグレードは400万円台前半」と予想!

ランクルFJについて気になる部分のひとつである「新車価格」も、2026年1月下旬時点では未発表です。

ただ、ランクルFJよりも上級なモデルといえる「ランドクルーザー70」の直近の新車時車両価格は480万円~で、さらに上級モデルとなる「ランドクルーザー250」は520万円~となっています。

となれば、ランドクルーザーシリーズの中ではエントリーモデルに相当するランクルFJの新車価格は「ベースグレードは400万円台」と予想するのが順当でしょう。

もちろん、400万円台といってもランクル250の価格に近い「400万円台後半」になる可能性もゼロではありません。しかし、ランクルFJとほぼ同じ車格、なおかつ最新世代のハイブリッドシステムに刷新された5代目RAV4(グローバル市場では6代目)の価格は450万円~。それを踏まえると、あくまでも予想ではありますが、ランクルFJの新車価格は「400万円台前半~」になると考えられます。
 

 

そもそも新型ランクルFJはどんな車なのか?

ランドクルーザーFJは、70年以上の歴史をもつ「トヨタ ランドクルーザーシリーズ」に新たに加わるモデル。車格的には同シリーズ内のエントリーモデルに該当します。

ランクルFJの「FJ」は、コンセプトである「Freedom&Joy」の頭文字。トヨタはこれを「どこに暮らしていても、誰でも、自由な移動を楽しみ、生活が彩られていく」という新たな価値であると説明しています。
 

ランドクルーザーFJの走行シーン▲ハードな悪路を実際に走るかどうかはさておき、ランクルFJの「走ろうと思えば、いつでもどこでも走れる」という基本性能の高さと自在性は「Freedom&Joy」というコンセプトをまさに体現している

ボディサイズは「ミドルサイズSUV」に分類され、感覚としては「カローラクロス以上RAV4未満」といったところ。ランクルシリーズ内では最もコンパクトです。

ただし、プラットフォーム(基本的な骨格)は「IMV」シリーズという強固なタイプを採用しているため、ランクルFJは都市部で扱いやすいサイズのSUVであるのと同時に、「きわめてタフなSUV」でもあります。

これらの特性を総合すると、ランクルFJというSUVの基本的なキャラクターは「街乗りもこなせる本格オフローダー」ということになるでしょう。
 

ランドクルーザーFJの主なスペックは?

現時点で発表されているランクルFJ(プロトタイプ)の主要諸元は下記のとおりです。
 

項目 数値
ボディサイズ 全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mm
ホイールベース 2580mm
乗車定員 5人乗り
パワーユニット 2.7Lガソリンエンジン
駆動方式 パートタイム4WD
トランスミッション 6速AT(6 Super ECT)
エンジン最高出力 163ps
エンジン最大トルク 246N・m
項目 数値
ボディサイズ 全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mm
ホイールベース 2580mm
乗車定員 5人乗り
パワーユニット 2.7Lガソリンエンジン
駆動方式 パートタイム4WD
トランスミッション 6速AT(6 Super ECT)
エンジン最高出力 163ps
エンジン最大トルク 246N・m
 

新型ランクルFJの注目ポイントを解説!

以上のとおりご説明してきたランドクルーザーFJというSUVには、より具体的にはどのような魅力が詰まっているのでしょうか? 現時点で公開されている情報をもとに、解説いたします。
 

外装:「ランドクルーザーらしさ」を踏襲したエクステリア

歴代のランドクルーザーが重視してきた「居住性と積載性を考慮したスクエアなシルエット」をしっかり踏襲しつつ、しかし現代的なおしゃれ感も抜群である点がランクルFJのエクステリアデザインにおける特徴です。
 

ランドクルーザーFJのエクステリア▲歴代ランドクルーザーの質実剛健な基本デザインを踏襲しつつ、それだけでは終わらない「現代性」ももち合わせているランドクルーザーFJのエクステリア

ほぼ直方体といえるボディはサイコロがモチーフですが、ただ単に四角いだけではなく「角をそぎ落とした面取り構成」にすることで、絶妙なカタマリ感と楽しさが表現されています。

また、基本的にはシンプルな造形といえるボディに、力強い前後バンパーと張り出したフェンダーを加えることで「圧倒的な安定感」も表現されています。なお、前後バンパーのコーナー部分は取り外し可能で、修理が容易であるだけでなく、購入後のカスタマイズも行いやすい仕様になっています。
 

ランドクルーザーFJのコーナーバンパー▲オフロード車では、バンパーの角あたりをぶつけたり擦ったりしてしまうことも。そのため、コーナーバンパーは壊れた部分だけを取り外して交換できる構造になっている

内装:車のキャラクターに合っている実用的な造形

運転席前のインストルメントパネルは、現代的な水平基調のデザイン。これはランクルシリーズのお約束なのですが、ランクルFJでは細部のデザインが特に現代的であることから、結果として「クリーンでおしゃれなイメージ」につながっています。
 

ランドクルーザーFJのインパネ▲水平基調のインパネは「悪路走行時の車両姿勢を把握しやすいように」という理由で採用されたデザインだが、それによって図らずもおしゃれ感が生まれている

また、悪路走行を想定している車であるため、各種のモニターやスイッチ類などは少ない視線移動で行える工夫がされています。

そして、これも本来は「悪路走行のため」ですが、悪路でも路面を見下ろしやすいよう、ランクルFJのベルトライン(窓の下端が描くライン)は低く設計されています。結果として車内は開放感たっぷりで、前方の視界も良好です。
 

室内空間:後席も荷室もややコンパクトだが、実用性に問題なし

ランクルFJの具体的な室内寸法は、2026年1月下旬時点では公表されていません。しかし、Japan Mobility Show 2025の展示車両を実際にチェックした所見を踏まえると、「他のランクルシリーズより室内は狭いが、普通に使う分には特に問題なし」という結論になります。
 

ランドクルーザーFJの室内▲室内はランクル300のようにだだっ広いわけではないが、ミドルサイズのSUVとしては標準的な広さと快適性が確保されている

後席は、比較的コンパクトなSUVだけあって「広大」というニュアンスではありません。しかし、身長175cmの筆者が展示車に座ってみた印象は「これならごく普通に使える」という広さと高さ、そして座面の面積でした。

ラゲージスペースも決して広大ではありませんが、荷室内に大きな出っ張りが存在していないため、様々な形状の荷物を効率よく積載できるはずです。
 

走行性能:ランドクルーザーの名にふさわしい走破性

最高出力163ps/最大トルク246N・mの2.7L直4ガソリンエンジンは「2TR-FE」という型。これは大ヒットモデルであるランドクルーザープラドやハイエースなどでも採用された、非常に信頼性が高いユニットです。

そんなパワーユニットに、屈強なプラットフォームとパートタイム式4WDシステムを組み合わせたランクルFJは、「ランドクルーザー」を名乗るにふさわしい悪路走破性能を有していると推察できます。

最低地上高やアプローチアングル(斜面や坂を上るとき、地面などがバンパーの下部に当たるかどうかの指標になる数値)なども十分。ホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)も、よりヘビーデューティなSUVであるランクル70と同等です。

そして、ホイールベース(前後の車軸間の距離)もランクル250と比べて270mm短くしたことで、オフロードを走る際には非常に重要となる「機動性の高さ」も十分に担保されているはずです
 

取り回し:街乗りのしやすさはシリーズNo.1か

本格オフローダーであることは間違いないランクルFJですが、「街乗りのしやすさ」に関しては、数あるランクルシリーズの中でも随一かもしれません。

まずボディサイズが街乗りに適しています。ランクル300などの一般的なランドクルーザーは全長5m弱、全幅も2m近くになりますが、ランクルFJは全長4575mm、全幅も1855mm。これは、街中で普通に乗られていることが多いトヨタ RAV4とおおむね同等の数値です。
 

ランドクルーザーFJのサイズ感▲他のランクルシリーズ(向かって左の3台)と並ぶランクルFJ(一番右)。ランクルFJの全幅は一般的な中型SUVとおおむね同等のボディサイズなので、街中での取り回しに苦労することはなさそうだ

そして最小回転半径5.5mというのは、これまた都市部で大人気のSUVであるトヨタ ハリアーのSグレードまたはGグレードと同一。「狭い道で小回りが利かずに困り果てる」という事態は、ほぼ起きないと思っていいでしょう。

悪路走行の際に重要となる前方の視界もかなり良好な設計になっているため、ランクルFJは「オフロードにも市街地にも強いSUVである」ということができます。
 

ランドクルーザーFJのリア▲目視での後方視界は正直いまひとつと思われるボディ形状だが、バックカメラまたはパノラマビューモニターがあれば、おおむね問題はないはず

オプション:丸目型ヘッドランプなど、用途に合ったラインナップを予定

今後ランクルFJは、カスタマイズの楽しさが広がる各種オプション装備が随時導入される予定になっています。現時点で公式に発表されているオプション装備は下記のとおりです。
 

ランクルFJの主なオプション

  • 丸目型ヘッドランプ:歴代のランクルをほうふつとさせる
  • モールパネル:多様な用途に応じた荷室空間を提供し、アウトドア用品などを取り付けられる
  • 堅牢な外装アイテムと機能アイテム:ランクルらしい「どこへでも行く」オフロードスタイルを支える
ランドクルーザーFJのオプション▲写真は海外カスタマイズ仕様のプロトタイプ。日本でも、正式発売時にはレトロな丸目型ヘッドランプやルーフ上のモールパネルなど、各種のオプション装備がラインナップされる予定だ

この他、ランクルFJを運転してたどり着いたさらにその先で「トレイル」の楽しさを体感することができ、ランクルFJのラゲージに積載可能な電動パーソナルモビリティ「LAND HOPPER」も開発中です。
 

LAND HOPPER▲電動パーソナルモビリティ「LAND HOPPER」。折りたたんだ状態でランクルFJのラゲージに積載し、旅先にある未舗装の小道などをトレイルできる。現在開発中で発売されるかどうかは未定だが、ぜひ発売してほしい
 

シリーズ内の立ち位置は? 新型ランクルFJを他のランドクルーザーと比較する

現在、トヨタ ランドクルーザーシリーズでは「300」「250」「70」の3種類が販売されており、今後はそこに「ランドクルーザーFJ」が加わることになります。

ランクルFJを入れて計4種類となるランドクルーザーは、いずれも強固な「ラダーフレーム構造を採用する本格オフローダー」という点で共通しています。
 

ラダーフレーム構造▲ラダーフレーム構造またはボディ・オン・フレーム構造は、写真上のようなはしご(ラダー)状のフレームの上に別体式のボディを載せる構造。本格オフローダーに採用される場合が多い。写真はランクル300のラダーフレーム

しかし、計4種類のランドクルーザーの立ち位置は、それぞれ微妙に異なっています。ランクル各車のポジショニングは、おおむね下図のとおりです。
 

ランドクルーザーの立ち位置▲各ランドルクルーザーのポジショニングはおおよそこんな感じ

そして「屈強なオフローダーである」という点では他のランクル各車と完全に共通しているランクルFJですが、当然ながら細かい部分では数々の相違点があります。以下、ランクルFJと従来型ランドクルーザー各車の違いをチェックしてみることにしましょう。
 

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トヨタ ランドクルーザー300(初代) & トヨタ ランドクルーザー250(初代) & トヨタ ランドクルーザー70(初代)

ボディサイズ・ホイールベース

項目 ランクルFJ ランクル70 ランクル250 ランクル300
全長 4575mm 4890mm 4925mm 4985mm
全幅 1855mm 1870mm 1980mm 1980mm
全高 1960mm 1920mm 1925mm 1925mm
ホイールベース 2580mm 2730mm 2850mm 2850mm
項目 ランクルFJ ランクル70 ランクル250 ランクル300
全長 4575mm 4890mm 4925mm 4985mm
全幅 1855mm 1870mm 1980mm 1980mm
全高 1960mm 1920mm 1925mm 1925mm
ホイールベース 2580mm 2730mm 2850mm 2850mm

ランドクルーザー300と250は「巨大!」ともいえる寸法で、ランドクルーザー70もなかなかのサイズですが、ランクルFJは一般的なミドルサイズSUVとおおむね同等の全長および全幅です。

ただし全高は1960mmと、ランクルシリーズの中では最も背が高くなっています。
 

室内空間

項目 ランクルFJ ランクル70 ランクル250 ランクル300
シート列数 2列 2列 2列または3列 2列または3列
乗車定員 5名 5名 5名または7名 5名または7名
項目 ランクルFJ ランクル70 ランクル250 ランクル300
シート列数 2列 2列 2列または3列 2列または3列
乗車定員 5名 5名 5名または7名 5名または7名

ランクル250と300には、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りという2種類の仕様が用意されていますが、ランクルFJと70はシンプルな2列シート5人乗り仕様のみです。
 

パワートレイン

項目 ランクルFJ ランクル70 ランクル250 ランクル300
エンジン種類 2.7L直4ガソリン 2.8L直4ディーゼルターボ 2.8L直4ディーゼルターボ
2.7L直4ガソリン
3.3L V6ディーゼルターボ
3.5L V6ガソリンターボ
最高出力 163ps 204ps ディーゼル204ps
ガソリン163ps
ディーゼル307ps
ガソリン415ps
最大トルク 246N・m 500N・m ディーゼル500N・m
ガソリン246N・m
ディーゼル700N・m
ガソリン650N・m
駆動方式 パートタイム4WD パートタイム4WD フルタイム4WD フルタイム4WD
トランスミッション 6速AT 6速AT 8速AT 10速AT
項目 ランクルFJ ランクル70 ランクル250 ランクル300
エンジン種類 2.7L直4ガソリン 2.8L直4ディーゼルターボ 2.8L直4ディーゼルターボ
2.7L直4ガソリン
3.3L V6ディーゼルターボ
3.5L V6ガソリンターボ
最高出力 163ps 204ps ディーゼル204ps
ガソリン163ps
ディーゼル307ps
ガソリン415ps
最大トルク 246N・m 500N・m ディーゼル500N・m
ガソリン246N・m
ディーゼル700N・m
ガソリン650N・m
駆動方式 パートタイム4WD パートタイム4WD フルタイム4WD フルタイム4WD
トランスミッション 6速AT 6速AT 8速AT 10速AT

ランクルFJ以外のランドクルーザーにはディーゼルターボエンジンもラインナップされていますが、ランクルFJは程よいパワー感を備えた2.7Lガソリン自然吸気エンジンのみです。

また、ランドクルーザーシリーズの駆動方式は、悪路に強い「パートタイム4WD」が当初からの伝統であり、その方式をランクルFJも採用しています。しかし、プレミアムSUVとしての側面も強くなったランクル300と250には、ローレンジ付きのフルタイム4WDが採用されています。
 

 

長~い納車待ちを避けるなら、他のランドクルーザーを中古車で狙うのも手!

記事の冒頭部分でご説明したとおり、ランクルFJは大人気ゆえ、発売されてもすぐには買えない可能性があります。また、製造が追いつかず、長期にわたって買えない状況が続く恐れすらあります。であるならば、いっそのこと「他のランクル」を狙ってみるのもアリではないでしょうか?

もちろん「自分はとにかくランクルFJだけが欲しいのだ!」という場合は別ですが、もしもランクルFJではなく「ランクルシリーズ全体」に対して好感と憧れを抱いているのであれば、ランクルFJ以外のランドクルーザーであっても大いに満足できるはず。

そして注文から納車まで何ヵ月も、下手をすれば何年も待たなければならない新車のランクルFJと違い、中古のランドクルーザー各車であれば、契約から1~2週間後には納車となる場合も多いものです。

ということで、ここでは「ランクルFJの代わりになり得るランクル」について、集中的に考えてみることにしましょう。
 

大柄なサイズでもOKならランドクルーザー250

ランドクルーザー250▲こちらがランドクルーザー250。ボディサイズはランクル300に近いが、デザインの方向性はランクルFJにどことなく近いものがある

内外装のデザイン性にこだわりたかったり、大柄なボディサイズであっても特に問題はなかったりするなら、ランドクルーザー250が本命です。

ランドクルーザー250は、2024年4月に登場したランクルのライトデューティモデル。「原点回帰」をキーワードに、質実剛健なランドクルーザーとして開発されました。しかし、その質実剛健さは「シンプルゆえのおしゃれ感」につながり、ランクルFJとおおむね同等の素敵なビジュアルになっています。

そしてプラットフォームも、ランクルFJが採用しているものより上級な「GA-F」というタイプを使用。駆動方式も、ランクルFJのパートタイム4WDと比べれば乗用車に近い「フルタイム4WD」です。そのボディの大きささえ気にならないのであれば、街乗り用としてはランクルFJ以上に魅力的といえるでしょう。
 

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トヨタ ランドクルーザー250(初代)

ランクル250のオススメグレード①:2.7 VX 4WD

中古車の流通量が最も多く、そして最も安価に狙えるのが2.7Lの直4ガソリンエンジンを搭載するこちらのグレード。

このエンジンは2.8Lディーゼルターボエンジンと比べると若干非力ですが、普通の安全運転を心がけるのであれば、特に大きな問題はありません。
 

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トヨタ ランドクルーザー250(初代)×2.7 VX

ランクル250のオススメグレード②:2.8 VX ディーゼルターボ 4WD

ランドクルーザー250のVX ディーゼルターボ▲ランドクルーザー250 VX ディーゼルターボ

力強い2.8Lディーゼルターボエンジンを搭載する中間グレード。

こちらであればエンジンの非力さに伴う痛痒感はほとんど感じないはずです。同じディーゼルターボエンジンを搭載する最上級グレード「2.8 ZX ディーゼルターボ 4WD」でもいいのですが、そちらの中古車価格は高額。装備内容から考えても、中間グレードで十分だといえます。
 

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トヨタ ランドクルーザー250(初代)×2.8 VX ディーゼルターボ

「クラシック感」がお好きならランドクルーザー70

ランドクルーザー70▲基本的には本格オフローダーのためのランクルであるランドクルーザー70。写真は2023年11月に登場した再々発売モデル

レトロなニュアンスを好む人や雪道や悪路などを走る機会が多い人は、ランドクルーザー70に注目ください。

ランドクルーザー70は、1984年に登場したヘビーデューティ系モデル。世界中で鉱業や農業、あるいは人命救助などにも使われてきた、非常にタフな超本格オフローダーです。

そんなランクル70は、日本向けの仕様は2004年8月に販売終了となったのですが、2014年に4L V6ガソリンエンジンを搭載するモデルを期間限定で再発売。2023年11月には、2.8L直4ディーゼルターボエンジンに丸目のヘッドランプを採用したモデルが再び再発売されています。伝統に裏打ちされたクラシカルでシブいデザインも魅力でしょう。
 

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トヨタ ランドクルーザー70(初代)

ランクル70のオススメグレード①:4.0 4WD

2014年に期間限定で再発売されたのがこちらのグレード。パワーユニットは最高出力231psの4L V6ガソリンエンジンで、トランスミッションは5MTのみです。再発前のオリジナル世代(1984~2004年式)はさすがにちょっと古いですし、2023年11月以降の再々発世代はまだ高額なので、自動的にこちらがイチオシとなります。

走行距離がかさんでいる個体も多いものの、基本的にはきわめて頑丈な車であるため、しっかりと整備された多走行車でさえあれば、大きな問題はない場合がほとんどです。
 

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トヨタ ランドクルーザー70(初代)×4.0

ランクル70のオススメグレード②:2.8 AX ディーゼルターボ 4WD

ランドクルーザー70▲2023年11月に登場したランドクルーザー70 AX ディーゼルターボ

こちらは2023年11月に再々発売されたグレード。パワーユニットは4L V6ガソリンエンジンから2.8L直4ディーゼルターボに変更され、トランスミッションも6速ATに変更。内外装デザインも、ランクル70のクラシカルなニュアンスは十分に残しつつ、現代的なディテールに手直しされています。

とはいえ、中古車の支払総額は安い部類でも総額700万円を軽く超えてしまいます。もしも予算に余裕があるのであれば、かなりオススメです。
 

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トヨタ ランドクルーザー70(初代)×2.8 AX ディーゼルターボ

「好バランス」を求めるならランドクルーザープラド(4代目)

ランドクルーザープラド(4代目)▲「やや小ぶりなランクル」として1990年から2024年まで販売されたランドクルーザープラド。写真は4代目の後期型

予算はMAX300万円台ぐらいと考えている人と、大きすぎないランクルが欲しい人には4代目ランドクルーザープラドがオススメです。先代のライトデューティモデルで、ランクルFJのように日常使いに向いています。でありながら、手頃な予算で「ランクル品質」を堪能できます

ランドクルーザープラドは、ランクル70の派生モデルとして1990年に初代モデルが登場。2009年に登場した4代目プラドのボディサイズは「ランクルFJよりも少しだけ大きい」ぐらいのニュアンスで、混雑した都市部でも持て余すことはありません。

2009年から2024年までの長きにわたって生産されましたが、狙い目は2017年9月のマイナーチェンジを経た後期型でしょう。この世代であればエクステリアデザインが変更されるとともにインテリアも刷新。いまだ古びて見えませんし、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」や「ドライブスタートコントロール」が全車標準装備となっています。
 

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トヨタ ランドクルーザープラド(4代目)

4代目プラドのオススメグレード①:2.7 TX Lパッケージ 4WD

2017年9月以降のプラドのパワーユニットは2.7L直4ガソリンエンジンと、2.8L直4ディーゼルターボエンジンの2種類。オフロードをガンガン走る層にはディーゼルターボエンジン搭載グレードが人気ですが、主には舗装路を走る予定でしたら2.7Lガソリンエンジンでも特に不満は感じないはず。

そんなガソリンエンジン搭載グレードの中でも流通量が多いのが、上位グレードに相当する2.7 TX Lパッケージ 4WD。各種装備のレベルはなかなかに高く、実用性や快適性の面で不満を覚えることはほぼないでしょう。総額300万円台後半付近の価格帯でも、まずまず好条件な1台を見つけることが可能です。
 

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トヨタ ランドクルーザープラド(4代目)×2.7 TX Lパッケージ

4代目プラドのオススメグレード②:2.8 TX Lパッケージ ディーゼルターボ 4WD

ランドクルーザープラド(4代目)のTX Lパッケージ ディーゼル▲ランドクルーザープラド(4代目)のTX Lパッケージ ディーゼルターボ。写真は2017年のマイナーチェンジモデル

先ほど2.7Lガソリンエンジンでも十分という意味のことを申し上げました。しかし「より痛快に走れるランクル」をお求めなら、450N・mという強大な最大トルクを発生する2.8Lディーゼルターボエンジン搭載グレードがオススメです。

その場合、標準グレードでもいいのですが、より装備が充実している「2.8 TX Lパッケージ ディーゼルターボ 4WD」でも、中古車価格はさほど違いません。流通量も多めですし、どうせなら「Lパッケージ」の中から探す方が、自分の価値観に合った1台を見つけやすいはず。総額400万円台の半ば付近でも、十分好条件な1台が見つかるでしょう。
 

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トヨタ ランドクルーザープラド(4代目)×2.8 TX Lパッケージ ディーゼルターボ
文/伊達軍曹 写真/トヨタ
※記事内の情報は2026年1月29日時点のものです。
伊達軍曹

自動車ライター

伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。